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「うちの子、何か変じゃない?」と担任に打ち明けた放課後。検査結果が出た日に、私はあの言葉を悔やんだ

  • 2026.5.2
ハウコレ

入学して2ヶ月が経ったころから、私は息子のことがずっと気になっていました。思い切って担任の先生に打ち明けた放課後。先生の顔が一瞬曇ったのを、検査結果が出た今でも忘れられません。

気になりはじめた春

息子が小学1年生になった春から、少しずつ様子が気になっていました。連絡帳の書き忘れが多く、持ち物は毎週どこかへ消えていきます。家では笑い声が絶えない子なのに、クラスの友達の話が2ヶ月経ってもほとんど出てきませんでした。

担任の先生から「問題があります」と言われたわけではない。でも校門でお迎えをするたびに、胸の奥がざわつくのをどうにもできませんでした。「何かある」とは思っていました。ただ「何か」が何なのか、うまく言葉にできないまま日が過ぎていきました。

廊下で漏れた一言

ある放課後、廊下で担任の先生とばったり会いました。「少しよろしいですか」と声をかけて、長い間抱えてきた不安をそのままぶつけてしまいました。

「うちの子、何か変じゃない?」

先生の顔が、ほんの一瞬だけ曇りました。すぐに「お子さんのことは、しっかり見ております」と答えてくれましたが、そのときの声が少しだけ固かった。私は「変」という言葉を使ったことに、そのときはあまり気づいていませんでした。ただ、やっと誰かに言えた、という感覚だけがありました。「わかりました」とだけ伝えて、その日は帰りました。

3週間後に届いた結果

先生の勧めもあり、スクールカウンセラーに相談したのち、専門機関での検査を受けることになりました。結果が出るまで、気になって仕方がないのに何もできない時間が続きました。

夫と2人で封筒を開けた日、注意欠陥多動性障害の傾向あり、という文字を目で追いながら、涙が出てきました。息子が「変」なのではない。この子はこういう特性を持って生まれてきた。それだけのことなんだ、と思いました。

そして...

結果を報告しに先生を訪ねた日、先生は「そうでしたか」と言って、少し目を赤くしました。「先生も気になっていたんですか」と聞くと、「ずっと気になっていました」という言葉が返ってきました。

先生も、言えなかった。私も、うまく言えなかった。どちらも同じ子のことを心配していたのに、あの廊下ではすれ違っていました。「変じゃない?」という一言が、今も胸の奥でひっそりと痛んでいます。

(30代女性・調理師)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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