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自身の経験を胸に。少女時代チェ・スヨンと安達祐人が語る「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」

  • 2026.4.30
TOSHIKI FUKUNAGA

JO1、INI、ME:Iが誕生したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の第4弾となる「PRODUCE 101 JAPAN 新世界(日プ新世界)」が、毎週木曜日21時よりLeminoで独占配信中。6月6日(土)に日本テレビ系列全国ネットで生放送 & Leminoで生配信される最終回で、12名のデビューメンバーが決定する。

第1回順位発表式が行われさらなる盛り上がりを見せる中、SEKAIプロデューサー代表の少女時代チェ・スヨンと、ラップトレーナーの安達祐人へELLEが独占インタビュー。K-POPブームをけん引した少女時代のメンバーであるチェ・ スヨンと、15歳で単身で韓国に渡り、PENTAGONのメンバーとして韓国をはじめグローバルに活躍した安達祐人。時代を繋ぐK-POPアーティストのふたりが自身の歩みを重ねながら、指導者として携わるうえで大事にしている思いや、次世代スターへのメッセージを語ってくれた。

TOSHIKI FUKUNAGA
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前向きなアドバイスを。トレーナー陣としての視点と伝え方

ーオーディション期間をともに過ごす中で感じる、今回の練習生たちの特徴は?

チェ・スヨン(以下S):練習生みんなに個性や自信がちゃんとあって、ダンスや歌などのスキルに関わらずパフォーマンスから伝わってくるところです。私たちの世代はスキルを磨くところからスタートしてアイデンティティを完成させていたけど、今の世代の子たちは“自分らしさ”がまずあって、そこにテクニックや経験を重ねていくんだなと思って。今の世代ならではの特徴なのかもしれないです。

安達祐人(以下Y):まず、みんなビジュアルが完成されていて率直にかっこいいなと思いました! 僕がデビューした時に比べるとメイクやファッションもより洗練されていますし、最近のトレンド曲のパフォーマンスが多かったので、全体的にかっこいいパフォーマンスを見せてくれたという印象が強かったです。

ーお二人が思う、「つい目で追ってしまう」パフォーマンスはどんなものですか?

S:歌詞や振付のメッセージをちゃんと理解して、そこに自分らしさが込められているものです。他の人の歌をまるで自分が作詞したみたいに歌うのはなかなかできないことだと思うのですが、「自分が伝えたいことをちゃんと分かっている」パフォーマンスにはすごく引き込まれます。

Y:レベル分けテストで、真正面にいる僕たちに目を合わせてくれる子にはやっぱり目が行きました。僕から見ても大先輩のトレーナーの方々の前でパフォーマンスするなんて、絶対緊張するじゃないですか。プレッシャーに負けない気持ちで目を合わせてくれているのが伝わってきたので、僕もその思いに応える審査をしたいと思いました。

©PRODUCE 101 JAPAN 新世界

ー練習生にアドバイスするにあたって、特に意識していることは?

S:できるだけ優しく伝えるように意識してるのですが、練習生の頃の自分を思い出すと、言われても分からない部分がどうしてもあるんですよね。今の私は経験を積んで視野も広がったつもりでいるけれど、それでも10個上の先輩たちが見たら「まだ分かっていない」というように見えているのではないかと思います。となると練習生なら尚更、今言っても分からないところが多いと思うので、どう伝えたら分かってもらえるかを意識しています。

Y:僕も似ているかもしれないです。彼らは100%をぶつけてくれるけど、こちらが思う基準までまだ達していないとき、必要以上にプライドを傷つけてしまったりトラウマにはなってほしくないので、感じたことを前向きに伝えることを意識しています。僕が練習生の頃は褒められた記憶がなかったので(笑)

ー練習生のときにいちばん心に残ったアドバイスや、デビューしてから活きたことはどんなことでしたか?

Y:僕は練習するときに鏡を見てパフォーマンスするのが苦手でよく指摘されていたんですけれど、やっぱりアーティストというのは自分をかっこいいと思わないと成り立たない職業じゃないですか。まず自分自身をしっかり見ないと、お客さんのことを見る余裕もないので、そのアドバイスは大きかったです。

S:練習生のときはテクニック的なアドバイスがとにかく多かったですね。当時から、何年間も練習を重ねてデビューするというK-POPのシステムがある程度体系化されていて、そこで韓国特有の練習量や「最後までやり抜く」ガッツを鍛えられたのは、ずっと活きていると思います。

「アイデンティティを大切に」自らの経験から贈る、練習生へのメッセージ

ーK-POPの世界で練習生生活を送られてきたお二人ですが、夢に向かって努力を重ねる練習生たちを見てどんな気持ちになりましたか?

S:プロの世界で活動していると原石のような子たちがこんなに数多く集まる機会はないので、練習生のみんなが「もっとうまくなりたい」という気持ちを本当にそのまま表現しているのを見て、懐かしく感じました。経験を積むと、気持ちを隠すことや努力や苦労を見せないこともできるようになるので、みんながありのままでぶつかっていく姿が逆に羨ましくもありましたね。

Y:トレーナーの立場ではありますけど、「頑張れ」「つまずいてもやり通せ!」と心から背中を押してあげたい気持ちで見ています。だからといって厳しくしないということではなく、この世界でステージに立つ上での心得をちゃんと教えてあげるのが僕たちの役割だと思っています。自分も事務所に入ってからずっと練習漬けの環境にいて休む時間なんて全くなかったですし、怒ってくれる人の存在はありがたかったです。ここにいる子たちはもう数ヶ月後にデビューが控えているので、彼らのレベルアップを全力で手助けしたいです。

ー今回の練習環境や練習生を見ていて、「自分の頃とここが違う!」と感じたところは?

S:今はコンテンツで溢れかえっている時代ですよね。リファレンスがたくさんあるのはもちろんいいことなのですが、ここまで多様だと人の真似が簡単になってしまって、逆に自分らしさを見つけるのが難しくなっているんじゃないかと思います。私がデビューした当時は、世界で活躍する大人数グループはあまりいなくて、自分たちで考えなければならないことが山ほどありました。今は参考例がたくさんあって大きな失敗をする機会は少なくなった反面、アイデアの受け取り方次第で真似事になってしまうかもしれない。でも、とらえ方によっては自分たちらしい表現としてプラスに活かすこともできるので、その力量がさらに問われているように感じます。

Y:僕は、自分の頃と環境はあまり変わっていないと感じました。練習生を見ていて、空き時間でも頑張っている子は頑張っているし、特に海外組は言語の壁がある中で見えない努力をしている。1人で廊下に出て自分の言語でふりがなを振る作業って、本当に孤独なんですよ。影で頑張っている子たちがいるというのは僕の頃も見ていた光景なので、練習に対する姿勢という部分では当時と似ていると思います。

ー記者会見ではスヨンさんがセルフケアについても触れられていましたが、練習生にどのようなアドバイスを送っているのでしょうか。SNS時代において次世代アーティストにアドバイスをするなら、どんなメッセージを贈りたいですか?

S:やっぱりアイデンティティや個性は、アーティストにとってすごく大事なものだと思うんです。アイドルグループとして音楽をやる以上、100%のパフォーマンスをできることは前提で、そこに自分らしさや個性などの魅力があってこそグループとして長期的に愛してもらえると思っています。

私自身は、グループ活動のときにそういうことで悩むことはあまりなかったというか、そんな暇もなかったんですけど…(笑)。20代後半や30代になってから「“少女時代として愛された自分”以外の“本当の私”ってなんだろう」と、パフォーマーとしての自分のこれからについてすごく悩んでた時期もありました。

Y:僕も、練習生として培える技術には限界があると思っていて、デビューして音楽番組でカメラに向かってパフォーマンスをしたり、お客さんの前でライブをする経験を重ねることでさらに成長していくのを実感しています。 あとからついてくる部分も大きいと思うんですよね。その分、本人そのものの魅力や個性を大事にしてほしいと思っています。

SNS時代の今だから伝えたいことはやっぱり、「常に見られていると思って行動してほしい」ということですかね。自分の発言ひとつが、グループ全体に影響を与えてしまうこともある。そのことはちゃんと意識して、気を付けてほしいと思っています。

TOSHIKI FUKUNAGA

「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」収録の裏話と、今後の見どころとは

ープロデューサー代表&トレーナー陣の間であった面白いエピソードがあれば、教えてください

Y:今回初めてトレーナーを務めさせていただいたんですが、何度もトレーナーをされている仲宗根梨乃さんが、現場で練習生たちを見てすぐに「頑張れよ!」って言っていたんですよ。練習生との距離感はこのくらいでいいんだなと思えて、自分もしっかり向き合っていきたいと思えたし、すごく学びになったので印象に残っています。

S:私はケビンさん(ボーカルトレーナーのKevin Woo)が、ニコニコしていて柔らかい雰囲気なのですが、 すごくリーダーシップがあると思いました。レベル分けテストが長時間の収録だった中で、いつも意見をストレートに伝えてくれて、私たちの議論を引っ張ってくれていました。

Y:ケビンさん、心強かったです。僕は両サイドにディーンさん(国民プロデューサー代表のディーン・フジオカ)やケビンさんという先輩方がいらっしゃる緊張感と、100%でぶつかってきてくれる練習生の子たちに対する緊張感の両方を感じていました。

S:私も練習生のみんなに全力で向き合いたい気持ちが強かったです。でも、長時間の現場となると私は食べ物がないと持たないので、こそこそコーヒーを飲んだり糖分を摂ったり…(笑)。後半はそんな時間もなかったのですが、助け合って無事収録を終えられたと思っています。

左からKAITA、仲宗根梨乃、チェ・スヨン、ディーン・フジオカ、Kevin Woo、川畑要(CHEMISTRY)、安達祐人 ©PRODUCE 101 JAPAN 新世界

ー「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」の今後の見どころを、少しだけスポイラーするなら?

Y:やっぱり「新世界」なので、海外組がこれから番組をどう盛り上げてくれるかは注目してほしいです! 日本のファンの皆さんにも、もっと魅力を知っていただけるんじゃないかなと期待しています。

S:練習生同士のケミストリーですかね。コミュニケーションが上手な子もいれば誤解が生まれてしまうこともあるんですけど、「ライバルであり仲間」のような関係になっていく過程がたくさん見られると思います。

photo TOSHIKI FUKUNAGA styling KAZ NAGAI(安達祐人) hair & makeup MINAKO NARABAYASHI(安達祐人)

<衣装クレジット>
安達祐人 ジャケット¥134,200 パンツ¥85,800 シューズ¥70,400/以上ワイズフォーメン(ワイズ プレスルーム) カットソー¥58,300 カットソー¥18,700/共にヨウジヤマモト プールオム(ヨウジヤマモト プレスルーム)

<お問い合わせ先>
・ヨウジヤマモト プレスルーム tel. 03-5463-1500
・ワイズ プレスルーム tel. 03-5463-1540

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ELLE Japan Instagramではスペシャル動画を公開中

「PRODUCE 101 JAPAN 新世界(日プ新世界)」SEKAIプロデューサー代表を務める少女時代チェ・スヨンとラップトレーナーの安達祐人が、ダンスでケミストリーゲームに挑戦。ふたりのシンクロ率はいかに!?

videographer YOSHIHIRO ONO video editor MARIN KANII/HDJ video producer NAOHIRO SUGANUMA/HDJ

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チェ・スヨン(Sooyoung Choi)
1990年2月10日、韓国生まれ。2002年、日韓合同オーディション番組「ASAYAN」から結成されたRoute 0のメンバーとして、日本でデビューを果たした初の韓国人アーティスト。2007年に少女時代のメンバーとしてデビューし、韓国のみならずグローバルにおけるK-POPブームをけん引。俳優や歌手など、ジャンルを超えてマルチに活動を広げている。

安達祐人(Yuto Adachi)
1998年1月23日、日本生まれ。2016年、PENTAGONの唯一の日本人メンバーとしてデビューし、リードラッパーを務める。2023年に拠点を日本に移し、ソロアーティストとして活動を開始。2025年に1st EP『BLUE SPRING』をリリース。

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