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「祖母の山、勝手に売ったよね」祖母の面倒を見てくれた叔母の裏切り→全額返金した叔母に待っていた自業自得の結末

  • 2026.6.25

祖母が遺した山林の話

私の祖母は晩年、物事の判断が少しずつ難しくなっていた。

書類の中身を一人で読むのもおぼつかなくなり、近くに住む伯父の嫁が身の回りの世話を引き受けてくれていた。

親族の誰もが、面倒見のいい人だと感謝していたくらいだ。

祖母には、代々受け継いできた山林が一つあった。

お金になるような土地ではないが、先祖の墓もある大切な場所だ。

誰も売り買いするなんて考えたこともなかったし、名義や登記の中身を確かめた者もいなかった。

その祖母が亡くなり、親族で相続の話し合いが始まったときだった。書類を整理していた父が、不動産の一覧に山が載っていないことに気づいたのだ。

相続の席で暴かれた無断売却

父が役所と法務局で調べた結果は、信じがたいものだった。祖母名義だった山は、数年前にすでに第三者へ売られていた。

手続きをしたのは、世話をしていた伯父の嫁本人。代金は彼女の口座に入り、子どもの看護学校の費用と、新しい家の購入資金に消えていた。

親族が集まる席で、父が書類を突きつけた。

「祖母の山、勝手に売ったよね」

彼女は一瞬だけ目を泳がせたが、すぐに開き直った。

「証拠でもあるの」

父は黙って登記の写しと、彼女名義の口座に入金された記録のコピーをテーブルに並べた。

彼女の顔から、見る間に血の気が引いていく。「一時的に借りただけ」と言いかけて、言葉が続かない。

最後は何も言い返せず、うつむいたまま身体を小刻みに震わせていた。

同席していた親族たちが一斉にざわめいた。「ひどい」「おばあちゃんが判断できないのを分かってて」。

誰も彼女をかばう者はいなかった。子どもながらに、私はその場の空気が一変したのをはっきり覚えている。

全額返金、そして天涯孤独へ

話はそれだけでは済まなかった。私文書偽造の疑いで警察も動き、彼女は売却で得た金を全額返すことになった。

看護学校の費用も、買ったばかりの家も、結局は手放さざるを得なかったらしい。

伯父は、妻のしたことに耐えきれず離婚を選んだ。彼女は親族の誰からも縁を切られ、頼れる身内が一人もいなくなった。

さらに数年後、彼女自身の子どもたちまでもが母親に愛想を尽かし、寄りつかなくなったと風の便りに聞いた。あれほど面倒見のいい人だと慕われていた人が、最後はたった一人になっていた。

祖母が大切にしていた山は戻らなかったけれど、墓だけは親族の手で守り続けている。あの相続の席で父が並べた一枚一枚の書類を、私は今も忘れない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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