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「エアコンが止まる日が前もって分かれば」真夏の大規模修繕、40代女性が直面した"想定外の不便"

  • 2026.7.27
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験を持ち、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。分譲マンションも竣工してから何年か経つと、建物のあちこちに傷みが見られるようになります。

特に外壁やベランダは、常に雨風にさらされるため定期的なメンテナンスが必要です。今回は、初めての大規模修繕工事が真夏にかかり、ベランダが使えない期間を工夫して乗り切った方の事例を紹介します。

十数年目で初めて迎えた大規模修繕がまさかの夏に

新築で購入した分譲マンションに十数年住むFさん(40代女性)は、初めての大規模修繕を迎えました。大規模修繕とは、外壁や防水などをまとめて直す工事で、おおむね12〜15年周期で行われます。

工事期間は夏をまたぐ数か月間に設定され、建物の周囲に鉄製の足場が組まれます。マンション全体が黒いメッシュシートで覆われ、室内は日中でも薄暗くなりました。

施工会社の案内文には、工事中の生活で気をつける点が記されています。

  • 外壁やサッシ(窓枠)まわりの作業日は、窓を開けられない
  • ベランダの私物は、作業前にすべて室内へ移す
  • 防水工事に合わせて、エアコンの室外機を一時的に止める日がある

特に気がかりだったのは、室外機が止まる日のことです。真夏にエアコンが使えない時間帯をどう過ごすか、Fさんは頭を悩ませました。

掲示板のチェックと室内干しの工夫で不便を乗り切る

ベランダが使えない間、Fさん一家は洗濯を浴室乾燥機と室内干しでしのぎました。サーキュレーターで洗濯物に直接風を当てると、室内でも乾く時間を縮められます。

足場とメッシュシートで覆われている間は、ベランダに出られる日でも日当たりや風が遮られ、外干しは乾きにくくなります。そのため洗濯物は、主に室内干しすることにしました。

ベランダにいつ立ち入れるかは、工事のお知らせや工程表で事前に知らされます。Fさんはこまめに掲示板を確認し、私物の出し入れは立ち入れる日にまとめて済ませました。また、足場がある期間は防犯面の不安から、窓の施錠を徹底するよう案内が出ます。Fさんは普段より戸締まりに気を配りました。

事前の準備と工程表の確認が快適さを分ける

塗装のにおいや作業音など、不便な生活は一定期間続きました。それでも事前に工程表を読んで段取りを組んでいたため、Fさん一家は負担を最小限に抑えることに成功します。

室外機が止まってエアコンが使えない時間帯は、あらかじめ外出の予定を入れ、涼しい商業施設などで過ごして暑さをしのぎました。

大規模修繕は、建物を雨水から守る防水性能を保つために欠かせない工事です。

完了後は外観が見違えるようにきれいになり、低下していた防水性能も回復したとのことです。

「窓を開けられない日やエアコンが止まる日が前もって分かっていれば、落ち着いて準備できますね」

大規模修繕を快適に乗り切るには、事前の情報収集が役立ちます。配布される工程表とお知らせを早めに読み込み、窓を開けられない日や室外機の作業日、私物の撤去期限をカレンダーに書き留めておきましょう。

洗濯は浴室乾燥機や室内干しを軸に段取りを組み、エアコンが止まる時間帯は涼しい場所へ出かけて過ごすと暑さをしのげます。また、こまめな水分補給も忘れないようにしましょう。



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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