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足の下に広がるロマン。時空を超えた旅路である坂道3選

  • 2026.3.19
豊島区 富士見坂、東大和市 狭山丘陵28%標識の坂、台東区 芋坂
BRUTUS

教えてくれた人:沢村耕太(坂道マニア)

さわむら・こうた/東京、大阪、長崎など津々浦々の坂を、傾斜、長さ、由緒、美観の4つの視点からミシュラン方式で評価したサイトを運営。

坂は時空を超えた旅路である

坂のイメージは?と聞くとたいていの人は「しんどい」と答える。かくいう私もそうだった。高校時代、通学で上り下りした坂は苦行そのものであった。しかしある時、東京の地形図を見て考えが一変した。

アスファルトで表面を固めてはいるが、都会で暮らす我々の足元にはフィヨルドのような地形が広がり、山手線圏内でも西から東へ40m近い高低差がある。坂は上下を移動する手段にすぎないが、地形の成り立ちやそこに暮らす人々の知恵に思いを馳せると、時空を超えた旅路となるのだ。

豊島区 富士見坂
富士見坂   豊島区高田にある美しい一本坂。かつては坂上から富士山が見えたそうだが今はビルで見えない。坂上に空がU字形に見える「抜け感」も現在はマンションで遮られている。細田守監督の映画『時をかける少女』の舞台にもなった。近隣には同じく激坂で有名な「のぞき坂」がある。住所:豊島区高田1-23-18付近
東大和市 狭山丘陵28%標識の坂
狭山丘陵28%標識の坂   東京郊外の多摩湖のほとりにある坂で、東京都下の住宅地で最も急な坂候補。地形的には狭山丘陵(東京都と埼玉県の県境にある、多摩湖と狭山湖を擁する離れ小島のような丘陵)を南側から上る。車が無理に下りて先端が引っかかり救助を求める姿が時々あるらしい。住所:東大和市湖畔1-1004付近
台東区 芋坂
芋坂  山手線日暮里駅近く、荒川区と台東区の境界付近にかつてあった坂。明治時代の鉄道敷設に伴って分断され、今は「芋坂跨線橋」に名が残る。かつて自然薯(じねんしょ)(ヤマイモ)が採れたことにちなんで名づけられたという。夏目漱石『吾輩は猫である』や、正岡子規の俳句では団子とともに登場する。住所:台東区谷中7-11付近
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