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新入りの母親に言った一言が、年度末になってもずっと胸に刺さっている

  • 2026.5.2
ハウコレ

「転校生の親は黙ってて」。あの日の自分の声が、年度末になった今も、耳の奥でくり返されます。

3年間のPTA

副会長を3年続けていました。表には出ない雑務を引き受け、クレームの矢面に立ち、「誰かがやらなければ」という言葉で自分を動かし続けてきた3年間です。

そのせいか、新しく入ってくる人に対して、身構える癖がついていました。特に転校生の親は、事情を知らないまま意見を言ってくることが多い。2年前にも同じようなことがあって、その年は広報誌をめぐって大変な騒ぎになりました。だから、またかと思ったのです。

あの一言の真相

会議の場で、その方が手を挙げようとした瞬間、無意識に口から出ていました。「転校生の親は黙ってて」。言ってしまってから、少しだけ後悔しました。でも謝りませんでした。謝れば、自分がひどいことを言ったと認めることになる。そう思って、押し切りました。

その方が帰り際に先生に声をかけているのを見て、まさか広報を引き受けるとは思いませんでした。内心、長くは続かないと踏んでいたのも事実です。 

見せつけられたもの

一年間、彼女は文句ひとつ言わずに広報誌を仕上げていきました。催促しなくても期日通りに届く原稿、丁寧に選ばれた写真、読みやすく整えられた紙面。私が3年かけてもできなかったことを、一年目の新入りがやってのけたのです。

胃の奥がじくじくするような感覚が、ずっと続いていました。

そして...

年度末の総会で、誰かが「担当さん、どなたでしたっけ?」と聞きました。私は「新しく来た方らしいよ」と答えておきながら、その方の名前を呼ぶことができませんでした。

あの日「黙ってて」と言った相手の名前を、私はちゃんと覚えています。ただ、呼べないのです。認めてしまうことが、まだ怖いから。

 (30代女性・会計)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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