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加齢臭の発生源は"あの場所"だった!ワキだけケアじゃ全然足りない理由【皮膚科医監修】

  • 2026.5.15

朝起きたら、枕からなんだか気になるニオイがする──。それ、加齢臭のサインかもしれません。加齢臭の原因は「汗」ではなく「皮脂の酸化」。しかもその発生源は、多くの人がケアを見落としている"ある場所"にありました。渋谷スクランブル皮膚科院長の下方征先生に、加齢臭のメカニズムから正しいケア方法まで詳しく伺いました。

8割以上が実感! 「自分のニオイが変わった」と感じるのは何歳から?

「なんとなく体臭が変わった気がする」──そう感じたことはありませんか?

制汗剤ブランド「デオナチュレ」を展開する株式会社シービックが、25歳から54歳までの男性1236人に実施した調査によると、「年齢を重ねるにつれて自分の体のニオイが変わった(今までとは違うニオイがしてきた)と感じますか」という質問に、85.1%が「はい」と回答。30代後半から変わったと感じる人がもっとも多いという結果になりました。

では、その"変わったニオイ"の正体とは何なのでしょうか。

「古い畳」「古本」のようなニオイ? 加齢臭の原因"2-ノネナール"とは

渋谷スクランブル皮膚科の下方征院長は、体臭の変化についてこう解説します。

「加齢臭の主な原因は『2-ノネナール』という成分です。この成分は男性で35歳前後、女性で40歳前後から分泌が始まり、年齢とともに増加。50代以降により顕著になります。『古い畳』や『古本』に似た特徴的な香りを持ち、特に頭部、耳の後ろ、首周りから分泌されるため、枕に移りやすいのが特徴です。この『2-ノネナール』は、皮脂が酸化することで生成されます」(下方先生)

つまり、加齢臭の正体は「汗」ではなく「皮脂の酸化」で発生します。

ワキだけじゃ足りない! 加齢臭は"耳ウラ""首うしろ"から発生していた

「ニオイケアというとワキにだけ制汗剤を塗る傾向がありますが、加齢臭といわれる2-ノネナールを主成分とするニオイは、耳ウラや首筋に表われる傾向が高いです」と下方先生は指摘します。

「加齢臭のもととなる2-ノネナールは、パルミトレイン酸といったω7不飽和脂肪酸が脂質酸化されてつくられます。汗とは違い、パルミトレイン酸は皮脂腺から分泌されます。皮脂腺は毛根にあり、全身に分布しています。特に耳ウラや首のうしろにかけては、汗や皮脂の分泌が多いにもかかわらず洗い忘れしやすい部位です。洗い流されないまま残った皮脂が酸化し、加齢臭が発生しやすいゾーンですので要注意です」(下方先生)

ワキだけのケアでは加齢臭対策としては不十分。皮脂腺が集中する"耳ウラ"や"首うしろ"こそ、重点的にケアすべきポイントなのです。

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「焼ミョウバン」と「茶カテキン」の両方を配合しており、有効成分の焼ミョウバンが汗を抑え、茶カテキンの抗酸化・抗菌作用がミドル脂臭の原因「ジアセチル」と加齢臭の原因「2-ノネナール」の両方の発生を抑制。スティックタイプなので、ワキだけでなく"耳ウラ""首うしろ"にもピンポイントで塗れるのがうれしいポイント。朝一度塗るだけで夜まで長時間効果が持続し、塗り直しの手間もなし
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次:皮膚科医が教える、加齢臭の正しいケア方法

皮膚科医が教える、加齢臭の正しいケア方法

下方先生は、加齢臭対策では日常のケアが重要だと話します。

「汗はこまめに拭き取り、入浴時はせっけん・シャンプーで優しく汗や皮脂を洗い流すことが大切です。ゴシゴシと洗うと体をきちんと洗えている感じはしますが、皮膚の脂を落としすぎると、加齢臭対策としては逆効果になってしまいます。また、梅干しやカシスなど抗酸化作用の高いものを食べることで皮脂の変化を防げることが分かっています」(下方先生)

さらに、制汗剤の活用もおすすめだと言います。

「制汗剤にはさまざまな有効成分が含まれています。特に、血管を収縮させる働きを持つ『ミョウバン』は、汗腺を狭めるため汗が出にくくなります。殺菌作用もあり、ニオイのコントロールにも有効です。また、『茶カテキン』が配合されたものは、抗酸化作用、抗菌作用があるのでおすすめです」(下方先生)

加えて、規則正しい生活を送ること、食生活の乱れをなくすこと、ストレスを溜めないこと、適度な運動を行うことなど、基本的な生活習慣を整えることも加齢臭ケアには重要です。

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監修者プロフィール

下方 征(しもかた ただし)先生

皮膚科医。渋谷スクランブル皮膚科 院長。2004年名古屋市立大学医学部卒業。東京医科大学病院皮膚科勤務を経て2021年に渋谷スクランブル皮膚科を開業。複数の皮膚科専門医による総合的な皮膚の診療を行う。汗の悩みに関する治療経験多数。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。労働衛生コンサルタント。

<Edit:編集部>

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