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【60代の健康】生活を謳歌するうえで〈ソロ活〉という選択は大いにあり!和田秀樹先生に聞くメリットと心得

  • 2026.4.20

子どもの独立や定年退職などにより、時間の使い方が他人軸から自分軸へ移行する60代にとって、ひとりの時間は孤独ではなく、人生を豊かにする新しい選択肢。素敵世代が人生を謳歌するために〈ソロ活〉が最適な理由、そしてソロ活を楽しむ心得を精神科医の和田秀樹先生に教えていただいました。

これからの健康に直結するのが60代の「ソロ活」です

ホルモンバランス的にも活発に行動できる年代

60代を迎えると、少しずつ家庭内や職場での役割や重責が軽くなっていき、時間と精神に余裕が生まれてくる反面、新たに得た自由時間を一体どう生かしたらいいのかと、迷い、不安な人もいるのでは。精神科医の和田秀樹先生は「60代の女性こそソロ活を」と推奨します。
「仕事や子育てを第一に、生きがいに感じていた人ほど、よりどころがなく不安に感じてしまいがち。これからは時間も労力も自分のために使えるんだと、ポジティブに捉えるよう頭を切り替えてみてください」 体力もあり、ホルモンバランスなど心身の状態的にも60代は〈ソロ活〉に適した年齢なのだそう。
「男性の場合は男性ホルモンであるテストステロンが減り、元気がなくなりがちです。一方、女性は閉経後にテストステロンが増えるため、意欲的になる傾向がある。好奇心を行動に移すためのエネルギーは充分に備わっているはずなので、“もう年だから”といった思考で自分を抑えてしまうのは非常にもったいない」 体力に自信がない、やる気になれないという人に関しては、美意識ゆえのダイエットや健康志向の食事に傾き過ぎていないかと指摘します。
「若いころに比べたら、多少は健康状態に不安も出てくる年代ではありますが、脂肪もコレステロールもそこまで減らさなくていい。節制し過ぎると栄養不足で力が出ないですよ」

動くことは100%老化予防につながる

抵抗なく、自然に〈ソロ活〉ができるようになることは、これから先の人生の充実度を上げるためには、もはや必至の行動とも言えます。
「ひとりでも複数でも、行動すること、つまり体を動かすことは老化予防になるからです。誰かと一緒なら出かけるけれど、連れがいないと動けないとなると、行動する機会は減っていく。20代が引きこもっていても健康状態の致命傷にはなりませんが、60代が動かないでいると老化を早めるリスクになります」 ひとりでできること、誰かとやりたいことと分けてもいい。まずは自ら動いていくことで、同好の士など仲間と出会える確率も上がります。
「すごくアクティブな友人がいて、マメに誘ってもらっているうちに楽しいことが見つかる、という可能性もなくはないですが、効率が悪い。まずは思いついたことをソロでやってみて、趣味になっていくうちに仲間ができることもあります。ひとりでも楽しいし、仲間がいても楽しいと、柔軟に考えたらいい。誰とも会わない、刺激もないといった日々を送っていると、心身は確実に衰えてしまいます。しっかり栄養を摂って好きなときに寝て、時間に縛られない生活を謳歌するうえで、ソロ活という選択は大いにありだと思います」

60代女子がソロ活を楽しむ心得

「興味はあるけど何から始めたらいいのかわからない」という人へ、〈ソロ活〉をスムーズに始めるためのコツを教えてもらいました。

【1】むずかしく考えずにまずは行動する

〈ソロ活〉に慣れていない人は、「なにをしたらいいのか」と考えがちですが、考えるよりまず動くクセをつけてみましょう。気になるお店のランチでも行ってみたい美術館の企画展でも、「ひとりで楽しめるかな?」などと考えず、まずは行ってみる。つまらなかったら、“実験失敗”と思えばいいのです。そんな軽い気持ちで、まずは試してみることです。

【2】いろいろな情報に目を向けてみる

雑誌や新聞広告、旅行パンフレットにSNSと、いろいろな情報が溢れています。目に入る情報に心が少しでも動いたら、それは行動に移すスイッチになります。自分に合うか、好きになれるのかは、やってみないとわからないもの。少しでもアンテナに引っかかったら、軽く味見をする感覚で体験を。その積み重ねが、自分だけの楽しみを見つける近道に。

【3】変化よりも動かないほうが高リスク

これまでどおりが無難という現状維持は安全なように思えて、実はリスクになります。年齢を重ねるほど、動かずにいると体は衰えていってしまいます。若い世代がおうち時間を満喫するのと比べて、代はガクンと体力が落ちてしまうので、意識して外に出て、未知の世界を体験してみる。「変わるのが怖い」から「変わらないほうが怖い」へ意識変革を。

【4】少しくらいの失敗は困ることではない

もし失敗したら……というネガティブな意識が〈ソロ活〉への挑戦を阻む人もいるでしょう。ひとりで動く〈ソロ活〉で得るものがなかったとしても、失うのは少しの時間とお金くらい。人生を左右するような、大きな失敗はありません。選択肢を絞り込むためのデータの蓄積だと思って、「やってみなければわからない」の精神でトライを続けましょう。

【5】人はそれほど他人のことを見ていない

「ひとりで行動していると、さみしいだと思われないか」と、人目が気になるという人もいるでしょうが、子育ても仕事も一段落したいま、周囲の評価が直接的な不利益を生むことはほとんどありません。そもそも他人は思うほどこちらを見ていない。どう思われるかより、自分がどう感じるか。自由になれる年代なのですから、自分の気分を優先して! 取材・文/根岸聖子 イラスト/カトウ ミナエ ※素敵なあの人2026年5月号「60代からの自由な「ソロ活」のススメ」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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教えてくれたのは 和田秀樹先生

1960年生まれ。東京大学医学部卒。高齢者医療や受験指導で知られ、現在は和田秀樹こころと体のクリニック院長、幸齢党党 首を務める。『60歳からはわたしらしく若返る』『60歳から女性はもっとやりたい放題』ほか著書多数。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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