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LAの自然から生まれたライフスタイルブランド「フラミンゴ・エステート」がいよいよ日本上陸

  • 2026.5.14
Hearst Owned

ロサンゼルスを拠点に、ファッション業界やハリウッドスターたちを魅了してきたセルフケア&ライフスタイルブランドの「FLAMINGO ESTATE(フラミンゴ・エステート)。コロナ渦中、有機野菜のデリバリーから端を発したプロジェクトで、その後、オリーブオイルをはじめとする自然由来の原料を使ったソープやキャンドルなど商品ラインアップを広げ、これまでに150種類以上のプロダクトを世に送り出している。この5月、日本上陸を機に来日した創設者のリチャード・クリスチャンセンとアーロン・ハーヴェイにブランドの背景や哲学などについて聞いた。彼らが暮らす自然とデザインが融合した、美しき自邸にも注目!

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頂きからダウンタウンの高層ビルを望む、小高い丘の上に立つ家。フラミンゴ・エステート創設者のクリスチャンセンがここに本格的に移ってきたのは、まさにコロナ渦中だった。生まれはオーストラリアだが、20代でニューヨークにわたり、2005年に広告エージェンシー「Chandelier Creative(シャンデリア・クリエイティブ)」を立ち上げた。その後、トップメゾンやビッグブランドの広告を扱うファッション系のエージェンシーとして成功したが、次第にハイペースなニューヨークやファッション業界に疲れを感じはじめた。

そんな頃に見つけたのが後にブランドのヘッドクオーターとなる、約30,000㎡の敷地である。

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<写真>ファウンダーのリチャード・クリスチャンセン(右)とアーロン・ハーヴェイ(左)。

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ブランドの原点は自分たちの家と暮らし

「1940年代に建てられた家で広大なガーデンスペースに囲まれており、長期間手付かずのままに放置されていました。かつてはヤギ牧場やブドウ畑、そしてポルノ映画のスタジオだったこともある多彩なストーリーがあるのも気に入って、購入を決意。その頃、ロンドンのホテル『チルターン・ファイアーハウス』で建築事務所Studio KOの2人に出会い、ちょうどLAでホテル『シャトーマーモント』の改修プロジェクトに彼らが取り掛かるところだったので、リノベーションを依頼できることになったんです。彼らはモロッコのイヴ・サンローラン美術館のデザインもしているのですが、ガーデンに囲まれた家という共通点もあり、ともにモロッコへもリサーチに行き、その後日本にも一緒に行きました」

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世界中から集められた家具やオブジェ、アートがミックスしたインテリアは「世界の文化や創作を一つの場所に集めた、エプコットセンターのための、ウォルト・ディズニーのビジョンのように壮大」とニューヨーク・タイムズの記事で例えられたこともある。

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こだわりの詰まった“バスハウス”

中でもこだわったのは母屋から独立したバスハウスだ。「日本のお風呂文化、温泉からも大きなインスピレーションを得てつくりました。コンクリート造りで大きなステンドグラスの窓があり、たっぷり自然光が差し込みます。ガーデンに面しているので、鳥のさえずりを聴きながらのバスタイムは本当に最高。家の中で最も気に入っている空間でもあり、ブランドが設立された後は、数多くの商品のアイデアがここから生まれました」。

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<写真>バスハウスの外観。このバスハウスを機に、今年のミラノデザインウィークでは、アメリカのバス・キッチンメーカー「コーラー」とのコラボレーションを発表した。

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ユニークな邸宅はたちまち業界でも有名になり、ファッション撮影やテレビ番組のロケーションにも使われたり、ハリウッドセレブが集ったりするヒップな社交場ともなったが、そんな華やかな日々も2020年のはじめ、コロナ禍を機に一変する。

当時、アメリカは急激な感染者数の増加に伴い国家非常事態宣言の後、いち早くカリフォルニア州ではロックダウンが発令。レストランも休業を余儀無くされ、売り先が無くて困っていた一人の農家の存在を知ったクリスチャンセンは、野菜を箱詰めにして一般家庭に届けるアイデアを思いつく。

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「最初は1軒のみだったのが、その後みるみるうちにオーダーも、そして野菜を届けてくれる農家も増えて。ハンドソープやシャンプーなど、ボディケアのラインは今もブランドの基軸となっていますが、コロナ禍の“ステイホーム”の間だったからこそ出来たと思います」

<写真>コロナ禍にスタートしたファームボックスは現在もアメリカの一部地域限定で販売中。

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その後、プロダクトとしては自身の生活に毎日必要だと思うアイテムが順番に追加されていった。

「最初はブランド化するつもりもなかったんですが、料理をするときに美味しい塩が欲しい、とか、ホットソースもあったらいいな、蜂蜜だったらどこの産地がいい?などリサーチしては生産者とコンタクトして……朝食用のコーヒーからディナーのワイン、ベッドサイドのキャンドルなど朝から夜まで、1日を過ごす中で純粋に自分自身が必要なものを商品化していきました」

「前職ではマーケティング主導のアプローチでしたが、コロナ禍を経て私たちは『そんなに多くのものは必要としていないこと』に気づいたんです。『フラミンゴ・エステート』は広告エージェンシー時代にやってきたことの反省と改善でもあり、今、私たちは本当に良質で必要なものが少しだけあればいい。ただ、そうした日常的なプロダクトをどうやったらもっとクールでセクシーに見せられるか?という点には注力してきました」。

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ブランドのキャッチフレーズは“Mother Nature is the last great luxury house(大自然こそ究極のラグジュアリーハウス)”。

ファッション広告やマーケティングで培った人脈や美的センス、アイデアを以て日用品にラグジュアリーな付加価値をつけ、提案する。このアプローチはオプラ・ウィンフリーやマーサ・スチュワート、グウィネス・パルトロウ、パメラ・アンダーソンらコンシャスな著名人にも共感され、数々のコラボレーションにも繋がった。動物行動学者で国連平和大使のジェーン・グドールがタンザニアでつくっている蜂蜜を販売したり、オリーブオイル用のデキャンタを建築家でプロダクトデザイナーのガエターノ・ペッシェがデザインしたりと、コラボレーションの幅も広い。今では125を超えるリジェネラティブ・ファーマーの協力のもと、自然が授ける豊かな収穫物から、ホームフレグランス、バス&ボディ、パントリーのカテゴリーにおいて高品質なプロダクトを提供している。

「ブランドが始まってまだ5年。今後も着実なペースでやって行きたい。例えば100年以上をかけて成長してきたエルメスは我々にとっての理想のビジネスモデルですね」。

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アメリカ、オーストラリアに続き日本へ

そして海外展開も本格化する今年、クリスチャンセンの故郷であるオーストラリアに続き、いよいよ日本でもローンチが決まった。

「日本には何度となく訪れていて、毎回戻ってくるのが本当に楽しみです。クラフトに対する敬意が深く、繊細なディテールを追求する姿勢が素晴らしい。『フラミンゴ・エステート』というブランドはパーソナルなもので、マスマーケットに訴求できるものでもないと思っていますが、日本の方たちは好奇心が強く、どんなプロジェクトにも興味と関心を持って受け取ってくれるのは本当にありがたいです」。

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「日本でものづくりした製品もいくつかあって、これまで屋久杉のオイルから石鹸をつくったり、兵庫県で4代にわたり営まれている多鹿治夫鋏製作所でガーデニング用の鋏をつくってもらったりもしました。来年は椿油のフレグランスもトライしたい思っていて、日本の椿を植えるために家の隣の敷地を購入したところです。本当に日本という国から得られるインスピレーションは尽きることがないんですよ」。

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日本で展開するプロダクトをチェック!

日本国内では5月21日より、キャンドルやソープを中心に銀座の和光 本店地階「アーツアンドカルチャー」にて取り扱いがスタート。シグネチャーともいえるトマトやジャスミンの香りなど、ブランドが大事にする自然の恵みを感じられるプロダクトが手に入る。

国内展開アイテム
「ルームスプレー」¥7,700
「ソープ」¥8,800~
「キャンドル」¥12,650~
「ハンドローション」¥12,100~
「ハンドソープ」¥12,100~

取り扱い店舗

和光 本店地階「アーツアンドカルチャー」

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