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【92歳ひとり暮らし】の買い物スタイル!あえて坂道スーパーへ行く理由と「写真で整える」ひとりごはん術[粟辻早重さん]

  • 2026.3.23

【92歳ひとり暮らし】の買い物スタイル!あえて坂道スーパーへ行く理由と「写真で整える」ひとりごはん術[粟辻早重さん]

92歳のデザイナー・粟辻 早重(あわつじ さなえ)さんは、55年前に建てた家でひとり暮らし。次の展覧会に向けて、新作づくりに向き合う日々を送っています。年齢を重ねてもなお、次々と湧いてくる「形にしたい」アイデア。その創作意欲の源は、どこにあるのでしょう。話題の新刊『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA刊)から、第2回は、買い物と食事づくりについてご紹介します。

リュックを背負って食材の買い出しへ

食材の宅配などの便利なシステムもありますが、私はこまめに買い出しに行く派です。歩きやすい靴を履いて、リュックを背負うのがいつもの買い物スタイルです。

自宅から歩いて行ける距離に、スーパーマーケットが2軒。どちらも片道10分ほどですが、片方は途中に坂があります。行きは下りだけれど、帰りは上りになるのでちょっと大変。でも「昨日はあまり動かなかったな」なんてときは、あえて「行きはよいよい帰りは怖い」のスーパーに行くことにしています。

普段の買い物タイムは午後なのですが、あるとき、なんとなく午前中に出かけました。自宅に戻ってくると、長女が玄関のカギをガチャガチャ。急用でもあるのかしら?と思って声をかけると、パッと振り向き、「おはよう」も言わずに「どこに行ってたの?」。

朝、電話をしたけれど私が出なかったため、何かあったのでは?と心配になったのだとか。「いいお天気で気分がいいから、スーパーに行ってきたのよ」という私の答えを聞いたときの、なんともいえない表情ときたら! あれはホッとしたのかしら。それとも、マイペースな私にあきれていたのかしら……。

ひとりごはんは写真で栄養管理

毎日ではありませんが、ひとりで食べる食事の写真を撮っておくことがあります。狙いは、健康管理です。

自分だけのために食事を作っていると、栄養バランスが気になることがあります。でも、「一昨日の夜、何を食べたかしら?」なんて、なかなか思い出せません。そんなとき、役に立ってくれるのが写真なんです。

撮ったものをときどき見返して、使う食材が偏っていないか、食べる量が少なすぎていないかなどをチェックします。「なかなかバランスよく食べられてるじゃない」と思えると、なんだか楽しくなるんです。

いちばん気をつけているのは、カルシウムやタンパク質をしっかりとること。不足気味かな?と思ったときは、おやつにチーズを食べるなどの工夫をしています。

最近、見直しているのが、スーパーのお惣菜です。私がよく買うのは、焼き魚。食べたいと思っても、生のお魚だと1切れ入りのパックはあまり見かけません。でも、焼いたものならひとり分で売られていることに気づいたんです。上手に焼かれているので少し温めるだけでおいしく食べられるし、焼いた後のグリルも洗わなくていいし……。

でも、出来合いのお惣菜だけで食事をすませることはありません。必ず、1品は手作りのおかずを組み合わせます。

根菜たっぷりのおみそ汁で食物繊維を補給して、春菊のごまあえでビタミンCをとって。お惣菜を利用するときも、栄養バランスを意識して献立を考えるようにしています。

※この記事は『92歳、好き放題で幸せづくし』粟辻 早重著(KADOKAWA刊)の内容をウェブ記事用に再編集したものです。

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