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「ふたりの門出に使ってちょうだい」義両親がくれた100万円。だが、結婚式の会計時に、夫が最悪の事実を告白した

  • 2026.6.7

義両親からの祝い金100万

挙式の3か月前、夫の実家に挨拶に行ったとき、義両親が分厚い封筒をそっと差し出した。

「ふたりの門出に使ってちょうだい」

中身は新札の100万円。

あまりの大金にその場で手が震えた。式当日の支払いがちょうど100万近くになる見込みだったので、これで足りるとほっとしたのを覚えている。

義両親はずっと共働きで、決して裕福な家ではない。

ふたりが少しずつ積み立ててくれた金額だと思うと、封筒の重みが何倍にも感じられた。

当日まで使い込まないよう、寝室のクローゼット奥に封筒のまま隠した。

夫にも「ここに置いておくね、絶対に動かさないで」と場所をはっきり伝えてから、式の準備に明け暮れた。夫はその場で「俺が触るわけないだろ」と笑い、私の頭をぽんと撫でた。

披露宴後の打ち合わせ室で

挙式と披露宴が無事に終わり、式場の小部屋で会計の打ち合わせをすることになった。

請求書を広げ、私がバッグから封筒を取り出そうとした瞬間、夫がやけに低い声でこちらを向いた。

「話さないといけないことがある」

顔色が紙のように白い。何を言われるのかと身構えた私に、夫はうつむきながら声を絞った。

「実は…パチンコで30万溶かした」

義両親からの100万から、こっそり30万円を抜いて打ちに行っていたという。

「勝てば戻せると思った」と繰り返す姿に、頭の中が真っ白になった。

あの新札を渡してくれた義両親の顔が、ぐるぐると浮かんだ。

スタッフが戻ってくるまでの数分間、足元が抜け落ちたような感覚だけがあった。

直前まで親族の前で穏やかに笑い、義両親に深々と頭を下げていた夫が、まったく別の人格に乗っ取られたように見えた。

聞けば打ちに行ったのは式の前々日。封筒を初めて開けたのもその日だったという。

寝室で確信した正体

不足分は私の貯金で穴埋めし、その夜のうちに支払いだけは済ませた。

新婚旅行から戻った翌日、クローゼットを開けた瞬間、背筋がすっと冷えた。封筒の口は丁寧に元通り閉じられていた。私に気づかれないよう、何度も抜き差ししていた跡だった。

封の折り目には乾いた爪痕が走り、息を呑むほど執拗な手つきが透けていた。

笑顔で式に立っていた数時間前の夫が、まったく別の人間に見えた。お金の管理はその日のうちに私が全部握ると決め、夫の通帳もカードもまとめて引き取った。自分の貯金額は、これから先も絶対に言わない。義両親に真相を伝える勇気はまだ持てていない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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