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「文字読めないんですか?」フリマで専用品を買った私への一言→一週間後、ある一通のメッセージが届いた話

  • 2026.6.8
ハウコレ

スマホをスクロールしていた指が、ある出品ページで止まりました。ずっと探していた廃盤の限定マグカップが、たしかにそこにあったのです。商品名には「専用」の文字と知らない誰かの名前が並んでいましたが、私はそのまま購入ボタンを押しました。

ずっと探していた限定マグカップ

そのマグカップは、何年も前に廃盤になった限定デザインで、私はずっと探し続けていました。フリマアプリで見つけたときは、思わず声が出そうになったほどです。

ただ、商品名には知らない人の名前と「専用」という文字が添えられていました。少し迷いましたが、私はアプリのルールを思い出しました。専用の表記に購入の優先権はなく、先に手続きをした人が購入できる、と公式に書かれていたはずです。

何度も確認してから、私は購入の手続きを進めました。

「文字読めないんですか?」

手続きを終えてすぐ、出品者からメッセージが届きました。画面に表示されたのは「文字読めないんですか?」という一言でした。続けて「今すぐキャンセルしてください」と、強い調子の文章が次々と送られてきます。

お金はすでに支払い済みで、私は何も間違ったことはしていないはずでした。それでも、見知らぬ相手から一方的に責められると、自分が悪いことをしたような気持ちになっていきました。

返信する気にはなれず、私はメッセージの画面を閉じました。

モヤモヤしたまま過ぎた日々

そのあとも、キャンセルを求めるメッセージは止まりませんでした。私はやりとりを続ける代わりに、これまでの経緯をアプリの運営に報告することにしました。スクリーンショットを添えて、ルールに沿って購入したこと、強い言葉を受け取ったことを伝えたのです。

報告を終えても、心の奥には小さな引っかかりが残りました。ルール上は正しくても、ここまで相手を怒らせる買い方をした私にも、非があったのではないか。

答えの出ないまま、日付だけが過ぎていきました。

そして...

一週間ほど経った頃、運営から一通のメッセージが届きました。そこには、今回の取引で不快な思いをさせたことへのお詫びと、お詫びの品として500ポイントを進呈する旨が書かれていました。

専用の表記に優先権はなく、私の購入に問題はなかったこと。そして相手の言葉づかいは規約に反するため、しばらくのあいだ利用を止める措置をとったこと。

画面を見て、ようやく長く続いたモヤモヤが晴れた気がしました。正しさを証明できたことよりも、あの言葉に言い返さずにいられた自分に、少しだけほっとしています。マグカップが届いたら、今度こそ穏やかな気持ちで使おうと思います。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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