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チャールズ国王が破った5つの「ロイヤルの掟」

  • 2026.4.20

フォーマルドレスは「控えめで伝統と習慣に従ったものであること」、サインは偽造を防ぐために「してはいけない」など、イギリスのロイヤルファミリーのメンバーには守るべき数多くのルールがあります。

そのほか、「政治的に中立であること」や「旅行には必ず喪服を持っていくこと」、さらには「貝類を食べてはいけない」といったことまで、ロイヤルたちに課されるルールは、まさに多岐にわたります。

ただ、そうした決まりのなかには、非常に厳格なのも、それほどではないものもあります。そのため、たとえ「ルール」ではあっても、ときにはそれに従わない行動をとるメンバーの姿を目にすることも珍しくはありません。

例えば、キャサリン皇太子妃は並んでレッドカーペットを歩きながら、ふざけてウィリアム皇太子のお尻を軽く叩いたことがあります。また、これまで夫妻は何度となく、多くの人たちと一緒にセルフィーを撮影しています。

つまり、王室が近代化を進めるなかで、ロイヤルたちも市民との“本当の”関わりを持とうとするように変わってきたということでしょう。そして、そうした変化を実現するために最も有効なのは(ロイヤルたちが何世紀にもわたって従ってきた規則を守るよりも)、より人間らしい感情を表して見せることだと考えられます。

チャールズ国王も、自ら「ルールどおりではない」行動を見せることが増えているのだとか。その変化を明確に表す5つの例を、ご紹介します。

カミラ王妃と並んで歩くチャールズ国王 Max Mumby/Indigo / Getty Images

【1】皇太子夫妻に新たな「特権」を付与

チャールズ国王は2025年6月、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃に、王室御用達の認定(ロイヤル・ワラント)を授与する権利を認めました。これは夫妻にとって、重大な意味を持つことでした。

ロイヤル・ワラントは、少なくとも5年間にわたって王室に提供されている(ロイヤルファミリー愛用の)商品やサービスの生産者に与えられるものです。王室御用達となったブランドは製品やウェブサイトに、ワラントを授与したロイヤルの紋章を表示、または掲載することができます。

【2】500年ぶりにローマ教皇と「ともに祈る」

現在の英国国教会の首長であるチャールズ国王は2025年10月、カミラ王妃とともにバチカン市国を訪問。その数カ月前に就任したカトリック教会の新たな教皇、レオ14世と面会しました。

国王と教皇はシスティーナ礼拝堂で、ミケランジェロの大壁画『最後の審判』の前に並び、祈りを捧げました。英国王とローマ教皇が合同で礼拝を行うのは、16世紀以来、およそ500年ぶりのことでした。

教皇レオ14世とチャールズ国王 Handout / Getty Images

英国国教会とカトリック教会が対立する原因となったのは、国王ヘンリー8世が世継ぎとなる男子が生まれないことを理由に要請した最初の妻キャサリン・オブ・アラゴンとの婚姻の無効化を、当時のローマ教皇が認めなかったことです。ヘンリー8世はそれをきっかけとして、1534年に英国国教会を創設。自らその最高首長となりました。

【3】キャサリン皇太子妃と異例の「チークキス」

2025年9月にロンドンのウェストミンスター大聖堂で行われたケント公爵夫人キャサリン妃(エリザベス女王のいとこ、エドワード王子の妻)の葬儀では、出席したロイヤルファミリーが運ばれていく棺を見送った後、その場を離れる前にチャールズ国王に挨拶するキャサリン皇太子妃の姿が写真に捉えられました。

敬意や愛情を示す挨拶のチークキスを交わす場面が表すのは、国王と義理の娘である皇太子妃の絆がいかに深いものであるかということでしょう。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

【4】公式誕生日に皇太子妃を「特別扱い」?

チャールズ国王とキャサリン皇太子妃ががんの治療を受け始めたのは、2024年のほぼ同じ時期でした。

共通の経験は、関係をさらに深めることにもつながったのでしょうか。この年の6月に行われた君主の公式誕生日を祝う祝賀行事、「トゥルーピング・ザ・カラー」でバッキンガム宮殿のバルコニーから空軍の儀礼飛行(フライパス)を観覧したロイヤルたちの立ち位置には、前年とは異なる点が見られました。

国王のすぐ隣に立っていたのは、(前年に並んでいたウィリアム皇太子ではなく)キャサリン皇太子妃でした。ロイヤルファミリーの元執事、グラント・ハロルド氏は『OK!』誌の取材に対し、「バルコニー(での並び順)については、緻密な計画が立てられます」と述べるとともに、このときに並び方は「国王の意思を反映したもの」との見方を示しています。

バッキンガム宮殿のバルコニーに並んだロイヤルファミリー Chris Jackson / Getty Images

【5】公務中に一般市民を「ハグ」

2025年5月、イギリスを代表するアーティストのひとり、ブラッドフォード出身のデヴィッド・ホックニーの作品を紹介する展覧会の会場を訪れたチャールズ国王は、挨拶をしようと近づいてきた若い女性をハグ。

ロイヤルメンバーのこうした行動は、身辺警護上の懸念や伝統的な形式、仕事上の礼儀作法などさまざまな理由から、王室の「規則に反するもの」と考えられています。

From COSMOPOLITAN UK

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