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「天童木工」のヘリテージをひも解く企画展が、伊勢丹新宿店で開催

  • 2026.3.18
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「天童木工」が、伊勢丹新宿店 本館 5階 イセタン ホーム エッセンス内の新スペース「デザインスタジオ」にて、企画展『SHAPE OF TENDO かたちには、つづきがある。』を開催。クリエイターと協働する「ニューコラボ」、ジャパニーズモダンの家具を現代によみがえらせる「リバイバル」、「天童木工」監修のもとでヴィンテージ家具を展示・販売する「ヴィンテージ」という3つのアプローチから、「天童木工」によるものづくりの広がりと、その“かたち”が受け継がれていくさまを紹介する。会期は2026年3月25日(水)から4月21日(火)まで。

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「ニューコラボ」は、「天童木工」に深い関心を寄せるクリエイターの視点や発想を起点に、その思いを新たな家具へと落とし込む取り組み。

使い古されたスケートボードの板を素材に彫刻作品を手掛けてきた現代アーティスト、HAROSHIとのコラボレーションでは、HAROSHIを象徴するレインボーカラーの積層表現を取り入れた“ムライスツール”を製作した。断面に現れる色の重なりが、フォルムの輪郭を際立たせる。

<写真>各プロダクトに、HAROSHI自身がシグネチャーナンバーを手彫りしたステンレスプレートが付属する。“HAROSHI×ムライスツール”各¥352,000※数量限定販売

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かしゆか(Perfume)とつくり上げたのは、“ラタンコネクトスツール”だ。かしゆかが愛するラタンを素材としたスツールが、本人がつけた「コネクト」というプロダクト名の通り、人と家具、空間と暮らしをゆるやかに“つなげる”。三日月形の座面は、以前協働した“ラタンサイドテーブル”と組み合わせられるほか、複数を連ねることで連続した造形を生み、テーブルやベンチのようにも使用できる。

会場ではさらに、ファッションブランド「ヤエカ」の服部哲弘と服部恭子、そして「オールモストブラック」の中嶋峻太とタッグを組んだプロダクトも披露される。

<写真>カラーは、素、麦、栗、藤の4色で展開。いずれもかしゆか自身によって名付けられた。※藤のみ数量限定での販売。“ラタンコネクトスツール by KASHIYUKA”各¥179,300

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「リバイバル」では、日本のデザイン界を牽引し、ジャパニーズモダンを提唱した剣持勇の家具を、現代の暮らしに合わせて再構築。

写真は、丹下健三が設計した熱海ガーデンホテルのために構想されたスツールとテーブルを復刻した“柏戸スツール”と“柏戸テーブル”。図面や現存資料、実物の検証を重ね、当時の造形を分析しながら製品化した。

<写真>“柏戸スツール”¥473,000 “柏戸テーブル”¥664,400

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さらに、大谷幸夫が設計を担当した国立京都国際会館のためにデザインされたイージーチェアとソファに加え、かつて存在したアームレスタイプもリバイバル。箱型フレームの構成を生かしながら、アームをなくすことで視線のヌケを生み、空間に軽やかさをもたらした。サイズも現代の住環境に合わせて見直されている。

<写真>“イージーチェア”¥495,000 “ソファ”¥1,089,000

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「ヴィンテージ」で紹介されるのは、「天童木工」のヘリテージを物語る家具。山形県庄内町のヴィンテージ家具店fismicの協力のもと、剣持勇や松村勝男による作品はじめ、 1950~60年代に生まれ、丁寧に使われてきた家具の数々をセレクト。「天童木工」と共に、真贋を確認し、製品が生まれた背景や時代性を読み解いていく。

また、本展では、1968年の本社工場竣工時から工場内で使われてきたスタッキングチェアを特別販売。一枚の成形合板パーツからなるチェアの表面材には、今では希少な大柄のローズウッドが用いられ、銘木の豊かな表情を今に伝える。

1940年の創業時より妥協のないものづくりを続けてきた「天童木工」の歴史に触れると同時に、現在進行形の挑戦も垣間見える『SHAPE OF TENDO かたちには、つづきがある。』。実際に足を運び、“かたち”が紡ぐ物語に触れてほしい。

SHAPE OF TENDO かたちには、つづきがある。
会期/2026年3月25日(水)~4月21日(火)
会場/伊勢丹新宿店 本館5階 イセタン ホーム エッセンス (デザイン スタジオ)
住所/東京都新宿区新宿3-14-1

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