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【南青山】根津美術館 企画展 はじめての古美術鑑賞 -美術のなかの文字-&青紅葉の庭園

  • 2026.6.14

これであなたも古美術通?!美術のなかの文字

根津美術館で開催中の「企画展 はじめての古美術鑑賞 -美術のなかの文字-」[2026 年5月30日(土)~7月12日(日)]を見て来ました。

2016年から根津美術館が開催している東洋古美術鑑賞の入口となる企画展「はじめての古美術鑑賞」シリーズ。毎回どんなテーマで開催されるのか楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。

7回目を迎える2026年は「美術のなかの文字」に注目です。 文字が分かると古美術鑑賞の楽しさもアップ!これであなたも古美術通?!になれるかもしれない展覧会です。

同時開催は展示室5「うた、ものがたりと蒔絵」、季節の茶道具は展示室6「涼一味の茶」を味わいます。

出典:リビング東京Web

根津美術館

鑑賞を深めてくれる文字、祈りや願いが込められた文字

古美術には多くの場合、作者や制作年代、来歴を教えてくれる様々な文字が記されています。また注文主やもとの持ち主の祈りや願いが込められた文字があらわされている作品もあります。

例えば画家の署名、印章(落款(らっかん))、所蔵を意味する鑑蔵印(かんぞういん)。また、詩文や和歌で自筆や他筆の賛(さん)を記した文字は、現代ではこれイイネ!と推しているような感じでしょうか。

屏風絵や絵巻、漆工芸品の風景のなかに組み込まれた文字は謎解きワークのよう。見つけて読めた時は、より作品と近づけた気分に。 信仰心の篤さが伝わる仏画のなかの文字や、銘文、文房具や器物に記された詩歌や吉祥文字には繁栄と幸福への願いが込められているようです。

経文で描かれた仏画《文字絵十一面観音像(もじえじゅういちめんかんのんぞう)》

企画展のキービジュアルになっている仏画《文字絵十一面観音像》(大臨晋城筆 1幅 絹本墨画 日本・江戸時代 嘉永6年(1853) 根津美術館蔵(福島静子氏寄贈))。 展示室の仏画の前のルーペから覗くと観音様のお顔や髪飾り、髪の毛から衣、足下の蓮華、観音様を乗せた雲や龍まで経文を書き連ねて描かれていることがわかります。

仏への祈りが込められた経文で描かれた観音様のお姿は、優しく柔らかで大らかな印象を受けます。

出典:リビング東京Web

企画展 はじめての古美術鑑賞 -美術のなかの文字- 入口付近 根津美術館

季節の茶道具取り合わせ 涼一味の茶

季節の茶道具取り合わせは涼一味の茶です。 夏の暑さを少しでも和らげて涼しく感じさせるような茶道具と茶室のしつらえでした。 コバルトブルーの染付の《祥瑞水玉文茶碗(しょんずいみずたまもんちゃわん)》(景徳鎮窯 中国・明時代・17世紀 根津美術館蔵)が一幅の清涼感となっていました。

床の掛軸は《蓮池水禽図(れんちすいきんず)》(梅隠筆 1幅 室町時代・16世紀 根津美術館蔵(小林中氏寄贈))。蓮池に2羽の鷺が佇んでいる夏らしい情景です。

中国では「蓮」と「連」、「鷺」と「路」の発音が通じることから「一路連科(いちろれんか)」(続けて科挙に合格する、立身出世する。)という意味の吉祥画題になるそうです。

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは、小皿にメダカが泳いでいるようなメダカ3寸皿(1,400円)、重要文化財《江天遠意図(こうてんえんいず)》(部分、伝周文筆 1幅 紙本墨画淡彩 日本・室町時代 15世紀 前期展示)のポストカード(150円)、《夕顔蒔絵板戸(ゆうがおまきえいたど)》(柴田是真・三浦乾也作 江戸時代)の夕顔をモチーフにした夏らしい懐紙(600円)を購入。

展示されていた重文《江天遠意図》は縦長の軸の画面上部から三分の二くらいまで、大岳周崇(だいがくしゅうすう)ほか11僧の「賛」で埋め尽くされている作品です。 ポストカードの絵(部分)は、軸の画面下部の三分の一くらいに墨画淡彩で描かれた水辺の風景です。手前の茅家を理想の棲家として禅僧たちが心情を漢詩に詠み賛として記された書斎画だそうです。対岸には遠く霞む山並みが見えます。

※価格は全て税込みです。文中に記載のないものは根津美術館蔵です。在庫はご確認ください。

出典:リビング東京Web

ミュージアムグッズ 根津美術館

青紅葉の庭園を散策

観覧の後は、青紅葉が爽やかな庭園を散策。

庭園内は木漏れ日の中に石畳の小路が通じていて、所々で季節の花が咲いていました。(※庭園の画像は公式ウェブサイトでも確認できます)

根津美術館で開催中の「企画展 はじめての古美術鑑賞 -美術のなかの文字-」は7月12日[日]までです。 是非お出かけください。

出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園

出典:リビング東京Web

根津美術館 庭園

〇根津美術館 NEZU MUSEUM
URL:https://www.nezu-muse.or.jp/
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6-5-1
TEL:03-3400-2536
開館時間:10:00~17:00(入館はいずれも閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日 展示室 / ミュージアムショップ /庭園 / NEZUCAFE

〇交通:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分、B4出口(階段とエレベータ)より徒歩10分、B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分
都バス渋88 渋谷~新橋駅前行〈南青山6丁目〉駅下車 徒歩5分
駐車場:9台(うち身障者優先駐車場1台)

〇企画展 はじめての古美術鑑賞 -美術のなかの文字-
会期:2026 年5月30日(土)~7月12日(日)
※会期中、前期 5/30(土)~6/21(日)と後期 6/23(火)~7/12(日)で、一部作品の展示替、巻替等がおこなわれます 記載のない作品は通期展示です
入館料:オンライン日時指定予約
一般 1,400円、学生(大学生以上)600円
※障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、高校生以下は無料
※当日券は上記料金に一律200円プラス
※学生料金の適用ならびに高校生以下の無料入館の際は、学生証の提示が必要
※詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください
※展示室内は撮影禁止です
※画像の無断転載、転送は禁止です

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