1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「厳しすぎて嫌いだった」親の躾──結婚後に気づいた本当の意味

「厳しすぎて嫌いだった」親の躾──結婚後に気づいた本当の意味

  • 2026.4.29

筆者の友人・A美は、とても厳格な両親に育てられました。おかげでA美はとても礼儀正しく、常識的な人に成長しましたが、A美自身には思うところがあったようです。A美のエピソードをご紹介しましょう。

画像: 「厳しすぎて嫌いだった」親の躾──結婚後に気づいた本当の意味

厳格すぎる両親

私は一人娘で、とても厳しい両親に育てられました。
なかでも食事中の躾は異常なほど厳しく、姿勢が悪い・箸の持ち方が悪い・手の使い方がおかしいなど、口うるさく叱られるため、楽しく食事をした記憶がなかったほどです。

高校生になっても門限は19時。
外出時の化粧や流行の服装なども許してもらえず、男性とのお付き合いなどはもってのほかでした。
就職活動時に、卒業後一人暮らしをしたかった私は、実家から離れた企業を探したのですが、両親は全部NG。
結局、実家から通える距離の企業しか受けさせてもらえなかったのです。

変わるきっかけ

私は周囲と比べてあまりにも厳しい自分の実家が大嫌いで、親にも反感を持っていました。
しかし、そんな私が変わるきっかけとなったのは、今の夫・K吾との出会いでした。

私とK吾は職場が同じ。
K吾は飲み会などで早く帰る私のことを不思議に思っていたらしく、ある日「どうしてそんなに早く帰るの?」と聞かれました。

私はK吾のことを以前から尊敬していたため、思い切って実家の話をしてみることに。
するとK吾は思いもよらない言葉をかけてくれたのです。

「きちんとしたご両親なんだね。そんなご両親に育てられたA美さん(私)もきちんとした人だと思うよ」

両親の想い

その後、私と付き合うことになったK吾は「心配かけてはいけないから」と両親にもきちんと挨拶をしてくれました。
礼儀正しいK吾に好感を持った両親。
話はトントン拍子に進み、結婚することが決まったのです。

K吾の両親に挨拶に行ったとき、私は義両親に「若いのに礼儀正しい」「食事の作法がきちんとしていて偉い」と褒められました。
それは全て厳しい両親に叩き込まれてきたこと。
私は初めて「娘が将来恥をかかないように教えてくれていたんだ」と思えるようになりました。

心からの感謝

結婚後、出産をした私は、義母に「あなたのようにちゃんとした躾をしてもらった子は幸せね。この子にも教えてあげてね」と言われました。

子どもの将来のことを考え、常識などをしっかりと教えるのは、親の役目です。
私に対する態度とは全く違って、孫にはめっぽう甘い私の両親ですが、今なら「ありがとう」と心から言えると思っています。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

元記事で読む
の記事をもっとみる