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亡くなった母のスマホから届いた「お誕生日おめでとう」。その送信日時に隠された涙の理由

  • 2026.5.13
亡くなった母のスマホから届いた「お誕生日おめでとう」。その送信日時に隠された涙の理由

亡くなった母からのメッセージ

「ピコン」

私の誕生日の朝、テーブルに置いていたスマホが短い通知音を鳴らしました。

画面に表示された送り主を見て、私は思わず息をのみました。

それは、半年前に病気で亡くなったはずの母からのメッセージだったからです。

「お誕生日おめでとう。あなたが生まれたこの時間に、お祝いを言いたくて」

見慣れた母のアイコン。

短いけれど、間違いなく母の言葉です。母のスマホは今、実家で父が保管しているはずでした。亡くなった母からいきなり連絡が来るなんて、最初は頭が真っ白になりました。

震える手で画面を見つめていると、メッセージの「送信日時」が目に留まりました。

午前8時23分。

その中途半端な時間は、私が生まれた時間とまったく同じでした。

急いで実家の父に電話をかけると、父は少し照れくさそうに、そして懐かしむような声で真実を教えてくれました。

父から聞いた真実

「お母さん、亡くなる少し前に、ベッドで一生懸命スマホを打っていたんだよ。それで『私が間に合わなかったら、あの子の誕生日の朝、生まれた時間ぴったりに送信して』って頼まれてね」

それを聞いた瞬間、私は涙が止まらなくなってしまいました。

当時の母は病状が悪化し、起き上がることもままならない状態でした。

指を動かすのも辛かったはずです。

それなのに、自分が私の誕生日まで生きられないかもしれないと悟り、痛みをこらえてお祝いの言葉を下書きに残してくれていたのです。

そして、私が生まれた瞬間の喜びを一緒に分かち合うために、父へ大切な約束を託していました。

「お母さん、お父さん、本当にありがとう……」

声に出すと、こらえきれずにまた涙がこぼれました。

母は、あんなに苦しい時でさえ、自分のことよりも私のことを想ってくれていたのです。その深く温かい愛情が、画面越しにしっかりと伝わってきました。

今でも、仕事で落ち込んだ時や寂しくなった時は、このメッセージをそっと読み返しています。

母が残し、父が届けてくれた「おめでとう」は、私にとって一生の宝物です。空から見守ってくれている母を安心させられるように、これからも私らしく、笑顔で前を向いて歩いていこうと思います。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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