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「これで本当に終わったんだ」350万円の借金を5年で完済→ATMの前で深く息を吐いた瞬間

  • 2026.5.17

毎日鳴り続ける督促電話と、消えない不安

三十代に入ったばかりの頃、僕の借金は気づけば三百五十万円まで膨らんでいました。

きっかけは、買い物の小さな積み重ねと、毎月の生活費の補填。

気づけば、複数のクレジットカードと消費者金融からの引き落としが、給料日の翌日には半分以上を持っていきます。

朝から晩まで、スマートフォンが震えるたびに、心臓が止まるような感覚がありました。

督促の電話、督促の電話、また督促の電話。

仕事中にバイブが鳴ると、上司に気づかれないように電源を切り、休憩時間に折り返しの言い訳を考える。

そんな日々が、二年近く続いていました。

夜、眠れない時間が増えていきます。

「このままだと、自分が壊れる」

そう感じた春の終わり、僕はようやく弁護士事務所のドアを叩きました。

受任通知の翌日、訪れた信じられない静寂

初めての面談で、若い弁護士の方は資料を一枚ずつ確認しながら、落ち着いた声で言ってくれました。

「任意整理で進めましょう」

「明日から督促は止まります」

その言葉を聞いた時、まだ半信半疑でした。

あれほど鳴り続けていた電話が、本当に止まるなんて、到底信じられなかったのです。

けれど、受任通知が金融会社に届けられた翌朝。

朝のスマートフォンを確認しても、震えはありません。

昼休みも、夕方も、夜も。

あれほど怯えていた着信履歴が、ぴたりと、まるで嘘のように止まっていました。

あの日のオフィスの静寂を、僕はいまでも忘れられません。

肩に乗っていた重い荷物が、一気に床に落ちていくような感覚。

そこから五年かけて、利息のない元金を、毎月コツコツと返済していきました。

給料日の翌日が、督促日ではなく「返済を進める日」に変わるだけで、生活はがらりと違う色合いに見えるようになります。

そして先日、最後のひと振り込みを終えた後。

ATMの前で、僕はしばらく動けませんでした。

「これで本当に終わったんだ」

声に出さずに、心の中で呟きながら、深く深く息を吐きます。

身から出た錆ではあるけれど、正しい手順を踏んで解決できたことは、いまの僕にとって、大きな自信として残っているのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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