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好きな先輩に『この中でだれが一番かわいい?』と送った私→「正論」2通に撃沈した話

  • 2026.7.22
ハウコレ

既読がついてから返事が来るまでの間に、私はマグカップを2回洗いました。やっと届いた言葉のあとで、私から送ったのは「たしかに笑」だけでした。

自分も写っている4人の写真を、私は好きな人に送りました。

友達の後押しと、よく写った1枚

相手は、同じバドミントンサークルの1つ上の先輩です。連絡は練習のことがほとんどで、たまに雑談が続く日もあります。私はいつからか、先輩の返信を練習と同じくらい楽しみにしていました。

その日は練習のあと、仲のいい友達と4人でパンケーキの店に行きました。店の看板の前で撮った1枚は光の具合がよくて、4人ともいつもよりよく写っています。

「聞くだけ聞いてみなよ」

先輩の話をしていたら、友達が笑ってそう言いました。脈があるなら、私を選んでくれるはずです。半分は冗談のふり、半分は本気でした。

「この中でだれが一番かわいいですか?」

写真に付けたのは、その質問だけです。グラスの水を飲みながら待って、既読がついたのは店を出る前でした。

間違っていないけど、ほしくなかった2通

家に帰っても、返事はまだ来ていませんでした。お茶を入れてマグカップを洗い、別の飲み物を入れて、もう1回洗いました。その間も、名前を挙げてくれる返事や、はぐらかす返事を、頭の中で順番に思い浮かべてはやめていました。

「順位つけるようなことじゃなくない?」「みんな楽しそうでいいじゃん」

届いたのは、その2通でした。間違ってはいないと思います。でも、ほしかった言葉のどれでもありませんでした。写真ごしに探りを入れた自分が、急に子どもっぽく思えてきます。

「たしかに笑」

精いっぱい平気なふりをして、私はそれだけを送りました。送ったあと、画面はそれきり動きませんでした。

球拾いの途中で、先輩から

次の練習日、私は体育館の入り口で先輩を見かけて、少しだけ遠回りをしました。挨拶はいつも通りにできたけれど、そのあとが続きません。コートも反対側を選んで、球拾いを続けました。平気なふりをする自信が、まだなかったからです。それなのに、休憩の時間に、先輩のほうから歩いてきました。

「この前の写真の店、どこにあるの?」

ラケットを持ち替えてから、私はやっと質問の意味がわかりました。

「あ!駅の裏です」

短く答えただけなのに、先輩は軽くうなずきました。

「ありがと。今度行ってみる」

順位はつけてくれなかったのに、写真のことはちゃんと見ていたようです。単純だと自分でも思いますが、それだけで、沈んでいた気持ちの置き場所が変わりました。

そして...

あの2通のメッセージは、消さずに残してあります。読み返すたびに恥ずかしくなります。それでも、変な聞き方をした私に、先輩はまじめに答えただけなのだと、今は思います。遠回しに確かめるのは、もうやめます。次は写真の力を借りずに、自分の口であのパンケーキの店に誘ってみるつもりです。

(20代女性・大学生)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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