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結婚披露宴、参列者が3分の1に!?元ウェディングプランナーが目撃した“消防士の結婚式”での予想外の展開

  • 2026.4.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、yukimaruです。
結婚式の当日、披露宴中に大勢の人がいなくなる...そんなこと考えられますか?

実は特殊な職業ゆえに、いざという時には起こり得る光景なのですこんな職業を持つ新郎新婦様は、ある程度の覚悟が必要です。

思わぬ誤算!披露宴中に大勢の人がいなくなる...一体どういうこと?

自分の披露宴中に、披露宴中に大勢の人がいなくなる..ことを想像するとどうですか?

さみしい...辛い...途中でやめたい...そんな思いになりますよね?

しかし、3分の1がいなくなる披露宴は、誇り高き披露宴であり、その後も大盛り上がりが続く結婚式なのです。

そう、それは、新郎新婦のどちらかが、自衛官、もしくは消防士さんなど、緊急招集がかかる可能性がある職種の場合です。

プランナーを長く続けていると、稀に直面することがあります。

私もプランナーとして、そのような結婚式を担当したことが過去に3回ほどありました。

しかし、どの披露宴も3分の1の人を見送る時には、盛大な拍手、そして、人が少なくなった会場も盛り上がり続けるのです。

この日の結婚式は、新郎様が消防士。

消防士の友人、同僚が集まる披露宴は、余興が非常に盛り上がります。

この日も大盛り上がりをしており、その余興が終わったころに主賓席で一本の電話。

上長が立ち上がり、同僚に声をかけている様子を見て、私も過去の経験からピンときました。お話をうかがうと、やはり緊急出動でした。

司会者から「たった今、緊急出動の指令が入りました。新郎様側の同僚の方々が退場されます。なお、引き続き披露宴は執り行います。

そして上長がマイクを持ち「このようなハレの日に大変申し訳ございません。管内において大きな火災が起こりました。そのため、出動いたします。新郎新婦並びにご両家の皆様大変申し訳ございません。この度は、誠におめでとうございます」

という声と同時に、一斉に会場の3分の1が退場、新郎は立ち上がり、扉口に向かって敬礼、会場からは割れんばかりの拍手と「頑張れー」「かっこいい!」などの声が飛び交っていました。

一本の電話から30秒以内の出来事です。

会場中が一致団結!稀に見る、全員で作り上げた披露宴

新郎様が一言「みなさま、せっかく参列くださっているのに大変申し訳ありません、特に新婦側の皆様、申し訳ございません。ただ、今、命を救うために宴会から気持ちを切り替え現場に向かった仲間を誇りに思います。

また、私は残らせていただきありがとうございます。今の現場が、誰一人亡くなることなく無事に消火されますよう祈っております」

と話すと、会場内はまた大きな拍手に包まれました。

新婦様もその新郎様の姿を見て、とても誇らしげにされていました。

そこからの余興がいくつか無くなりましたが、残った友人や親族が、次々にアドリブの余興やカラオケ、スピーチ、ダンスなどを申し出てくださり、大変盛り上がる披露宴になりました。

シェフが会場の様子をみて、残った皆様にデザートを1品サービスで追加、予定になかったサービススタッフがたくさん会場入りをして、会場側も盛り上げるために尽力しました。

会場中が一致団結をして、新郎新婦を祝福しようという様子に、プランナーの私も涙してしまいそうになるほどでした。

滞りなくお開きになった披露宴後、新郎新婦様とご両親様の晴れやかな顔は、今でも忘れられません。


ライター:ゆきまる

大学卒業後、フリーターを経てウェディングトップの大手の会社に入社。ウェディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理活動を行う。現在は、Webライターとして活動。ウェディングプランナーから培った「人を想う気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。


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