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「お義母さん、これだけですか?」こどもの日に義母が用意した昼食→輪切りトマトと大量の柏餅を見たときの本音

  • 2026.5.12

15年経っても縮まらない義母との距離

義実家は遠方にあり、帰省は年に1回あるかないか。結婚して15年が過ぎた今も、私と義母の会話は敬語のままだ。

顔を出してもお客様のような扱いで、台所では義母がテキパキ動き、私は簡単な手伝いをするだけ。口出しなんて一度もしたことがない。

(これがうまくやっていくコツかな)

そう思って、私はこの距離感を受け入れてきた。深く踏み込まないかわりに、ぶつかり合うこともない。それが私たちの関係だった。

娘たちがまだ幼かったこどもの日、義実家へ遊びに行ったことがあった。義母は孫の顔を見てとても喜んでくれた。「大きくなったねえ」と何度も頭をなでて、目を細めていた。

「お昼、もうすぐできるからね」

キッチンから聞こえる義母の声。さぞ楽しい昼食の時間になるだろうと、私は内心わくわくしていた。

こどもの日だから、お寿司かちらし寿司か。子ども向けに唐揚げもあるかもしれない。デザートにはケーキも出るかも。そんな想像で頭がいっぱいだった。娘たちも久しぶりの祖母の家で、はしゃいで畳の上を走り回っている。

食卓に並んだ大皿2枚を見た瞬間

そして、義母が食卓に運んできたのは、大皿2枚。

1枚目には、輪切りにされた大量のトマト。

2枚目には、大量の柏餅。

以上だった。

「大皿2枚」

思わず心の中でつぶやいた。お寿司もケーキも唐揚げもなく、ただ赤いトマトと柏餅の山が食卓を埋めている。

娘たちもきょとんとした顔で、大皿を見つめている。

(おぉ……)

驚きとモヤモヤと、込み上げてくる笑い。私の中でその3つが同時に渦巻いて、頭はパニックだった。

ざっくばらんに話せる間柄なら、「お義母さん、これだけですか?」と一言突っ込めたのかもしれない。でも15年敬語で来た私には、そんな勇気はなかった。

勝手にお寿司やケーキを想像していた私が悪いのだろうか。それとも義母には、こどもの日とはトマトと柏餅という確固たる信念があるのだろうか。

「いただきます」

とりあえずトマトをひとつ口に運ぶ。みずみずしくて、とても美味しかった。柏餅も、ふっくらと炊かれたあんこが上品な甘さだった。

味は良い。味は良いのだ。ただ、想像とのギャップが大きすぎて、心が追いつかない。あれから何年も経つけれど、なぜあのチョイスだったのか、今も謎のままだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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