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在宅ワークは“ほぼ無職”!? 義母に暇扱いされた嫁──立場が逆転した日

  • 2026.4.29

働き方が多様化した今、在宅で働いている人、フリーランスとして収入を得ている人も多いと思います。その一方、自宅で働くこと、自宅に居ながらにして稼げることは広く普及していないようにも思います。そうした中で、筆者の知人A子は在宅ワークならではの義母からの冷たい視線に悩んでいました。今回は、A子と義母のエピソードをご紹介します。

画像: ftnews.jp
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在宅ワークは「ほぼ無職」という先入観

筆者も在宅で働いているのですが、家族からは「家にいるんだから家事をしておいて」「私たちは外で働いていてそんな余裕がない」と言われることが多々あります。家で仕事をしていれば、通勤時間はないけれど、毎日8時間程度は細かなスケジュール通りに働いています。しかし、家にいる=暇と認識され、もどかしい気持ちになることも多いです。

そうした中で、フリーランス仲間のA子も似たような思いをしたことがあるといいます。A子は夫の転勤のために出身地から遠い地方に引っ越し。キャリアについて思い悩み、試行錯誤の末、Webライターとしての道を拓きました。

完全在宅での仕事であるものの、収入は20万円ほどで、多くの会社員と同じくらいの収入を得ています。また、就業時間も週5で1日あたり8時間前後。
そうした中で、義実家に行った際、夫婦の家事分担についての話に偶然なりました。A子は「家事は基本的に半々にしていますが、子どももいないし、あまり細かくは決めてないですよ」と、義母に伝えました。すると、「あなた、家にずっといるじゃない! 主婦なんだから家事やりなさいよ。若い夫婦では家事の分担が増えていると話題になってるけど、それは共働きの家の話よ」と注意を受けました。

A子は「お義母さん、私も働いてるんですよ。仕事で忙しくて」と伝えると、義母に「仕事っていったって、家にいるじゃない」と返されてしまいました。

どうやら、義母の中には「在宅ワーク=内職」という固定観念があり、時給数十円、よくて数百円のイメージなのです。まさか、自宅に居ながらにして、会社員程度の収入を得られるとは想像もできないよう……。

義母のもとに、夫とともに旅行のお土産を渡しに行った際には、「A子さんは主婦で、旅行にも連れて行ってもらえていいわね」と嫌味を言われたことも……。

義母は60代半ば、今も現役で外で仕事をバリバリこなしているため、家での仕事は負担が少ないという先入観を抱くのも分かります。でも、実際に働いているのに「働いていない」とみなされるのは、やはり悲しいものです。

義母の病気をきっかけに……

そうした中で、ある転機がありました。義母が病気になり、3カ月ほど動けなくなってしまったのです。本人の希望で自宅療養となったものの、義父だけでは料理やトイレ、お風呂などのケアをすることができません。

A子は義母の自分に対するこれまでの言動から義母の介護を積極的にする気にはなれませんでした。しかし、夫の母であるし、夫が困り果てる姿に同情し、不本意ながらも義母の介護を引き受けることにしました。

在宅ワークの特長を活かし、平日は数時間程度、義実家で仕事をすることに。Web会議なども義実家から対応しました。

介護をしながらバリバリ働くA子の姿を見て、義母のA子に対する見方が変わります。「A子さん、よくがんばってるわね」「最近の人は家でも仕事ができていいわね」と認めるようになったのです。

さらに、「いつもありがとう。仕事も大変なのに」とねぎらってくれるようになりました。
A子が何よりもうれしかったのは、義母に「働いている」と認めてもらえたことです。これまでは、仕事をしていても、自宅で働いているがゆえに、「専業主婦」として扱われてきました。自分の仕事を評価してもらえたことが、義母の介護で得た何よりのご褒美です。

【体験者:30代・女性フリーランス、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:太田あやこ
大学でジェンダーや女性史を学んだことをきっかけに、専業ライターとして活動中。自身の経験を活かしながら、幅広い情報収集を行い、読者に寄り添うスタイルを貫いている。人生の選択肢を広げるヒントを提供し、日々の悩みに少しでも明るさをもたらせるよう、前向きになれる記事づくりに取り組んでいる。

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