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効果抜群! 廊下を魅力的な場所に育てるアイデア13

  • 2026.5.15
James French

狭い廊下のスタイリングは難しい。部屋と部屋をつなぐこのスペースを、よく見せることを想像すらしたことが無い人も多いだろう。いずれにせよ廊下は家の中で最も重要な場所のひとつ。その先に続く部屋の雰囲気を予見させる空間でもある。

とはいえ、廊下には制約が多いのが悩みどころ。まず十分な広さが望めない。ドアが多く、壁面のスペースも怪しい。収納がほしくても、キャビネットを置けるようなスペースはなく、照明を増やすのも難しい。

この記事では、実用的でユニークな解決策を提供する、13の実例をスタイリングの秘訣とともにピックアップ。面積は広くなくとも気の利いた廊下があるだけで、家全体に快適さがもたらされるはずだ。UK版「ハウス・ビューティフル」より

Thorndown Paints

自然光を最大限に取り入れる

狭い廊下において、自然光はとても大事な要素。写真のような開口があるならば、その光をすみずみまで拡散させることを心がけよう。ここでは、華奢な植物以外、光を遮るものは置かれていない。クリーミーであたかなホワイトに統一された天井と壁の色の効果により、自然光がさらに引き立つ。

Mary Wadsworth

色のリズムを楽しむ

ルース・モッターズヘッドが住むヴィクトリア様式の家の廊下では2面にドアがあり、残りのスペースには階段が設置されているため、自由に使える壁がない。このような場合は、色で遊ぶべき。オリジナルの赤味がかったタイルにチェッカーボード柄のカーペットを合わせ、壁と天井は2色で塗り分けられた。壁には「リトル・グリーン」の“アクアマリン”、パネルには“アンブルサイド”を使用している。

Rachel Whiting

幅が狭い場合は正面の壁にアートを

極端に幅が狭い廊下には、焦点となるものが必要。この海辺に立つ平屋では、ピンクがかったしっくいの壁と小さいながらもコントラストの効いたアート作品がアクセントに。一歩間違えると狭苦しくなってしまいそうな空間においては、視点を集中させるポイントの存在が重要なのだ。

James French

光沢を味方につける

建築家のエミリー・パンが住むロンドンの家生の廊下には、グロッシーなペイントが塗られているが、これを選んだのには2つの理由がある。ひとつは、光沢仕上げの表面は光を反射し、大きな鏡のような役割を果たしてくれるため。もうひとつは、光沢、もしくはエッグシェル仕上げにすると、人がよく通るこの場所で生じがちな汚れや傷に耐えてくれるから。

Photography Caroline Mardon

ミラーは手軽な特効薬

オイルヒーターを廊下に置く場合は、極力その存在感を消すのが正解。写真は、ロンドンのテラスハウス。この家では、オイルヒーターの上に幅の狭いシェルフを設置し、これを鍵やちょっとした郵便物を置くための場所として活用している。隣の部屋がわずかに映り込む鏡を掛ければ、オイルヒーターから視線をそらすことが可能だ。

Boz Gagovski

パターンをあしらうなら大胆に

パターンを愛する人へのアドバイスは、「小さな空間だからといって、直感に従うことを諦めないでほしい」ということ。インテリアデザイナーのラウラ・スティーブンスは写真のように全体的にパターンを多用しているが、色はブルー、ピンク、黄、バーガンディーに限定している。向かって右側の壁に特大サイズのミラーを張っている点にも注目。これにより、実際よりも空間を広く見せることに成功している。

<写真>「ボンベイ・スプラウト×ラウラ・スティーブンス」による“スカイ・ランナー”

Robin Quarrelle Photography

できれば視線の抜けも確保したい

廊下を広く見せたい場合、視線の抜けは重要な要素。その先にある何かに視線を誘うことで、廊下は見かけよりも長く明るく見える。ここでは、アーチに目をやると、奥の部屋が視界に入り、これにより、空間をより立体的に感じることができる。廊下から部屋まで統一された床板によって、その効果はさらに高まる。

<写真>「チョーンシーズ・ティンバー・フローリング」の“ハウス・ナイン・コレクション”より“バタード・トースト・ブリストル・テクトニック・オーク”。廊下のデザインは、ハウス・ナイン・デザインによる。

ANNA STATHAKI

満足度を上げる秘訣はDIY

小さなスペースにそこまでの予算はかけられない、というのであれば、この写真を参考にしてみよう。こちらは、ホテルを着想源にしたロンドンの家の廊下。床と壁パネルのペインティングや階段用カーペットの設置も含め、完全にDIYで仕上げられたこの空間にかかった費用は、約25万円だ。

Photography Jonathan Bond, Design Golden Design

造作家具を積極的に検討する

造作家具はいつでも私たちの味方だ。デザインスタジオのゴールデンは、このイースト・ロンドンの家をリノベーションした際に、床から天井まで届くクローゼットをデザイン。コート類を収納できるほか、靴入れの上には座るためのスペースも用意した。藤を使った扉のパネルが軽快なイメージをもたらしている。

James French

色で方向性と統一感を与える

自宅の廊下に、ちょっと変わった要素が多いのなら「色」に頼ろう。ここでは、ともすればバラバラに見えてしまいそうな空間を、手すりやドア、幅木、屋根ハッチに塗られた鮮やかなグリーンがまとめ上げている。同じ色を連続させることにより、廊下が続く限り一貫性を保つことができる。

Douglas Gibb

ドアの上にも注目

ドアの上にある空間を、便利な収納スペースへ変貌させるのは難しいことではない。写真は、マンチェスターにあるヴィクトリア様式の家。横に長いシェルフを設置し、デッドスペースを本やオブジェを置くための空間につくり変えた。動線を妨げないのもうれしい。ここではさらに、ドアをガラス張りにすることで、部屋の光が廊下まで届けられている。

HEARST

ダークカラーを試してみる

モダンデザインのルールに従うと、光が足りないこの廊下には輝くような白を塗るのがよいのだろう。けれど、この状況にあらがうより、暗さを味方につけた方が効果的なケースも。1970年代のインテリアに着想を描いたリッチモンドの家では、深みのある緑色(「ファロー&ボール」の“レイリングス”)が、アート作品や照明、それから床のパターンを際立たせている。

Brent Darby

色による視覚的効果を意識する

玄関と廊下が一体化している場合もあるけれど、ペイントを使えば、両者を視覚的に分けることができる。ここでは、彩度の高いブルーが玄関ドアと床、その周りの壁を彩り、玄関エリアを独立させている。

original text: RACHEL EDWARDS
translation: CHISATO YAMASHITA

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