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ログイン手間削減、7割が実感! デージーネット「シングルサインオンの導入状況と課題」

  • 2026.5.19

記事ポイント

  • シングルサインオン未導入企業が約4割を占め、導入済み企業とほぼ拮抗している
  • 導入済み企業の70.2%が「ログインの手間・時間が減った」と回答
  • 未導入の最大障壁は「費用対効果が見えにくい」(29.2%)で、今後の方針も5割超が「分からない」

業務システムやクラウドサービスの普及により、従業員一人ひとりが管理するID・パスワードの数は増え続けています。

デージーネットが2026年2月に実施したアンケート調査では、企業担当者123名を対象にシングルサインオン(SSO)の導入実態と課題が数値で明らかになりました。

未導入企業と導入済み企業がほぼ同率で拮抗するなか、ログイン管理の負担を抱えながら導入判断に踏み切れていない企業の実情が浮かび上がっています。

デージーネット「シングルサインオンの導入状況と課題」

あなたの組織では、シングルサインオンを導入していますか?
  • 調査期間:2026年2月25日(水)〜2026年2月27日(金)
  • 調査方法:Japan IT Week【名古屋】での会場調査
  • 調査対象:デージーネットブース来訪者(企業担当者)
  • 実施数:127名
  • 有効回答数:123名(有効回答率96.9%)

調査結果では、「未導入」が39.8%と最多を占め、「全社導入済み」(27.6%)と「一部導入済み」(10.6%)の合計38.2%とほぼ並ぶ形となっています。

「分からない」が19.5%を占めており、自社の導入状況を把握できていない担当者も一定数存在します。

シングルサインオンの普及は現在も過渡期にあり、導入・未導入が混在している状況です。

ログインに関する困りごとの第1位は「ID・パスワードが多くて管理が大変」で42.9%です。

一方、「特に困っていない」と回答した割合も35.7%あり、課題の深刻度には企業ごとに差があります。

「セキュリティ上の不安(使い回し等)」(14.3%)、「異動・退職時のアカウント管理が大変」(12.2%)、「パスワード忘れ等で業務が止まる」(11.2%)が続き、ID管理の運用負担が多方面に及んでいる実態が確認されています。

導入効果:ログインの手間削減を7割が実感

シングルサインオン導入後の実感について教えてください

シングルサインオン導入済みの企業を対象にした設問では、「ログインの手間・時間が減った」が70.2%と突出した数値を示しています。

「セキュリティ面で安心感が増えた」(27.7%)、「パスワード忘れが減った」(19.1%)、「運用(異動・退職など)が容易になった」(10.6%)と、業務効率化・セキュリティ・運用の三面で効果が実感されています。

「期待ほど効果を感じない」と回答した割合は4.3%にとどまっており、導入後の満足度は総じて高い水準にあります。

未導入企業の障壁:費用対効果の可視化が最大課題

シングルサインオン導入のハードルを教えてください

導入ハードルについては、「特にハードルはない/分からない」(39.3%)が最多となっています。

具体的な障壁として最も多かったのは「費用対効果が見えにくい」(29.2%)で、投資判断に必要な情報が不足している企業が多い状況です。

「既存システムとの連携が不安」(19.1%)、「社内の合意形成が難しい」(16.9%)、「何から始めるべきか分からない」(13.5%)がこれに続き、コスト面と技術面の両方で判断材料が求められています。

今後の方針:5割超が導入判断を保留

今後1年間のシングルサインオンの方針があれば教えてください

今後1年間の方針については、「分からない」が50.8%と過半数を占めています。

「優先度は低い・予定はない」が18.6%、「現状維持(すでに十分)」が17.8%、「一部で試したい」が11.0%と続き、「全社で拡大したい・拡大予定」はわずか2.5%にとどまっています。

積極的な導入拡大を見据えている企業は少数派で、判断の出口が見えない状態にある担当者が多数を占めています。

Keycloakによる費用負担ゼロのSSO構築

ログインの困りごとを教えてください

「費用対効果が見えにくい」という障壁への対策として、オープンソースの認証基盤「Keycloak」が選択肢のひとつとなっています。

Keycloakはライセンス費用が不要なオープンソースソフトウェアで、シングルサインオンのほかに多要素認証(MFA)・シングルログアウト(SLO)・ユーザーと権限の一元管理・パスワードポリシー設定といった機能を標準で備えています。

OpenID ConnectやSAML、LDAPおよびActive Directoryとの連携にも対応しており、既存の業務システムやクラウドサービスとの接続も可能な設計です。

デージーネットでは、Keycloakを活用した認証基盤の構築支援に加え、「Open Smart Assistance」という導入後サポートサービスを提供しています。

Q&A・セキュリティ情報提供・点検とチューニング・障害調査・ソフトウェアのアップデートなど、継続的な運用を支える体制が整っており、企業が安定してシングルサインオン環境を維持できるよう支援しています。

今回の調査では、ログイン管理に課題を感じながら導入に踏み切れていない企業が少なくない実態が、123名の回答から数値で示されます。

導入済み企業の70.2%が手間削減を実感しており、小規模な範囲での検証(PoC)から段階的に展開するアプローチや、ライセンス費用のかからないオープンソース基盤の活用が、判断のハードルを下げる手立てとなります。

デージーネット「シングルサインオンの導入状況と課題」の紹介でした。

よくある質問

Q. 今回の調査はどのような方法で実施されましたか?

A. 2026年2月25日〜27日に開催されたJapan IT Week【名古屋】の会場にて、デージーネットブースへの来訪者(企業担当者)127名を対象に実施されました。

有効回答数は123名で、有効回答率は96.9%です。

Q. Keycloakにはどのような認証プロトコルへの対応が含まれますか?

A. OpenID ConnectとSAMLに対応しており、多くの業務システムやクラウドサービスとの連携が可能です。

LDAPおよびActive Directoryとの連携にも対応しており、既存の認証基盤を活かした構成が取れます。

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