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モッコウバラの基本知識:黄と白の違いは?育て方・剪定・肥料までまとめて解説【ガーデニング】

  • 2026.4.12

モッコウバラの基本知識:黄と白の違いは?育て方・剪定・肥料までまとめて解説【ガーデニング】

一般のバラに先がけて花を咲かせるモッコウバラは古くから人々に親しまれ、多くの庭に植えられています。もちろんバラの仲間ですがハイブリッドティーなどとは育て方が違います。モッコウバラの基本知識を押さえておきましょう。

モッコウバラってどんなバラ?

モッコウバラというとクリーム色の、ポンポン咲きの小輪バラを思い浮かべる方が多いことでしょう。
これは正式にはキモッコウバラという名で、モッコウバラは白い花色のほうを指します。

しかし、一般にはモッコウバラ=キモッコウバラとして認知されていて、白のほうを指す場合はシロモッコウバラと呼んだりする逆転現象も起こっているようです。

モッコウバラの原種はロサ・バンクシアエ・ノルマリスという白の一重の小輪のバラで、そこから現在のキモッコウバラが誕生しました。
ちなみにキモッコウバラの学名はロサ・バンクシアエ・ルテアです。

キモッコウバラの特徴はつる性の一季咲きで、花径2.5cmの小さな花が10輪ほどかたまって開花します。無数の花のかたまりが長く伸びる枝に付く様子は圧巻で人目を引きます。

枝にはトゲがほとんどないのもうれしい特徴で、誘引などの作業も楽にできます。
花期は一般のバラよりかなり早く、関東地方以西ではゴールデンウィークの前に満開になりますが、最近は温暖化の影響でしょうか、4月中旬に満開になることも珍しくはありません。

モッコウバラの育て方のポイント

モッコウバラ(キモッコウバラ)は常緑性のため、ハイブリッドティーなどの一般のバラとは栽培法が異なります。
バラは冬に枝を深く切り詰める冬剪定を行いますが、モッコウバラは花芽が付く時期が早いため、冬剪定を行う必要はありません。

4月の花が終わったら枝が旺盛に伸びだしますが、5月~7月初旬までに剪定を行って株をすっきりさせましょう。
その後9月頃までに花芽が完成するのでそれ以降は深い剪定は避けてください。

ただし、夏前に剪定を済ませても、モッコウバラは生育が旺盛なため、冬にはまた大きく伸びていることが多いものです。
せっかくついた花芽を落とさないよう冬の剪定は行いませんが、不要な枝であれば切り、枝を軽く整える整枝を行ってください。

また、モッコウバラは一般のバラほどは肥料を欲しがりません。
新芽が伸び始める時期と花後に、油かすと骨粉の固形肥料かバラ専用肥料を与える程度で十分でしょう。
肥料を与え過ぎると病気にかかりやすくなったり、花付きが悪くなるので注意してください。

モッコウバラは丈夫で病気にもかかりにくいため、日当たりと風通しのよい場所に植えているのであれば薬剤散布もほとんど不要です。
3月末に消毒を1回行えばきれいな花が見られるでしょう。

モッコウバラの素適な見せ方

モッコウバラはつる性なのでフェンスやアーチ、パーゴラ、ポールに枝を這わせて仕立てるのが一般的です。
枝はトゲがなく細くしなやかなため、構造物に合わせて自由自在に誘引できるでしょう。

また、モッコウバラは長く伸びますが、枝を短く切っても花が咲くため、鉢植えでも育てられます。
その場合は鉢に小さなフェンスやポールを立てて這わせますが、支柱に沿って伸ばし、頂部だけ咲かせるスタンダード仕立てにしても素敵です。

筆者が今までに見た中で印象的だったのは、ハナミズキなどの樹木の裏側にモッコウバラを植えるか大鉢を置き、木の頂部から枝を流すように枝垂れさせたスタイルです。
樹木のフォルムに沿うように枝が地面まで下垂する様は可憐にしてダイナミックでした。

最期に大事なポイントを一つ。
モッコウバラは花期が早いため、一般のバラの満開時には花が終わり、褐色のチリチリした状態になっているのが普通です。

小輪のため花がらを全て取り除くことは困難で、咲き誇るバラの隣で枯れたモッコウバラが目立つのは残念感がつのります。
植え場所をよく考え、隣り合わないレイアウトにするとよいでしょう。

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