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「ATMは用済み!娘と出てけ!」義両親が他界し遺産を手にした夫が暴言。嬉しい♡ご機嫌で家を出たワケとは

  • 2026.4.27

家族として共に歩んでいくうえで、切っても切り離せないのが「お金」の問題です。本来、お金は家族の幸せを守るためのもの。しかし、その扱い方をひとつ間違えると、何よりも大切な「絆」を壊してしまう原因になることもあります。
自分勝手な理屈でお金を出し渋ったり、家族のための大切なお金に手を出してしまったり……。
もし、一番信頼していたはずのパートナーが、「お金」を理由に家族を裏切るような行動をとったら、あなたならどうしますか?今回は、お金への価値観の違いから、夫婦の関係が大きく揺らぐことになった2つの体験談をご紹介します。

義両親が他界し遺産が夫の元に→用済みと言われ笑顔で出て行ったワケ

私は兼業主婦で、会社員の夫と7歳になる娘と3人で暮らしていました。仕事に家事、育児と慌ただしい毎日ではありましたが、夫は家事にも協力的。近距離別居の義両親とも関係は悪くなく、「大変だけど、これが普通の幸せなんだろうな」と思っていました。

そんな日常が揺らぎ始めたのは、夫が深刻そうな顔で切り出した一言でした。

「実家の店が、負債を抱えたらしい」

そのときの私は、まだ“家族で支え合う話”だと信じていたのです

支える決断と、重くなっていく生活

義実家の店は、表向きは順調に見えていました。ただ、取引先とのトラブルが重なり、少しずつ負債が増えていると夫から聞いていました。

夫は「売上はあるんだ。だけど、人手が足りない」と前置きしたあと、迷いなく「俺、会社を辞めて実家を手伝おうと思う」と言い放ったのです。あまりに突然で、私は言葉を失いました。収入はどうなるのか、生活は成り立つのか。現実的な不安が頭に浮かび、思わず口を開きかけました。私の不安そうな表情に気付いた夫は、声を震わせ「ここで店を畳んだら、父さんと母さんが路頭に迷ってしまうんだ……。頼む、助けてくれ」と言い、頭を下げるのです。必死な夫の姿を見て、私は結局うなずいてしまいました。 義両親との関係を壊したくなかったこともあります。何より「家族を助けたい」という夫の気持ちを、妻の私が否定していいのか分からなかったのです。

それから生活は一変しました。夫は実家に泊まり込み、家にほとんど帰らなくなりました。給料は出ず、生活費はすべて私の収入から……。家事も育児も、完全に私ひとりでこなしキツいと思う日々。でも「今だけ」「もう少し」 そう言い聞かせながら、私は毎日を回していきました。

善意で引き受けた“お金の管理”が、私を追い詰めた

夫が店に入ってしばらくしたころ、義母から「ごめんね! 今日出かけなくちゃいけなくて。領収書とか請求書なんだけど、税理士さんに渡してくれる?」と書類を渡されました。何気なく受け取って中を開き、私は思わず手を止めました。紙の種類も大きさもバラバラで、付箋やメモが貼られたまま。整理されているとは、とても言えませんでした。

私が戸惑っていると、義母は書類を指さしながら「これが仕入れね。で、こっちが今月払わなきゃいけない分! あと、この辺は来月までにどうにかすればいいかな〜って感じ」と一言。言葉は軽いのに、並んでいる金額は大きく、私が思っていた“少し大変”とは明らかに違っていました。詳しい意味までは分からなくても、赤字で囲まれた日付がやけに近いことだけは分かります。思わず私は「……これ、今月中に全額支払うんですか?」と聞くと、義母は「どうにかなるでしょ!」と笑うのでした。夫にも聞いてみましたが「現場のことしか分かんないから」 と、まともに話を聞こうともしません。その瞬間、私は少しでも力になれたらと思い、お金の管理を引き受けることにしました。税理士に確認を取り、支払いの期限を整理し家計と店の出入りを突き合わせる。大変ではありましたが、そうやって一つずつ確認していくうちに「何がいくら」というよりも、「常にギリギリで回している」ことがはっきり見えてきました。

そんな生活が続いていた、ある日のことでした。仕事の合間にスマホを見ると、夫から何件もの着信がありました。電話を掛け直すと「父さんと母さんが事故で……亡くなった」と呟きました。私は頭の中が真っ白になり、急いで義実家へと向かいました。そして、義両親の前に立った瞬間、涙が止まりませんでした。私は「もっと支えてあげられたんじゃないか」 そんな後悔ばかりが頭を巡っていたのです。 ――そして私は、この先に待っている 本当の裏切りを、まだ何ひとつ知らなかったのでした。

夫の勘違いと、静かな決着

葬儀後、しばらくして弁護士から相続の話がありました。淡々と告げられたのは、想像以上の金額。私は内心、「まあ、そうだろうな」と思っていました。赤字続きで、支払いの期限に追われて、毎月ぎりぎりで回していた。“何もない”なんて、むしろ不自然だったからです。

――なのに、隣の夫はなぜかニヤつき、さっきまで沈んでいた顔が、急に緩んだのです。私は夫が「“相続=お金をもらえる”」だと思っていることがわかりました。その瞬間、「……はは! これで財布係に文句言われなくて済むな! 今までお疲れ〜、お財布さん!」と私に向かって言うのです。聞き間違いかと思って黙っていると、夫は軽い調子で「今まで助かったけど、もう役目は終わりだろ! お前は財布役だったんだよ、出す係。それ以上でも以下でもない」と言い放ったのです。

その瞬間、胸の奥で何かが切れました。 怒りよりも先に、妙な納得が来たのです。 ――ああ、だから数字を見なかったんだ。――だから「どうにかなる」で済ませてきたんだと……。私は「離婚は構わない。その代わり、娘の養育費と然るべきお金はきちんと払って」と伝えました。すると夫は、余裕の笑みを浮かべ「問題ないでしょ! これだけの遺産があれば」と言うのでした。

数日後、元夫から慌てた声で電話がかかってきました。元夫は「おい、どういうことだよ! 家に督促が来てるんだけど!」と言うのです。私は「あなた、帳簿も説明も何ひとつ見てなかったでしょ。“相続の話が出た”って部分だけ聞いて、都合のいい想像をしただけ。マイナスの相続もあるんだよ?」と伝えました。電話の向こうで、夫が言葉を失うのが分かりました。私は「プラスもマイナスも含めて相続なんだよ。あなたの目の前にある相続、それが現実よ」と言いました。そして、「娘の養育費は払ってね?」と 告げて、電話を切りました。

◇ ◇ ◇

「家族のため」と言いながら、実際には自分に都合のいい部分しか見ていなかった夫の姿です。生活全体や負債の現実から目をそらし、「自分が得をするかどうか」だけで物事を判断した結果、そのツケは巡り巡って本人に返ってきました。因果応報とは、誰かに仕返しされることではなく、見なかった現実に自分が追いつかれることなのかもしれません。相手を都合でしか見られない関係からは、早めに距離を取り、新しい人生を選ぶことも必要なのかもしれません。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

1つ目のエピソードでは、妻の連れ子の学費をめぐって、信じられないような言葉を口にした夫の姿が描かれていました。家族になったはずなのに、お金を理由に子供を差別するような態度に、強い憤りを感じた人も多かったのではないでしょうか。

続く2つ目のエピソードも、お金がきっかけで家族の日常が壊されていくお話です。大切にしていた「貯金」をめぐって発覚した、夫のあまりにも無責任な裏切りとは……。

年上夫からの離婚宣言→私「いいよ、さようなら」退職祝いで夫が見た地獄とは

まさか、20年連れ添った夫に、退職金のために捨てられることになるなんて――。あのころの私には、想像もつきませんでした。

私より20歳年上の夫と結婚して20年。かつて「君を守りたい」と言ってくれた彼は、いつしか私を家政婦か何かのように扱うように。私はただ黙ってそれに従うだけの日々。でも、心の中ではずっと何かが燻っていました。

そして、運命の歯車が大きく動き出したのは、深夜に鳴り響いた1本の電話からだったのです……。

深夜の理不尽な呼び出し

「おい! 今すぐ店まで迎えに来い!」


スマホから響く、酔って機嫌の悪い夫の声。私は深いため息を隠せませんでした。

「今、何時だと思ってるの……? もう夜中の1時よ」

「は? だからなんだよ? どうせ家で寝てただけだろ? こっちは仕事の飲み会で遅くなってんだ。妻なら旦那を迎えに来るぐらい当然だろ?」


また、これです。私が反論しようものなら、「誰が稼いだ金で生活してるんだ!」という決まり文句が飛んでくるのは目に見えていました。言い争う気力も、もう残っていません。

「はいはい。で、どこに行けばいいの?」と聞くと、「駅前の居酒屋だ。あと、部下も一緒だからな。ちゃんと服とかメイクとかしろよ! 寝間着にすっぴんで来たら許さんからな!」と部下の手前、体裁を気にする夫。相変わらずです。


私は重い腰を上げ、虚しさを押し殺して最低限の身支度を整え、深夜の街へと車を走らせました。

翌朝――。

家事が一段落したころ、玄関のチャイムが鳴りました。そこに立っていたのは、昨夜の夫と一緒にいた部下でした。

彼は深々と頭を下げて、「部長の奥さま……! 昨夜は本当にすみませんでした! あんな時間に送っていただいて……」と言ったのです。

私が冗談めかして「いえいえ、気にしないでください。こういうの、慣れてますから」と笑うと、彼は夫がいかに素晴らしい上司であるかを熱心に語り始めました。


「部長には本当にお世話になってます! 奥さまを大事にしている姿勢とか、男として尊敬してて」「部長、いつも『奥さんへの感謝を忘れるなよ』ってみんなに言ってるんですよ」


家での横暴な姿しか知らない私には、彼の話がまるで別人のことのように聞こえました。……感謝――あの人が? 私の心の中に、長年積もりに積もった冷たい感情が、まるで氷のように固まっていくのを感じました。


そんな私の心中を知らない彼は、キラキラした目で続けます。そんな素晴らしい部長のために、部下有志でサプライズの定年祝いを企画していること、そして『奥さまにもぜひ参加してほしい』と熱く誘われたのです。


最初は乗り気でなかったものの、話を聞いているうちにあることを思いついた私。最後には、にっこりと微笑んでうなずきました。

「えぇ、喜んで参加させていただきます」と。

結婚20年目で白日の下にさらされた裏切り

数カ月後――。

定年を間近に控えた夫から、珍しくメッセージが届きました。

「さっき会社から言われたんだが……退職金が3,500万円も出るらしいんだよ!」

それを聞いた私は、「すごいじゃない! あなたが長年頑張ってきた証ね!」と素直に喜びました。

これで少しは夫婦の関係も変わるかもしれない。そう、淡い期待を抱いて、退職したら2人でゆっくり温泉旅行でも、と提案したのです。

しかし返ってきたのは冷たい返事でした。


「おいおい、まさか俺の退職金を使ってか? 人の金を勝手に使う計画なんて……どこまでもあさましいやつだな」

そして、夫は信じられない言葉を続けたのです。

「単刀直入に言う。俺と離婚してくれ」


頭が真っ白になりました。

「専業主婦で寄生してただけのやつに、俺の3,500万円を持ってかれるなんて最悪だろう? だから退職金が支払われる前に離婚するんだよ」「いいか! この3,500万円の退職金は、俺のものだ!」

法的な知識に疎い夫は、離婚さえしてしまえば、婚姻期間中に築いた退職金もすべて自分のものになる、と誤解しているようでした。

「俺が会社に尽くしてきたからこそもらえる退職金だ!」

「家にいただけのお前には1円もやらんぞ」

そして、損だの、生産性がないだの、夫から送られてくるのは私を見下す言葉ばかり。20年間、夫だけでなく、義両親が倒れたとき、仕事を辞めて必死に介護したことも含め、どれだけ家庭を支えてきたか。その日々は、彼にとっては「家にいてぐうたらしていた」だけに見えていたのです。

「いいよ、慰謝料もらうし。さようなら」

夫の言葉を聞いた瞬間、私の中で何かがぷつりと切れました。長年の我慢の限界だったのです。

夫の「え?」という返信を見て、私はすぐに彼に電話をかけました。「は? 謝っても退職金はやらんぞ?」と吐き捨てるように言ってきた夫に、私は静かに、でもはっきりと告げました。

「えぇ、私も第二の人生を楽しむわ。あなたと違って、私にはまだこれからがあるもの。あなたが支払う慰謝料があれば、老後は快適に暮らせそうだしね」

「な……、浮気なんてしてないぞ!」と言う夫の声には焦りがにじんでいます。

「あら? 私が何も気づいていないとでも? 半年前、あなたが雑に投げたスーツのポケットからホテルのレシートが出てきたの。あのときからよ、私があなたの裏切りを確信して、準備を始めたのは」


私は、プロの調査員に依頼して集めた、浮気相手との10年にわたる関係を示す、言い逃れのできない証拠一式を突きつけました。


夫は分が悪いと思ったのかしばらく黙っていましたが、すぐに開き直りました。

「それがなんだ! 慰謝料なんて払ってやる! 俺には3,500万円の退職金があるんだからな!」

そして彼は、勝ち誇ったように言い放ちました。

「勘違いするなよ! 俺を支えたのは、お前じゃない。俺が頑張れたのは、彼女のおかげなんだよ! これからは堂々と彼女と暮らすんだ!」


私は、その言葉を待っていたのです。

「あら、素敵ね。じゃあ堂々とご自身で浮気を認めたということで。いいわ、あなたがそこまで言うなら、あなたの退職金に対する私の権利を放棄する代わりに、今までの貯金を全額譲渡してもらう旨の書面を交わしてもらいましょうか。本当は離婚したって退職金の一部も財産分与の対象なんだけどね。ま、もちろん、それとは別に、慰謝料はあなたと浮気相手、それぞれにきっちり請求させてもらうから私はそれでいいわ」

そう言って私はあらかじめ用意しておいた離婚届にサインし、家を出ました。

地獄のサプライズパーティーを終えた元夫の末路

数日後――。

元夫から、怒りに満ちた電話がかかってきました。

「おい! どういうつもりだ! なんで今日の俺の定年祝いに、彼女が現れるんだ!」


そう、今日は元夫の部下たちが企画してくれた、あのサプライズパーティーの日だったのです。

「あら、もともとは私が誘われていたのよ」と言うと、「は? お前が……誘われてただと……?」と電話の向こうで、元夫が動揺しているのが伝わってきました。部下たちが企画したサプライズですものね。元夫が知るはずもありません。


「えぇ、そうよ。あなたの部下たちが私をサプライズゲストとして招待してくれていたの」「一度は参加するって返事をしたんだけど、離婚したでしょう? だから参加できないって連絡を入れて……そのときに、『私の代わりと言ってはなんですが』って、あなたの浮気相手さんの連絡先を教えておいたの」「ほら、彼女SNSやってるじゃない?『夫が大変お世話になった方なので、サプライズにはぴったりだと思う』ってね。……まさか本当に招待するなんて、あなたの部下は素直でかわいいわぁ」


電話の向こうで元夫が絶句するのがわかりました。

「お前のせいで飲み会の空気が完全に凍ったぞ! 部下たちもみんなドン引きだ……!」「あいつ、酒の勢いもあって浮かれちまって、みんなの前でとんでもないこと暴露しやがったんだ!」

「10年間、日陰の身で部長を支えてきましたが、これからは私が妻として堂々と……!」と言ったのだとか。浮気相手は、自分がサプライズで呼ばれたということは、元夫が会社の人に自分のことを話していたのだと勘違いし、公に発表してもよい関係だと思い込んだのかもしれません。

「部下たちはみんな、俺がお前と20年間連れ添ってきたのを知ってるんだぞ! それなのに、10年も浮気してたってバレたらどうなるかわかるだろ! 俺が長年かけて築き上げてきた『愛妻家』のイメージが全部、台無しだ!」「それどころか、『長年妻を裏切ってきた最低の男』って部下たちが俺を白い目で見始めてるんだ……!」


私は心の底から湧き上がる冷たい喜びを感じながら、ゆっくりと言葉を返しました。

「『妻には感謝を忘れるな』、だっけ? 会社じゃ随分と愛妻家っぷりをアピールしてたみたいだもんね。だから、もし私が『すみません、離婚したので妻として参加できません』なんて言って断ったら、あなたの顔に泥を塗ることになるでしょ?」「それもあって、これからはあなたの“本妻”になる彼女が登場した方が、よっぽど盛り上がると思ったのよ。元嫁なりに、あなたの“新しい人生”の門出を誰よりも祝ったつもりなんだけど……パーティーの邪魔しちゃ悪いから。部下の皆さんにも、あなたの新しい人生を応援してもらえるといいわね」


これが、20年間の結婚生活で元夫に尽くしてきた私からの、ささやかなお祝いでした。


それから半年後――。

見知らぬ番号から着信がありました。出てみると、それは元夫からでした。以前の横暴さが嘘のように、弱々しい声です。

「少しだけでいいから話を聞いてくれないか?」と言った元夫に、「連絡してこないで。あなたと話すことはもうないわ」と私は冷たく返しました。

私がすぐに電話を切ろうとしていることに気づいたのか、元夫はあわてて続けました。

「いや……その、ちゃんと謝りたくて……。俺が……俺が間違ってたんだ。本当に今まですまなかった……」

まさかあの元夫に謝罪されるとは思わず、私は通話終了ボタンから指を離しました。

「反省してるんだ。だから……俺と復縁しないか? あの女とはもう別れたから! やっぱりお前じゃなきゃダメなんだ!」

詳しく話を聞いて……私はそのあまりの身勝手さに、やっぱり早く電話を切ればよかったと後悔しました。

退職後、浮気相手と沖縄で新生活を始めた元夫。私への慰謝料と貯金を支払った後、残った退職金は彼女の浪費でまもなく底をついたそうです。お金が尽きた途端、彼女は「甲斐性のない男に興味はない」と言って、去ってしまったのだとか。

さらに元夫はほかの役員のように再雇用で70歳まで働けると思っていたようですが、例のサプライズパーティーが原因で部下たちから猛反対されたとのこと。完全に道を断たれていたのです。

自業自得とはいえ、哀れでした。さすがになにか慰めの言葉をかけようか……と悩んでいると、「だから頼む! もう俺にはお前しかいないんだ! 俺を支えてくれ! 一緒に暮らしてくれ!」と夫。


その言葉を聞いた瞬間、20年間の自分の献身を思い出した私。そして一気に心は冷え切りました。

「ふざけないで。大体、『支えてくれ』なんて簡単に言わないで。私はもう十分に、20年間もあなたを支えてきたわ。あなたの人生が終わるその日まで、妻として側にいようと覚悟していた。そんな私の20年間の『支え』を、10年も続けた浮気のために、必要ないって捨てたのは、あなたでしょうが!」


「だ、だからそれは謝ってるだろ!? 20年連れ添ってきた情ってものがないのか!」と言う夫に、「ないわね」と私はきっぱりと告げました。彼が息をのむのがわかりました。

「じゃあ、俺は……本当にひとりに……?」とつぶやいた元夫に、「えぇ。そして、お金も、信頼も、家族も、全部失ったってことに、ちゃんと向き合って生きていってね」と事実のみを突きつけました。

黙ってしまった元夫に、「それじゃあ、どうぞお元気で。お互い、これからの人生を楽しまなくっちゃね」と私は最後の言葉を告げ、静かに電話を切りました。

その後――。

元夫は沖縄の小さなアパートで孤独な老後を送っていると共通の友人から聞きました。

一方、私は慰謝料と財産分与で手に入れた小さな古民家を、少しずつ自分好みにリフォームしながら、猫とのんびり暮らしています。

◇ ◇ ◇

あのときの決断は、決して簡単なものではありませんでした。でも、勇気を出して一歩踏み出したからこそ、今の穏やかな毎日があります。自分の心を大切にして、自分らしく生きていくこと。人生、いつからだってやり直せるんだなって、猫の寝顔を見ながら、そんなことを思う今日このごろです。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

いかがでしたか?

今回の2つのエピソードに共通していたのは、お金の問題をきっかけに、夫の不誠実な本音が見えてしまったことでした。

理不尽な要求や裏切りに振り回されたのは主人公の方でしたが、最終的に大切な家族を失うという悲しい結末を迎えたのは、目先のお金や欲望を優先してしまった夫たちでした。

お金の使い方は、「相手をどれだけ大切に思っているか」という心の表れでもあります。一度失った信頼は、あとからいくらお金を払っても取り戻すことはできません。家族という一番近い関係だからこそ、お金以上に「誠実さ」を積み重ねていくことが何よりも大切なのだと感じさせられるお話でした。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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