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イタリアを代表するワイン銘醸地ボルゲリのオルネッライアが2023年ヴィンテージのアートラベル作品を発表

  • 2026.6.12
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イタリア・トスカーナ地方のワイナリーORNELLAIA(オルネッライア)が、現代アーティストを起用して限定ラベルを制作するプロジェクト「ヴェンデミア・ダルティスタ」の2023年ヴィンテージをリリース。今回はパフォーマンスアートの先駆者、マリーナ・アブラモヴィッチさんが「La Vitalità(生命力)」というキーワードのもと、限定ボトルを手掛けました。Bonhams(ボナムズ)のオンラインオークションにて6月23日(火)まで出品されています。

ワインとアートが交差するオルネッライアのプロジェクト「ヴェンデミア・ダルティスタ」とは?

(C)Ornellaia

イタリアを代表するワイン銘醸地ボルゲリにあるワイナリー、オルネッライアが2006年にスタートした「ヴェンデミア・ダルティスタ」。国際的に活躍するアーティストがヴィンテージ年の個性から着想を得てアート作品と限定ラベルを手掛ける、ワインとコンテンポラリーアートを融合させたプロジェクトです。2023年のヴィンテージワインは、力強いテロワールが生み出すエネルギーを表現した「生命力」という言葉が選ばれ、アートラベルを制作するアーティストにはセルビア出身のマリーナ・アブラモヴィッチさんが抜擢されました。

マリーナ・アブラモヴィッチさんが2023年ヴィンテージワインを解釈

Marco Anelli

1970年代初頭からパフォーマンスを視覚芸術の領域へと昇華させ、パフォーマンス・アーティストとしていち早く認められた、革新的な芸術家マリーナ・アブラモヴィッチさん。彼女がオルネッライアの2023年ヴィンテージのテーマ「生命力」を解釈するために向き合ったのは、「自己」というテーマです。アートラベルの制作は、自らを見つめ直して形にすることで意識の深層に触れ、内なる力と生命の輝きを取り戻すための問いかけとして位置づけられました。

核となったのは、彼女自身をモデルとしたセルフポートレートです。神話的な存在であるメデューサが現代的に解釈され、蛇はブドウの房へと置き換えられ、脅威は豊穣へ、恐れは生命のエネルギーへと変容しました。

ドローイングから写真へ。ボトルのサイズによって異なるアートラベルを制作

(C)Ornellaia

アートラベルはボトルのサイズによって異なるデザインを採用。750mlボトルには、デッサン風の線で構成されたドローイングが施されています。マリーナ・アブラモヴィッチさんは自らを現代的なメデューサとして描き、髪がブドウの蔓となったメデューサの像は、上昇するエネルギーを静かに感じさせ、豊穣と生命の力を象徴するかのようです。100本限定の3Lボトルでは、ブドウに覆われた肖像が再生の気配を宿し、生命力が内側から満ちていく過程が映し出されました。

(C)Ornellaia

10本のみ制作された6Lインペリアルでは、表現は写真へと移行します。メデューサとして描かれたアブラモヴィッチさんが、連続するイメージの中で顔は徐々にブドウに覆われていき、最後にはひとつの眼だけが残されています。

(C)Ornellaia

1本限定の9Lの特別ボトルのサルマナザールは、これまでの展開を締めくくる作品。ラベルにはアブラモヴィッチさんによる「ゆっくりとワインを飲み、目を閉じ、音楽に耳を傾ける」という言葉が記されています。一連の行為がひとつのパフォーマンスとして完結した作品に。

チャリティオークションは6月23日まで開催

(C)Ornellaia

2009年より続くチャリティオークションは、同プロジェクトを支える重要な存在で、収益はアートへのアクセス向上と文化遺産の保全のため、全額寄贈されています。2019年以降は、世界各地でいくつかの美術館を運営するソロモン・R・グッゲンハイム財団のパートナーとして活動を展開。

2023年ヴィンテージの「ヴェンデミア・ダルティスタ」の作品は、ファインアートおよびアンティークを扱う世界有数のオークションハウス、ボナムズが主催するオンラインのチャリティオークションに出品。6月23日(火)まで開催されています。公式サイトから入札に参加できますので、チェックしてみてください。

問い合わせ先
ORNELLAIA(オルネッライア)
EMAIL/info@ornellaia.it
URL/www.ornellaia.com/ja

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