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《ドガやダリが愛した画材店》芸術の記憶を継ぐ、パリの名店「セヌリエ」を訪ねて

  • 2026.4.9

パリのクリエイティビティに刺激され、ものづくりの素材を探しに街へ。

著名な画家が通っていた画材店やカラフルな毛糸が店内を彩るメルスリーなど眠っていた創作意欲を掻き立てる、心が沸き立つ時間が過ごせる。


巨匠たちに愛された、セーヌ河畔の老舗画材店

◆Sennelier(セヌリエ)

創業時のままの姿を留める緑のファサード。若い世代の客も訪れフランスの芸術の歴史を次世代へ繫ぐ。

ドガやダリ、ジャコメッティなどの巨匠が愛した「セヌリエ」は、1887年の創業以来、家族経営を守る画材店。

店のシグネチャーの一つは、1949年にピカソの熱望で開発された世界初のオイルパステルだ。

1904年から3年をかけ完成したソフトパステル“ア・レキュ”が棚に並ぶ。高純度の顔料はベルベットのような質感が魅力。
人気のオイルパステル72色セット231.11€は、各色5段階の階調。繊細な光を描き出す。

「芸術家と話し、新しい技術や製品について情報交換することを大切にしてきました」と語る4代目のソフィー・セヌリエ氏。

また、「伝統を守りつつ、モダンで良い製品を揃えること」がセヌリエ家の信念。

「セヌリエ」の上階には日本やブータンなど世界中の紙が揃う。どんな作品を創るか客と対話を重ね一枚を提案するそう。
左:「ア・レキュ(セヌリエのロゴである盾)」シリーズ。高純度なパステルは、通常の12倍のたっぷりとした容量のタイプ(17.15€)もあり、ダイナミックな絵の表現を支える。 右:オーバル型の「ア・レキュ」は新商品(23.11€)。

オリジナル商品のほかに、店内には世界中から集めた質の高い画材が揃う。

知識豊富なスタッフがゲストに寄り添い、最適な品を探し出してくれる。

「アーティストとの対話が知識を豊かにする」と語るソフィー氏。専門スタッフが世界中の紙から最適な一枚を提案。

Sennelier(セヌリエ)

所在地 3, quai Voltaire Paris
電話番号 01 42 60 72 15
営業時間 10:00~12:45、14:00~18:30(月曜 14:00~18:30)
定休日 日曜
https://magasinsennelier.art

文=木戸美由紀
写真=吉田タイスケ

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