1. トップ
  2. カルチャー・教養
  3. 【広尾】山種美術館【開館60周年記念特別展1】 川合玉堂 ―なつかしい日本の情景―&Cafe椿オリジナル和菓子

【広尾】山種美術館【開館60周年記念特別展1】 川合玉堂 ―なつかしい日本の情景―&Cafe椿オリジナル和菓子

  • 2026.6.10

川合玉堂、情感豊かに描かれた日本の自然、日本の山河

山種美術館で開催中の【開館60周年記念特別展1】 川合玉堂 ―なつかしい日本の情景―[2026年5月16日(土)~7月26日(日)]を見て来ました。

1966年(昭和41年)7月7日に東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館した山種美術館は、1998年(平成10年)の千代田区三番町へ仮移転を経て、2009年10月に現在の渋谷区広尾に新しい美術館をオープンしました。

創立者・山崎種二(正しくは埼の「大」の部分が「立」)は、画家と直接交流しながら日本の近・現代の日本画を蒐集していました。現在、山種美術館には江戸時代の絵画や浮世絵、古筆、近・現代日本絵画などあわせて約1800点が所蔵されています。その中には重要美術品14点を含みます。

川合玉堂(かわいぎょくどう)の作品だけでなくその人柄にも惹かれていた種二は、玉堂邸にもたびたび訪れ交流をしていたそうで、その縁で山種美術館所蔵の玉堂作品は71点を数えるとのことです。 本展は、山種美術館開館60周年記念として開催される特別展の第1弾で川合玉堂の画業を振り返る展覧会です。 日本の自然や山々、田園風景とそこに暮らす人々を情感豊かに描いた玉堂の世界へと誘います。

※本展では撮影許可のある本作品1点のみ個人利用に限りスマートフォン、タブレットで撮影が可能です。(フラッシュ、三脚、自撮り棒は禁止。周りのお客様へのご配慮をお願いします。)

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

紅白梅 1919(大正8)年頃 紙本金地・彩色 玉堂美術館蔵※本作品は撮影可能な作品です。[/caption]

玉堂の《紅白梅》、光琳をイメージさせる金地にたらし込み

玉堂の初期の代表作で、少年時代を過ごした岐阜の鵜飼の風景を描いた《鵜飼(うかい)》(1895(明治28)年 絹本・彩色 山種美術館蔵)や、大正期から戦中期の玉堂芸術の確立期に制作された《紅白梅(こうはくばい)》(1919(大正8)年頃 紙本金地・彩色 玉堂美術館蔵)などを見ることが出来ました。

金地の六曲一双の屏風に、右隻に白梅が大きく手前に描かれ、枝の一部が紅梅のある左隻まで伸びています。左隻の紅梅は後方に描かれ、立体的な空間演出が感じられます。 幹に垂らし込みの技法が使われた紅白梅のモチーフは、琳派の尾形光琳(おがたこうりん)の「紅白梅図屏風(こうはくばいずびょうぶ)」を思わせます。意匠的な光琳の「紅白梅図屏風」を参考にしながらも、玉堂の「紅白梅」は、枝にとまる小鳥が写実的に描かれています。

円山・四条派(まるやましじょうは)を基礎とし、狩野派(かのうは)の様式も取り入れて伝統的な山水画から近代的な風景画へと絵画表現の新境地を開いたとされる川合玉堂。 琳派の表現様式に革新と発展の可能性を何か見つけたのかもしれません。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

紅白梅 1919(大正8)年頃 紙本金地・彩色 玉堂美術館蔵※本作品は撮影可能な作品です。[/caption]

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

紅白梅 1919(大正8)年頃 紙本金地・彩色 玉堂美術館蔵※本作品は撮影可能な作品です。[/caption]

なつかしい風景、なつかしい人々の姿を描く玉堂の温かな眼差し

1Fフロアには《早乙女(さおとめ)》を模した背景のぬいアクスタ撮影スポットがありました。

《早乙女》が描かれたのは戦時下とのことですが、上空から見下ろすように初夏の爽やかな田園風景が描かれています。水の張られた田んぼには、くったくのない笑顔で田植えをする早乙女たちの田植え歌が明るく聞こえてくるようです。 姉様被りの和手拭にかすり模様のモンペ姿には、なつかしい思い出がよみがえる人もいるかもしれません。

山種美術館【開館60周年記念特別展1】 川合玉堂 ―なつかしい日本の情景―は7月26日(日) まで。 日本のなつかしい風景、なつかしい人々の姿を描く玉堂の温かな眼差しを感じてみませんか。 是非お出かけください。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

ぬいアクスタ撮影スポット 背景:川合玉堂 《早乙女》 1945(昭和20)年 絹本・彩色 山種美術館蔵を模したデザインの背景です。[/caption]

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは、《早乙女》(1945(昭和20)年 絹本・彩色)と《山雨一過》(1943(昭和18)年 絹本・彩色)のポストカード(1枚150円)、玉露入り 茶の葉煎餅 6枚入り(486円)を購入。 茶の葉煎餅は、玉露の香りにほのかな甘みがありお茶うけに丁度良い風味です。

※価格は全て税込みです。文中に記載のないものは山種美術館蔵です。在庫はご確認ください。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

ミュージアムグッズ 山種美術館[/caption]

Cafe椿 展覧会の作品にちなんだオリジナル和菓子

Cafe椿では、青山・菊家のオリジナル和菓子、【開館60周年記念特別展1】 川合玉堂 ―なつかしい日本の情景―に出展された《早乙女》にちなんだ「田植え歌」(710円)をいただきました。 和菓子は、上品な甘さのこしあん。初夏の田植えの風景をあらわたしているそうです。抹茶とオリジナル和菓子のセットでいただくと1,600円です。

※文中のうち、所蔵先表記のない作品はすべて山種美術館所蔵です。※価格は税込価格です。

[caption align="alignnone" width="600"]

出典:リビング東京Web

Cafe椿 オリジナル和菓子「田植え歌」 山種美術館[/caption]

〇山種美術館 URL:https://www.yamatane-museum.jp/ 住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36 TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル) 開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで) ※今後の状況により、開館時間は変更になることがあります。 交通:JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分 恵比寿駅西口1番乗り場より日赤医療センター前行都バス(学06番)に乗車、「広尾高校前」下車徒歩1分 渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より日赤医療センター前行都バス(学03番)に乗車、「東4丁目」下車徒歩2分

〇Cafe椿 住所:〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36山種美術館1階 営業時間:10:30~17:00(L.O.16:30) 休業日:美術館に準ずる 毎週月曜日(祝日の場合は翌日に振替)、展示替え期間、年末年始

〇【開館60周年記念特別展1】 川合玉堂 ―なつかしい日本の情景― 会 期:2026年5月16日(土)~7月26日(日) 休館日:月曜日※7月20日(月・祝)は開館、7月21日(火)は休館 入館料:一般1,400円、大学生・高校生1,100円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です) ※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1,200円、大学生・高校生1,000円 ※「きもの特典」きもの・ゆかたで来館した場合は、一般200円引き、大学生・高校生100円引き ※複数の割引・特典の併用はできません ※出品作品および展示期間は都合により変更される場合があります ※画像の無断利用や無断転載は不可

元記事で読む
の記事をもっとみる