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「エアフライヤー」は本当にヘルシー? 揚げ物を食べながら痩せたい人のための、栄養学から見た“驚きの真実”

  • 2026.4.27
MarioGuti / Getty Images

 

ノンフライヤーは揚げ物の「罪悪感」を減らしてくれる?

キッチン家電の中には、期待ほど使われないものもあるが、ノンフライヤー(エアフライヤー)はその例外と言えるだろう。「ノンフライヤーは本当に健康にいいの?」という疑問に対し、専門家たちはポジティブな回答を寄せている。

「ノンフライヤーは、食材を油に浸すことなく『揚げる』ことができる素晴らしい方法です」と語るのは、管理栄養士のジョーダン・ラングハウ氏だ。伝統的な揚げ物と比較して、摂取する油の量を大幅に抑えることができるのが最大の魅力だ。

今日の専門家:ジョーダン・ラングハウ氏 米ノースカロライナ州シャーロットに拠点を置く公認管理栄養士兼認定パーソナルトレーナー。

仕組みは「揚げ物」ではなく「強力なオーブン」

実は「エアフライヤー(空気で揚げる)」という名称は、少し正確ではない。実際には、高温の熱風を庫内で高速循環させて調理する、非常に強力な「コンベクションオーブン(対流式オーブン)」の一種なのだ。

これにより、油を使わなくても揚げ物のようなパリッとした食感に仕上がる。ある試算では、大さじ1杯程度の油で済むノンフライヤー調理は、従来の揚げ物に比べてカロリーを40%から80%もカットできるという。また、通常のオーブンより約20%早く調理できるというデータもあり、忙しい現代人の強い味方と言えるだろう。

発がん性物質「アクリルアミド」を抑制するメリット

高温調理で生成される化学物質「アクリルアミド」は、動物実験において発がん性の可能性が指摘されている(※1)。これについて、ある研究では、ノンフライヤーを使用することでアクリルアミドの生成を最大90%削減できることが示された。

また、冷凍食品の温め直しだけでなく、サーモンのローストや温野菜、厚揚げ(テンプ)や豆腐料理など、ヘルシーな食材を美味しく調理するのにも適している。食材の本来の食感を損なわずに再加熱できる点も、栄養士が推奨する理由の一つだ。

使用時に注意したい「コーティング」と「酸化」のリスク

一方で、いくつか注意すべき点もある。まず、バスケットの「焦げ付き防止コーティング(ノンスティック加工)」だ。ラングハウ氏は、コーティングが剥がれたり傷ついたりしている場合は買い替え時だと指摘する。

古いタイプの加工には「フォーエバー・ケミカル(永遠の化学物質)」と呼ばれる、体内に蓄積しやすい性質を持つ特定の化学物質が含まれている可能性があるためだ。また、魚をノンフライヤーで調理すると「コレステロール酸化物」が増加するという研究結果もあり、これは心血管疾患のリスクに関わるとされている。

結論:ノンフライヤーは健康的な食生活をサポートするか?

「ノンフライヤーは間違いなく、健康的な食習慣を助けてくれます」とラングハウ氏。調理の幅が広がり、これまでとは違うアプローチで多くの食材を楽しめるようになるからだ。

ただし、注意点もある。「ノンフライヤーで調理したからといって、揚げ物が『完全にヘルシーな食べ物』に変わるわけではありません。あくまで揚げ物であることを忘れず、適度な摂取を心がけることが大切です」という彼女の言葉通り、賢くバランスを取りながら取り入れてみよう。

(※1:FDA(米国食品医薬品局)によれば、研究で用いられたアクリルアミドの量は、人間が通常の食事から摂取する量よりもはるかに多いレベルであることに留意が必要としている)

※この記事は『Prevention』からの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

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