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「まだそれしてるんですか」50代で入社した職場。嫌味な先輩の作業に間違いが発覚→先輩が謝らずに発した一言に衝撃

  • 2026.5.10
「まだそれしてるんですか」50代で入社した職場。嫌味な先輩の作業に間違いが発覚→先輩が謝らずに発した一言に衝撃

最初は親切な先輩、いつのまにか始まったマウント

50代で新しい職場に入った私に、業務を一から教えてくれたのは中堅の女性社員でした。最初の数日は説明も丁寧で、いい人に当たったと内心ほっとしていたのを覚えています。

けれど一週間も経つと、空気がじわりと変わっていったのです。彼女はある工程を平然と飛ばすようになり、私よりずいぶん早く作業をこなすようになりました。一方で、教科書通りに進めている私の手元を見ると、ふっと笑って言うのでした。

「まだそれしてるんですか」

嫌味のニュアンスをまとった一言が、机を挟んだ向こうから何度も飛んできます。直属の課長の前でも、彼女は同じ口調で続けました。自分は早い、私は遅い。露骨ではないものの、確実に印象操作の意図が透けて見える物言いです。

胸の内側に小さな違和感がたまっていきました。本来は省略してはいけない工程のはずなのに、彼女はこともなげにスキップしている。確かに作業時間は短くなる、けれどそれで本当にいいのだろうか。質問を口にすると、彼女はあっさりとこう返したのです。

「そんなに気になるのなら上司に確認すれば?」

確認したら必要な工程、それでも謝らない先輩

退勤前、私は思い切って課長の席へ向かいました。気になっていた工程について、簡潔に手順を伝え、省いてもよいものか直接尋ねたのです。課長は少し眉を寄せて、「いえ、それは絶対に必要です」とはっきり答えました。

その会話を、すぐ後ろの席で彼女も聞いていました。すっと立ち上がってこちらに来た彼女は、課長に向かって戸惑った表情を作り、声を一段高くしたのです。

「どうしましょう、私その工程をしていなかったです」

あくまで「うっかりミス」を演じる口ぶりでした。課長への弁解を済ませると、彼女は自分の席に戻る途中で私の横を通りました。すれ違いざま、私のほうを向いてにこっと笑い、こう言い放ったのです。

「モヤモヤしていたことがわかってすっきりしましたね!」

謝罪は、ありませんでした。自分のやり方が間違っていた事実には一切触れず、まるで私の悩みに付き合ってあげたかのような言いぶり。胸の中の何かが、すっと冷えました。

その後の契約期間が終わるまで、彼女は自分の落ち度を一度も認めませんでした。むしろ私を課長の前で軽く落とすたびに、自分の有能さをアピールするスタイルは続いたのです。退職の日、ロッカーの前で荷物をまとめながら、胸の真ん中に名前のつかない重さがまだ残っていました。許せたわけでも、消化できたわけでもない、ただぼんやりとした違和感が、いまも心の隅にずっとあるのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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