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40代男性「魔が差した」その場で検挙に…→元警察官が語る、“電車内での盗撮”の実態と対処法

  • 2026.4.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

電車内などで発生する盗撮事案。その中には計画的なものだけでなく、「魔が差した」といった衝動的なケースもあります。

本記事では、公表されている事例を基に、盗撮の実態と防ぐためのポイントを元警察官の視点から解説します。

日常の中で起きている盗撮事案

電車内や駅構内など、人が多く集まる場所では盗撮事案が後を絶ちません。特に通勤・通学時間帯は混雑しやすく、周囲の視線が分散することで犯行が行われやすい環境となります。

一見すると特別な犯罪のように思われがちですが、実際には日常の延長線上で発生しているケースが多いのが特徴です。

実際にあった盗撮事案

ここで紹介するのは、公表されている事例を基にプライバシーを考慮して再構成したものです。

電車内において、40代の男性が目の前に立っていた女子高校生のスカート内をスマートフォンで撮影する事案が発生しました。

不審な動きに気づいた周囲の乗客が通報し、男性はその場で検挙されました。

男性は「目の前に可愛い子がいて魔が差した」と供述しています。

このように、周囲の目がある状況でも犯行に及ぶケースがあるのが、盗撮事案の現実です。

盗撮の特徴は「計画型」と「衝動型」

盗撮には大きく分けて2つのパターンがあります。

1つは、小型カメラなどをバッグや靴に仕込み、事前に準備して撮影する「計画型」です。

もう1つは、今回の事例のようにスマートフォンを使い、その場の状況で撮影する「衝動型」です。

一般的には、機材を準備する計画的な犯行がイメージされやすいですが、実際にはスマートフォンの性能向上もあり、衝動的に撮影するケースも少なくありません。

つまり、「特別な人がやる犯罪」ではなく、環境や状況次第で身近に発生するリスクがあるという点が重要です。

被害を防ぐためにできる対策

盗撮被害を防ぐためには、日常の中での意識が重要になります。

・なるべく他人に背中を向けない
・ながらスマホやイヤホンを避け、周囲に注意を向ける

また、電車を利用する際は、自分が乗車している車両の位置を把握しておくことも大切です。ホームには乗車位置が表示されているため、事前に確認しておくとよいでしょう。

万が一被害に遭った場合、どの路線のどの号車に乗っていたかを確認されることがあります。正確に伝えることで、迅速な対応につながります。

盗撮は決して特別な場所で起きる犯罪ではなく、日常の中で突然発生する可能性があります。

「魔が差した」という言葉で片付けられるものではなく、被害者にとっては重大な犯罪です。

日頃から周囲の状況に注意を払い、いざというときにすぐ行動できるよう意識しておくことが、自分自身を守ることにつながります。


ライター:防犯インフルエンサー りょうせい(りょうせい 元生活安全課

元警察官(警察歴10年)。生活安全課で行方不明やDVなどの人身事案を担当し、防犯の広報や啓発活動にも携わる。現在は防犯アドバイザーとして活動し、Xや音声配信(StandFM)を通じて、日常生活に取り入れやすい防犯の工夫を発信している。


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