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愛用する住まい、どこが変わりましたか?〈Swimsuit Department〉郷古隆洋が新たにしつらえたダイニング

  • 2026.6.16

家は住人の気分やライフステージとともに進化するもの。照明やドア、棚などを変えただけでも部屋の表情は変わってくる。インテリアの達人、郷古隆洋さんは最近何を変えたのだろうか。

本記事は、BRUTUS「居住空間学2026」(2026年6月15日発売)から特別公開中。

photo: Kazufumi Shimoyashiki / text: BRUTUS

郷古隆洋さん宅
BRUTUS

郷古隆洋(〈Swimsuit Department〉代表)

ごうこ・たかひろ/1972年東京都生まれ。ユナイテッドアローズ、ランドスケーププロダクツを経て2010年にヴィンテージ雑貨などを販売する〈Swimsuit Department〉設立。ヘンリーネックに特化した〈HENLEY NECK DEPARTMENT〉のディレクションも務める。

初めてしつらえたダイニングのテーマは“Knolling”

蒐集家(しゅうしゅうか)であり、ヴィンテージ雑貨などを販売する〈Swimsuit Department〉を運営する郷古隆洋さんが、福岡と東京の2拠点生活を続けて約10年。東京の家に新たにしつらえたのはダイニング。きっかけは、グリッド柄が印象的なイタリアのデザインスタジオ〈スーパースタジオ〉のテーブル。

「7~8年前に買ったんですが、棚として使っていたんです。ただ、このテーブルをちゃんと使いたくなってダイニングを作りました」。生活する中で「物の見え方が変わるテーブル」だということに気づいた。「料理だったり、日本の古い器を置いたりしても、見え方が面白い。だからここで食べるのも楽しくなるんです」。

「アアルトの家のダイニングが3連ライトで、ずっと憧れがありました」と導入したダイニングライト。文字は郷古さん自らカッティングシートで貼った。朱色と黒のバランスが秀逸。〈スーパースタジオ〉のテーブルに置かれることで卓上調味料も見え方が変わる。

さらに最近加わったのが、郷古さんの仕事の表現であり指針でもある「Always be Knolling」という言葉が目を引くライト。無名のブランドだが、見つけた瞬間文字を入れてダイニングのライトにしようと思いついた。「Knolling」とは、アメリカの家具ブランド〈ノル〉が生み出した、物を平行・直角に並べて撮影した広告の表現手法。

「トム・サックスもスタジオの10ヵ条に入れている言葉です。物って格好よく見える並べ方があって、この部屋もすべての物が整理されているわけではないけど、僕が好きなことの一つなんです。」

世界中から蒐集したものが生活に合わせて編集され、居場所を与えられる。この部屋は、そんな哲学に貫かれている。

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