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思わず声が出た…新築でカーポートを付けるも、30代夫婦が最初の夏に気づいた“落とし穴”

  • 2026.8.15
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

車を雨や紫外線から守る設備として人気なのが「カーポート」です。一般的なポリカーボネート製の屋根材(透明や半透明の樹脂製パネル)は雨をしのぐことができ、製品によっては紫外線を大幅にカットできるものもあります。そのため、カーポートがあれば真夏でも車内温度は十分抑えられると考える方は少なくありません。

しかし、屋根からの日差しは防げても、朝日や西日など横から差し込む強い日差しまでは防ぎきれないことがあります。そのため、真夏には「カーポートがあるのに車内が暑い」と感じるケースも少なくありません。

今日は、カーポートを設置したことで安心していたものの、真夏になって初めて“ある落とし穴”に気付いた戸建て住宅での出来事をご紹介します。

「カーポートがあれば日差しは抑えられる」と思い設置したAさん

数年前、自宅の住み替えについてご相談を受けたのは、30代のAさんご夫婦でした。お話を伺うなかで、新築当時に「カーポートを付けたのに思ったほど快適ではなかった」という経験を教えてくださいました。

お子さんの誕生をきっかけに注文住宅を建て、自家用車も新しく購入。駐車スペースには一般的なポリカーボネート製の屋根を使ったカーポートを設置。

車を雨や紫外線から守れることに加え、真夏の暑さ対策としても十分だろうと考えていたそうです。

真夏になって初めて分かった「横からの日差し」の影響

ところが、最初の夏を迎えて状況は一変します。

Aさんが採用していたのは、遮熱・遮光性能を備えていない一般的なポリカーボネート製のカーポート。屋根があるため雨は防げるものの、真夏の日差しによる熱までは十分に抑えられませんでした。

また、朝は東からの日差しが差し込み、夕方になると今度は強い西日が車へ直接当たるようになります。屋根はあるものの、横から差し込む日差しまでは防げません。

買い物へ出掛けようとして車へ乗り込むと、

「熱…っ」

思わず声が出るほど、ハンドルは高温になり、シートベルトの金具も素手では触れない状態でした。特に困ったのは、小さなお子さんをチャイルドシートへ乗せる時間です。座面もベルトも熱くなっているため、そのまま座らせることができません。

毎回エンジンをかけ、エアコンで車内が冷えるまで数分待ってから出発する生活が始まりました。

Aさんは、こう振り返っていました。

「カーポートを付ければ、真夏の車内の暑さもかなり防げるものだと思っていました…」

しかし、業者に詳しく確認しないままの思い込みだったのです。

後から知った「カーポートにも性能の違い」

何日も同じ状況が続いたある日、Aさんは自宅でパソコンを開き、「カーポート 車内が暑い」と検索したそうです。

すると、遮光・遮熱性の高い屋根材を採用したカーポートや、側面パネル付きのタイプであれば、横から差し込む朝日や西日を軽減できる場合があることを初めて知りました。

さらに「ビルトインガレージ(住宅の建物内部に駐車スペースを設けるガレージ)も検討しておけばよかった…」と後悔したといいます。

駐車スペースは「日差し」まで考えて計画することが大切

カーポートは、雨や紫外線から車を守る設備として有効です。一方で、一般的なカーポートは屋根からの日差しは遮れても、朝日や西日など横から差し込む強い日差しまでは防ぎきれない場合があります。

真夏の車内温度を少しでも抑えたい場合は、一般的なタイプよりも、遮熱・遮光性能の高い屋根材や側面パネル付きのカーポートを選ぶことで、日差しの影響を軽減できる可能性があります。ただし、その分、一般的なカーポートより費用は高くなる傾向があります。

さらに、より高い遮熱性や雨風からの保護を重視するのであれば、ビルトインガレージ(住宅の建物内部に駐車スペースを設けるガレージ)も選択肢の一つです。建築コストは上がりますが、車内温度の上昇を抑えやすく、天候の影響も受けにくいというメリットがあります。

注文住宅で駐車スペースを計画する際は、駐車台数や広さだけでなく、太陽の向きや朝日・西日が当たる時間帯、屋根材の性能まで確認しておくことが大切です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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