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西日で夕方までエアコンの効きが鈍い…その後、50代夫婦がリフォーム会社担当から受けた“意外な説明”

  • 2026.8.2
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。西向きの部屋は夏の午後に強い日差しが入り、エアコンの効きに悩む方も多いのではないでしょうか。

断熱性の高い窓への交換は有力な対策ですが、マンションでは一戸建てのようにはいきません。今回は、窓の交換を計画して思わぬ制限に直面し、内窓で解決したBさん夫婦の事例を紹介します。

リフォーム会社に言われた「窓は交換できません」

築20年・総戸数80戸のマンションの西向き住戸に、Bさん(50代・会社員)夫婦は暮らしています。夏はリビングに強い西日が差し、夕方までエアコンの効きが鈍い状態でした。

断熱性の高いサッシに交換しようとリフォーム会社へ相談すると、担当者から意外な説明を受けます。

「窓枠と窓ガラスは共用部分にあたるので、個人の判断で勝手に交換することはできないんです」

国が示すマンション標準管理規約では、窓枠と窓ガラスは専有部分に含まれず、共用部分として扱われます。外観や性能の統一を保つための決まりで、開口部の改良は管理組合が計画修繕として行うのが原則です。Bさんのマンションの規約も同じでした。

管理組合に申請して内窓を設置

外窓の交換は承認ハードルが高い一方で、専有部分の側に内窓を増設する方法なら、管理組合への申請と承認を経て、各自の負担で実施できます。内窓は今ある窓の内側にもう一枚窓を付ける工事で、窓の間にできる空気の層が熱の出入りを抑える仕組みです。

標準管理規約のコメントにも、内窓の増設が改良工事の例として挙げられています。Bさんは理事長宛てに工事申請を出して承認を受け、リビングと寝室に内窓を設置しました。

西日の暑さと冬の結露が和らぎ、エアコンの効きも変わったといいます。

開口部のリフォームは規約の確認と工事申請から

窓や玄関扉などの開口部を替えたいときは、リフォーム会社へ相談する前に、管理規約と使用細則を確認してみてください。個人で完結させるなら内窓の増設が現実的で、承認も得やすく、断熱・防音・結露の改善が見込めます。

同じ悩みの住戸が多いなら、管理組合に要望を伝えてみましょう。声が集まれば、サッシの一斉更新が計画修繕として検討されるきっかけになります。まずは手元の管理規約で、窓などの開口部の扱いを確かめることから始めましょう。

参考:マンション標準管理規約(単棟型)・同コメント(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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