1. トップ
  2. エピソード
  3. 「先輩、それ、前回も同じ結論になりましたよね?」グループチャットで仕切りたがる先輩。だが、正論をぶつけた結果

「先輩、それ、前回も同じ結論になりましたよね?」グループチャットで仕切りたがる先輩。だが、正論をぶつけた結果

  • 2026.6.3
「先輩、それ、前回も同じ結論になりましたよね?」グループチャットで仕切りたがる先輩。だが、正論をぶつけた結果

堂々巡りのグループチャット

「お疲れ様。今回の件だけど、やっぱりもう少し慎重に進める必要があると思うんだよね。ターゲットへのアプローチもまだ詰めが甘いし、スピードよりクオリティ優先だからさ。
焦って進めるとリスクもあるから、スケジュールも含めてもう一度ゼロベースで見直さない?俺も色々考えてるけど、まずは各自で今の懸念点をもう一回洗い出してみてほしい!」

休日の夜、絶え間なく鳴り響くスマートフォンの通知音。

画面を開くと、またしても先輩からの長文メッセージです。

職場のグループチャットで、とにかく場を仕切りたがる先輩。

しかし、その発言には具体的な提案がありません。

ただ周囲をコントロールしたいだけの、中身のない議論。

メンバー全員が疲弊しているのは、既読がつくスピードの遅さからも明らかでした。

そして今夜も、まったく同じ堂々巡り。

我慢の限界に達した私は、静かに画面をタップしました。

「先輩、それ、前回も同じ結論になりましたよね?」

送信ボタンを押した瞬間、グループチャットは水を打ったように静まり返りました。

すぐにつく「既読」の文字。しかし、待てど暮らせど返信はありません。見事なまでの既読スルーです。

図星を突かれ、反論の言葉も見つからないのでしょう。

逆ギレからの見事な下克上

数分後、ようやく震えたスマートフォン。画面には、先輩からの短いメッセージが表示されていました。

「じゃあ君が進行して」

痛いところを突かれた腹いせに、進行役を丸投げしてきたのです。

おそらく、私が慌てて謝罪するか、困り果てる姿を想像していたのでしょう。

しかし、私は迷うことなくキーボードを打ち込みました。

「承知いたしました。では、ここからは私が仕切らせていただきます」

間髪入れずに送信した、即座の宣戦布告。

その直後から、私はあらかじめ準備していた具体的な進行案を次々とグループチャットに投下しました。

「なるほど、それなら進めやすいですね!」

「その方向で進めましょう!」

他のメンバーも堰を切ったように賛同し、その後の議論はすべて私の進行でスムーズに動き出しました。先輩は完全に蚊帳の外。発言する隙すら与えません。

ただ不満をぶつけて相手を黙らせるよりも、実力で場を動かしてしまう。その方が何倍も気持ちが良いものですね。

画面の向こうで沈黙する先輩の様子を想像し、私は静かに冷めたコーヒーを飲み干しました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

元記事で読む
の記事をもっとみる