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リビングでブランコ?【92歳ひとり暮らし】のデザイナーが続ける3つの“家の中習慣”で体力が落ちない理由

  • 2026.3.22

リビングでブランコ?【92歳ひとり暮らし】のデザイナーが続ける3つの“家の中習慣”で体力が落ちない理由

92歳のデザイナー・粟辻 早重(あわつじ さなえ)さんは、55年前に建てた家でひとり暮らし。次の展覧会に向けて、新作づくりに向き合う日々を送っています。年齢を重ねてもなお、次々と湧いてくる「形にしたい」アイデア。その創作意欲の源は、どこにあるのでしょう。話題の新刊『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA刊)から、第1回は、リビングで実践する体を動かす日課をご紹介します。

リビングルームは私のパーソナルジム

私は、歩くのが速いみたい。娘と一緒に歩くときも、急ぎ足でついてくるのは娘のほうです。意識して速歩きをしているわけではありません。これが、私の体にしみついたペースなんです。

夫は、背の高い人でした。どこへ行くときも、夫の隣が私の定位置。寒い時期には、つないだ手を夫のコートのポケットに突っ込んで歩くのが私たちの習慣でした。

夫婦で並んで歩くうちに、私の歩幅が夫に近づいたんだと思います。夫が亡くなって30年以上たつけれど、私は今でも、体のサイズや年齢に似合わない大股でスタスタ歩き回っています。

歩くことが苦にならないのは、普段の生活のしかたも関係しているかもしれません。自宅は中2階のある3層構造で、リビングルームとキッチンは1階、バスルームや寝室は中2階。1日に何度も階段を上り下りするのは、私にとってはあたりまえのことです。

ちょっと疲れたな、なんてときはマッサージチェアで体をほぐしますが、マッサージチェアが置いてあるのは3階。だから、ひと休みする前後にも階段の上り下りをすることになるんです。

若い頃からずっと、絵を描いたりものを作ったりと手先を使うことが多い仕事を続けてきたせいか、作業の合間に「体を伸ばす」ことも習慣になっています。以前は、壁や柱に手をついてストレッチをしていたけれど、今は「ブランコ」が日課です。

ブランコといっても、公園にある遊び道具のようなものではありません。使うのは、リビングの高いところに取り付けた専用のバー。ここにぶら下がり、前後にゆらゆらと体を揺らすのが私のブランコです。

1回10秒ぐらいですが、肩から背中、腰のあたりまでがシャキッと伸びて気持ちがいいです。自分の体重を支えるだけですが、やってみると意外に力が必要なんです。 日に数回ブランコを続けているため、測ったことはないけれど、私の握力は年齢の割に優秀なんじゃない?と思っています。

ブランコに加えてもうひとつ、15年間続けているのが縄跳びです。きっかけは、孫が縄跳びをしていると聞いて試してみたこと。何気なくやってみたら、見ていた家族に「速い!」「上手!」なんてびっくりされて……。どうやら私には、縄跳びの才能があったみたいです。

それ以来、寝る前の縄跳びも欠かせない習慣になりました。縄跳び用のスペースは、吹き抜けになっているリビングの窓際。ロープが引っかからないよう、何も置かないスペースを確保してあります。

家族がプレゼントしてくれた愛用のロープで、タタタタタッと30回。一度も引っかからずにできると、「よし!」とうれしくなります。

連続30回跳ぶのが理想なので、途中で引っかかったときはやり直しです。

……まあでも、「28回目で引っかかっちゃった!」なんてときは、できたことにしちゃうんですけどね。

※この記事は『92歳、好き放題で幸せづくし』粟辻 早重著(KADOKAWA刊)の内容をウェブ記事用に再編集したものです。

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