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「なんだ、猫か」防犯カメラの映像を確認していた夫が絶句…庭に防犯砂利を“置いただけ”の家族が青ざめた理由

  • 2026.8.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

戸建て住宅に住むなら、空き巣や不審者の侵入に備えて防犯対策をしておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。

防犯カメラやセンサーライト、補助錠などさまざまな方法がありますが、最近ではSNSで手軽に取り入れられる防犯グッズが紹介されることも増えています。

その一つが、歩くと大きな音が鳴る「防犯砂利」です。「庭に置くだけ」「DIYでも簡単」といった投稿を見て、自宅にも取り入れてみようと思う方もいるでしょう。

しかし、手軽だからこそ、設置しただけで安心してしまうと思わぬ落とし穴があります。

今日は、防犯砂利を庭に敷いて安心していたご家族に起きた、思わぬ出来事をご紹介します。

SNSで見つけた「置くだけ」の防犯対策

数年前、戸建て住宅に住む40代のAさんご夫婦から「自宅の防犯対策」について相談を受けた際、こんな過去の体験談をお聞きしました。

Aさんご夫婦は共働きで、平日の日中は家を空けることがほとんど。小学生のお子さんもいたため、防犯カメラは設置しているものの、さらなる防犯対策をどうするか以前から悩んでいたそうです。

そんなある日、AさんがSNSを見ていると、ある投稿が目に入りました。

“庭に置くだけ!防犯対策になる砂利”

紹介されていたのは、人が踏むと大きな音が鳴る「防犯砂利」です。

手軽さに魅力を感じたAさんは、休日にホームセンターへ行き、さっそく防犯砂利を購入。帰宅すると袋を抱えて庭へ運び、勝手口の周辺や建物脇の細い通路へ砂利を広げていきました。

すべて敷き終えたあと、Aさんが試しにその上を歩いてみると、足元から「ザクッ、ザクッ」と砂利を踏む音が聞こえます。

「これなら誰かが歩けば分かりそうだな」

庭を見渡しながら、Aさんはすっかり安心したといいます。

ただ、できるだけ広い範囲へ敷こうとしたため、砂利の厚さは地面が隠れる程度。場所によっては、土がうっすら見えているところもありました。それでもAさんは深く気に留めませんでした。

こうして防犯砂利を敷いたことで安心し、防犯カメラとあわせれば防犯対策はひとまず十分だと考えていたそうです。

防犯カメラの映像に唖然…

防犯砂利を敷いてから数週間が経った、ある朝のことでした。いつものようにAさんがスマートフォンで防犯カメラの映像を確認していると、夜中の映像に何かが動く様子が映っていました。

最初に庭へ入ってきたのは近所の猫でした。

「なんだ、猫か」

そう思いながら映像を進めていくと、その後、今度は見知らぬ人物らしき影が画面に現れます。Aさんは思わず再生を止め、画面を見返しました。映像には、人物らしき影が防犯砂利を敷いた通路を通り、勝手口付近まで近付く様子が残っていたのです。

Aさんは昨夜のことを思い返しましたが、砂利を踏む音はもちろん、庭から聞こえる物音で目を覚ました記憶もありません。奥さまやお子さんも、何も気付かず眠っていたそうです。

防犯砂利を敷いたときには、「誰かが歩けばすぐ分かる」と思っていただけに、Aさんは不安になりました。

そのまま庭へ出て、映像に映っていた場所を自分で歩いてみることに。すると、設置した直後に聞こえていた「ザクッ、ザクッ」という音とは違い、足元から聞こえてきたのは想像していたよりも小さな音でした。

しゃがんで足元を確認すると、砂利の一部は土へ沈み込み、場所によっては地面が見えているところもあります。

設置した当初とは、すっかり状態が変わっていたのです。

「置いただけ」で終わらせていたことが原因

気になったAさんが防犯砂利について改めて調べてみると、敷けばそれで終わりというものではないことが分かりました。

防犯砂利は、十分な厚さがなければ踏んだときに砂利同士がこすれにくく、期待したほど音が出ないことがあります。また、土の上に直接敷いた場合、雨や人の歩行などによって少しずつ地面へ沈み込んでしまうこともあります。

Aさんの庭を確認すると、まさにその状態でした。

そこでAさんは、休日を使って防犯砂利をいったん回収。地面を整えて防草シートを敷き、その上から防犯砂利を追加して、必要な厚さを確保しました。

作業を終えて実際に歩いてみると、足元から以前よりもしっかりと砂利を踏む音が響くようになったそうです。

SNSで見つけた防犯対策は正しい方法まで確認することが大切

SNSでは、手軽にできる防犯対策や便利な防犯グッズが数多く紹介されています。

しかし、「置くだけ」「簡単にできる」といった言葉だけを見て実践するのではなく、正しい施工方法や使い方、どの程度の効果が期待できるのかまで自分で確認することが大切です。

防犯砂利も、適切な厚さで敷かなかったり、時間の経過とともに土へ沈み込んだりすると、期待していたほど音が出なくなる場合があります。

また、防犯砂利はあくまでも防犯対策の一つです。防犯カメラやセンサーライト、補助錠、日頃の施錠確認など、複数の対策を組み合わせることで、住まいの防犯性を高めることにつながります。

防犯対策で怖いのは「対策をした」という安心感から、その後の確認がおろそかになってしまうことです。手軽に取り入れられる方法だからこそ、本当に効果を発揮できる状態になっているのかまで確かめ、定期的に見直していくことが大切です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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