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【2代目バチェロレッテ・尾﨑美紀】「退屈」「つまらない」視聴者の声に直面。「誰も傷つけない」と決めて恋リアに挑んだ理由【インタビュー】

  • 2026.5.3

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人気恋愛リアリティ番組参加者の「その後」を追う本連載。今回は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2で2代目バチェロレッテとして参加した尾﨑美紀さんにインタビュー。大学卒業とともに、コスメブランドと美容メディア運営を行う会社を設立、わずか2年で年商15億円を達成した敏腕経営者である尾﨑さん。バチェロレッテとして旅に参加した理由や、番組参加者との破局後に考えたこと、そして今のパートナーとの出会いまでお話を伺った。

経営者としての孤独を感じていたときの番組参加「すごく前向きだった」

──『バチェロレッテ』新シーズンが開幕しますね。尾﨑さんが2代目バチェロレッテに選ばれたときの心境はいかがでしたか?

尾﨑美紀(以下、尾﨑) すごく前向きな気持ちでお受けしました。お話をいただいたのは、起業して5年が経ち、事業もある程度軌道に乗って、精神的にも余裕が出てきた頃でした。今の自分だったら、パートナーのことも考えられるな、と。一方で、仕事でかかるストレスや不安な気持ちはいつも自分一人で抱え込んでしまっていたので、企画内容を聞いたとき、まさに当時の自分にとってはすごくいい機会だと感じたんです。

──経営者として安定してきた一方で、孤独を感じていた尾﨑さんにとって、ぴったりのタイミングだったんですね。一方で、バチェロレッテも運命の相手を自分ひとりで決断しないといけないという点では孤独な部分もあったかと思います。その点はいかがでしたか?

尾﨑 もちろん自分自身の選択が自分や参加者の人生を大きく変えてしまうというプレッシャーはありましたし、悩むことも多く、決して楽しいだけの旅ではなかったです。ただ、バチェロレッテというなかなか人生では経験しないような立場だったからこそ、この旅を全力で終えたらきっと新しい景色を見ることができるだろう、という確信めいたものもありました。そういった予感もバチェロレッテという立場で旅をするモチベーションになっていましたね。

──実際に旅を終えてみて、期待していたような景色を見ることはできましたか?

尾﨑 バチェロレッテを経験したからこそ得られた価値観や出会いはとても多くあったように感じます。特に、バチェロレッテの私を見て、「自分もこういう女性として輝きたい」とロールモデルのように感じてくれる女性ファンの方がとても増えたんです。

私の起業家としての生き方に憧れてくれたり、応援メッセージを送ってくれたり、中には実際に「尾﨑さんを見て決断しました」と起業して会いに来てくれる人もいました。バチェロレッテやバチェラーの新シーズンが始まるたびに過去のシーズンも見て、そこで私を知ってくれる人も多いです。日本ではまだ女性起業家というのは決して多くないと思うので、私自身が他の女性をエンパワーメントできたり、ロールモデルになれたりすることは純粋に嬉しいですね。

過激なやりとりが盛り上がる恋リア。「やりきった!」と帰国したら、「退屈だ」と叩かれて

──恋愛リアリティショーの側面だけではなく、女性自身の生き方にも注目されるのは、バチェロレッテならではですね。

尾﨑 そうですね。ただ一方で、恋愛リアリティショーという側面では厳しいコメントをいただくことも多くあり、当時はとても落ち込みました。

──え、そうだったんですか?

尾﨑 私自身はバチェロレッテをやると決めたときに、参加者全員のことを傷つけることなく、誠実にコミュニケーションをしようと決めていたんです。それは多くの社員とともに仕事をする経営者として私が大切にしているモットーでもありました。特に恋愛リアリティショーでは見え方ひとつでその人の印象が大きく変わってしまいます。私だけではなく、参加者の今後の人生やキャリアも台無しにしてしまうかもしれない。なので、相手を傷つけない、悪く見せるようなことはしない、そういった部分を大切にしていたんです。

そして実際に、大切にしていた部分はブレずにやり切れたと思っています。バチェロレッテの旅は自分にとってとてもいい経験で、やり切ったという気持ちで帰国したんです。でも、番組の放送が始まってからは視聴者から「退屈だ」「つまらない」というコメントが多く寄せられてしまいました。私が大切にしていた配慮や気遣いが、結果的に番組の盛り上がりを欠けさせているように見えてしまったようです。

──なるほど。恋愛リアリティショーは恋愛面や人間関係の「過激なやり取り」が盛り上がる要素の一つでもあるので、そこを波風立たせないようにしようとすると退屈だと感じてしまう人もいるのかもしれませんね。

尾﨑 自分がやり遂げることができたと思った経験が、誰かにとっては退屈で満足のいかないものだった、というのはかなり辛い経験でした。

放送後の破局を経て、パートナーを見つける難しさを痛感

──番組に対する手厳しいコメントはあったかもしれませんが、尾﨑さんは今でもバチェロレッテの参加者の皆さんと仲がいいですよね。昨年末もみんなで忘年会をしたりしていて驚きました。それは尾﨑さんが大切にしていた誠実さがあったからこそなのかなという気もします。

尾﨑 そうだったら嬉しいですね。たしかにバチェロレッテのシーズン2の参加者はみんなとても仲が良いと思います。忘年会も毎年男性陣の誰かが企画してくれるのが慣例になっているんですよ。放送からもうだいぶ経つのにこうやって交流できるのはありがたいですね。

──ちなみに尾﨑さんは番組内で出会った男性にファイナルローズを渡し、交際をスタートさせましたが、放送後に破局されましたよね。その当時の反応はいかがでしたか?

尾﨑 応援してくださっていた方々は残念に思ってくださっていたと思います。ただ、意外とみんな「そうなるって思ってたよ」って感じで、そこは逆にあんまり厳しいことを言う人がいなかったんですよね。それは視聴者の方も、私のことをよく知っている周りの人たちも同じ感想でした。

私自身はあの番組に全力で向き合って自分なりに一番のパートナーを選んだつもりでしたし、本当に真面目に向き合っていました。それでも、帰国してから一緒に時間を過ごしていく中で初めて知る面もたくさんあり、どうしてもお互いに相容れない部分があって、結果的に破局することになってしまいました。

──誰にも相談することができない状況で、限られた時間と空間の中で人生のパートナーを見つけるというコンセプト自体がとても難易度の高いものですよね。そうなってしまうケースも十分にあると思います。破局後、尾﨑さん自身の心境はいかがでしたか?

尾﨑 改めて自分の恋愛を振り返るきっかけにはなりましたね。バチェロレッテの経験、そしてその後の破局を経て、どれだけ相手の内面を深く知ることが大切なのか身をもって理解しました。自分が結婚相手に何を求めるのか、どういう人を好きだと感じるのか、というのもすごくハッキリして。だからこそ、誰かを好きになったりお付き合いしたりすることにすごく慎重になったんですよね。

今のパートナーは自分にとっての“集大成”のような存在

──恋愛や結婚に真剣に向き合い続けたからこそ、気軽に踏み出せなくなってしまったんですね。ちなみに今はお付き合いされているパートナーの方がいますよね。その方とはどのような出会いだったんですか?

尾﨑 最初は友人の紹介でした。同じ起業家の女性が紹介してくれたんですけど、当時は彼女と経営についての話が盛り上がってしまって、あまりその人と深く話すようなことはなかったんです。ただ、その後5カ月後くらいに、本当にふと、その人のことが頭に浮かんだんですよね。なんとなく「元気かな」って気になって連絡してみたんです。そこで久しぶりに再会して、そこから気づけばとんとん拍子にお付き合いすることになっていました(笑)。

──すごい、そんなことがあるんですね。尾﨑さんの直感だったんですかね。

尾﨑 本当に唐突に思い出したんですよね。その後は彼からのアプローチもあって、という感じだったんですけど。ただ、今すでにお付き合いして1年半が経つんですが、彼は本当に良いパートナーで、これからもずっと一緒にいたいと強く願える相手であることは確かです。

──素敵ですね。具体的にどのような点が特に良いと感じるんですか?

尾﨑 何より、信頼できるところですね。これまでの恋愛やバチェロレッテの経験を通して改めて思うのは、パートナーは言葉と行動が伴う人がいいということです。ただ口で言うだけなら簡単だけど、それを行動でも示すのって難しいですよね。思ってもないことを口にすれば、それが中身のない発言だというのも伝わってしまう。そういった誠実さが伝わる部分をすごく大切にするようになりました。今お付き合いしているパートナーは、私自身も彼のことをすごく信頼できると感じるし、加えて私の友人や彼のことをよく知っている人がみんな口を揃えて「彼は本当に素晴らしい人」「すごく信頼できる相手だ」と言うんです。

──友人や親友がそうやって太鼓判を押してくれるって心強いですね。

尾﨑 そうですね。自分が良いと思って選んだ相手でも、周りからすごく反対された経験もあるんです。そしたら実際本当に上手くいかなかったりして……その人のいろんな側面を知るというのはある程度限界があるからこそ、周囲の意見に耳を傾けることも大切だなと感じています。ただ、私が今の彼とお付き合いしたいと思ったのは、そういった過去の失敗をたくさん経験してきたからこそだとも感じているんです。バチェロレッテになる前の私だったら、彼のことを好きだと思っていなかったかもしれない。いろんな経験を積んできたからこそ、彼の本当の良さを理解できるようになったと感じているし、そういう意味で彼は私にとって“集大成”のような存在です(笑)。

昨年から海外展開を開始。「この人だったら大丈夫」と信じられる相手と歩む

──今までの失敗も前向きに活かそうとしてきた尾﨑さんだからこそ、そういったパートナーと出会えたのだと思います。最後に、経営者として、ひとりの女性として、尾﨑さんがこれから描くビジョンについて教えてください。

尾﨑 ビジネス面でいうと、昨年から海外展開を始めていて、これからさらに事業を拡大していくフェーズに入っています。今展開しているサービスや商材により注力していきたいなと考えているところです。プライベートな面でいうと、私自身いま30歳代前半で、将来的には子どもも欲しいと考えているので、ライフステージも少しずつ変わっていくのかなと思っています。

──そういったことはすでにパートナーと話したりしているんですか?

尾﨑 普段からよくしています。長い目で自分たちの人生を見据えて、同じような熱量で将来のことを話し合ってくれる人なので、これからのライフイベントを一緒に過ごすことがすごく自然にイメージできるんですよね。「この人とだったら大丈夫」と信じられる相手ですし、改めて今までの経験があったからこそ出会えた人だなと感じています。

取材・文=園田もなか 写真=島本絵梨佳

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