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妻「ご飯、いる?」→夫「いらない」冷め切った関係。だが、職場に迎えに来た夫の言葉で状況が一変

  • 2026.6.14
妻「ご飯、いる?」→夫「いらない」冷め切った関係。だが、職場に迎えに来た夫の言葉で状況が一変

家では交わさなくなった言葉

夫とは何年も同じ家に暮らしているのに、会話がすっかり減っていた。

帰宅しても、お互い短い返事だけ。

「ご飯、いる?」

「いらない」

それで終わり。背中合わせのまま眠る夜が、当たり前になっていた。

パート先の休憩室で、契約社員の男性とよく話すようになったのはそんな頃だった。

年下で、聞き上手で、私の愚痴をいつもうなずいて聞いてくれる。

「家、最近どうですか」

「相変わらず、空気みたいなものだよ」

「それ、もったいないですよ」

こうして気にかけてくれる人がいるだけで、ささくれた心がほぐれる気がした。

ある日、彼が缶コーヒーを差し出しながら、そっと顔を近づけてきた。

「誰にも大事にされてないよね」

胸の奥が、ざわりと音を立てた。

図星を突かれた気がして、否定の言葉が出てこなかった。

迎えに来た夫が見たもの

その日から、私は彼に弱音を吐く時間が増えた。

家で言えない本音を、職場のあの人になら言える。

そう思い込んでいた。シフトが重なる日を心待ちにしている自分に、薄々気づいてもいた。

ある夕方、退勤しようとすると、駐車場に夫の車が停まっていた。

珍しく迎えに来たらしい。ちょうど、私はあの彼と並んで歩きながら笑っていた。

夫が車を降りてきた。

私を見て、それから隣の男を見て、低い声で言った。

「最近、家にいない時間が多い理由はこれか」

「違う、そういうんじゃない」

「じゃあ何なんだ」

とっさに否定したけれど、夫は聞く耳を持たなかった。

彼は気まずそうに会釈して、足早に去っていく。残されたのは、黙り込んだ夫と私だけだった。

背中合わせをやめた夜

その夜、夫は珍しく真正面から私を見た。

「ずっと、何も話してくれないと思ってた」

その声が、思っていたよりずっと寂しそうで、私は言葉に詰まった。

寂しかったのは、私だけじゃなかった。

「私も、あなたが私のこと、もうどうでもいいんだと思ってた」

「どうでもいいわけ、ないだろ」

夫がテーブルの上で、私の手を握った。

「迎えに行ったのも、たまには一緒に飯でも食おうと思ったからで」

「……知らなかった」

「もう一度、ちゃんと話そう。やり直したい」

気づけば涙がこぼれていた。甘い言葉に揺れた数週間が、急に薄っぺらく感じた。

本当に欲しかったのは、隣で笑ってくれる誰かじゃない。この人ともう一度向き合うことだった。

あの男性とは、それきり休憩室でも目を合わせなくなった。私たちは、何年ぶりかで同じ方を向いて眠った。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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