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「駐車場は210台、申し込みは260件」その後、落選した50世帯がとった行動に「考えが甘かったと思います」

  • 2026.8.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。マンション選びでは間取りや価格に目が向きますが、車のあるご家庭では駐車場も暮らしの快適性を左右する条件です。

今回は、新築マンションの駐車場の抽選に外れた家族の実例を紹介します。

300戸に210台、申し込みは260件だった

郊外の新築マンションを購入したOさん(38歳・会社員)は、妻と保育園に通う子ども2人の4人家族です。最寄り駅まではバスで15分ほどの立地で、通勤は電車、保育園の送迎と買い物には車を使っています。

新居の駐車場は、入居前の抽選により決定する仕組みです。総戸数300戸に対して、敷地内の駐車場は210台です。申し込み件数は260で、50件の落選世帯にOさん宅は入ってしまいました。

落選した50世帯が、同じ週に周辺を探し始めた

Oさんは翌日から、マンションの近くで月極駐車場を探し始めます。ところが、歩いて行ける範囲の区画はどこも埋まっていました。問い合わせた月極駐車場の管理会社は、電話口でこう話します。

「先週から、そちらのマンションの方のお問い合わせが続いていまして」

外れた50世帯が、同じ時期に同じ範囲で探し始めていたのです。近い区画から順に埋まっていき、残っているのは遠い区画ばかりでした。車庫証明を取れる保管場所は、自宅から直線距離で2km以内と決められています。

契約できたのは、その範囲に残っていた徒歩7分の区画で、月25,000円。年間30万円の出費が家計に加わりました。

「抽選とは聞いていましたが、外れたあとのことまでは考えていませんでした」「考えが甘かったと思います」

そう振り返るOさんは、敷地内の空き待ちに登録し、順番を待ち続けています。

抽選と聞いたら、外れたときの停め場所まで決めておく

新築マンションで車を使う予定なら、申し込みの前に、外れた場合にどこへ停めるかまで決めておきましょう。近くの月極駐車場に空きと月額料金を聞き、入居時期に合わせて契約開始できるかを確認しておけば、落選が分かったその日に契約へ動けます。

探す範囲の目安は、自宅から直線距離で2km以内です。車庫証明はこの範囲でしか取れないため、候補はおのずと絞られます。なお、数年ごとに区画を入れ替える定めのあるマンションもあります。

空きが回ってきやすい半面、いま借りている区画を手放す可能性もあるため、入れ替えの有無は管理規約と使用細則で確かめておきましょう。

参考:1 自動車保管場所の要件(大阪府警本部)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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