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「孫を義兄の養子にしよう」と提案する義母→「最低だ、気持ち悪い」と高校生の息子が怒ったワケ

  • 2026.6.25
「孫を義兄の養子にしよう」と提案する義母→「最低だ、気持ち悪い」と高校生の息子が怒ったワケ

同居1ヶ月で出た提案

二世帯住宅を建てて、義母と独身の義兄との暮らしが始まった。慣れない同居にようやく息がつけてきた、ちょうど1ヶ月後のことだった。

夕食の片付けをしていた私を、義母がリビングに呼んだ。やけに改まった顔をしていた。

「孫を義兄の養子にしよう」

耳を疑った。義母はにこにこしたまま続けた。

「独身の兄さんには跡取りがいないでしょう。養子に入れれば、相続のときに一番簡単なのよ」

背筋がすっと冷たくなった。高校生の息子を、子のいない義兄の戸籍に入れる。それを「簡単だから」の一言で口にする神経が信じられなかった。

「大丈夫、書類だけの話。あなた達が親なのは変わらないんだから」

義母の口ぶりは、まるで保険の名義でも書き換えるようだった。私が言葉を探していると、横にいた夫まで小さくうなずいた。

「親なのは変わらないよ。戸籍上は違うけど」

息子に聞いてみた

夫まで乗り気だと知って、足元が崩れる気がした。それでも、ここで折れるわけにはいかなかった。

「そういう問題じゃない。うちには娘もいる」

私は声を抑えながら言った。

「息子だけが相続の犠牲になったって、一生恨むよ。本人の人生でしょう」

義母は「考えすぎよ」と取り合わない。夫も曖昧に黙っている。それなら、と私は当の息子を呼んで、事情をそのまま説明した。隠しても仕方がない。

話を聞き終えた息子は、しばらく無表情だった。それから、はっきりとこう言った。

「最低だよ、気持ち悪い」

居間の空気が止まった。義母の顔から笑みが消え、見るみる血の気が引いていく。

「な、なに言ってるの。あなたのためを思って」と義母が言いかけて、口ごもった。孫の冷ややかな目に、続きが出てこないようだった。

夫もばつが悪そうに目を逸らし、何も言えずにいた。味方だと思っていた孫に正面から拒まれて、義母はそれ以上ひと言も言い返せなかった。

「俺の戸籍を勝手に道具にしないでよ」

息子はそう言い残して、自分の部屋に戻っていった。

義母は呆然とソファに座り込んだまま動かなかった。

あの日以来、養子の話は一度も出ていない。義母は息子と顔を合わせると、決まりが悪そうに視線を下げるようになった。

守るべきものを守れて、本当によかったと思っている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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