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英国王室が勢ぞろい! 伝統の英連邦記念式典で注目すべき7つのハイライト

  • 2026.3.13

2026年3月9日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたのは、コモンウェルス・デー(英連邦加盟国の記念日)の式典。
英国王室にとって重要な行事で、生前エリザベス女王はほぼ毎年出席されていました。一年のうちで、英国王族が一堂に会するという点でも貴重な機会でもあります。とりわけ今年は、ご存じの通り、アンドルー元王子を中心に王室を取り巻く状況が騒がしい中での、初の王族勢揃い、ということになりました。
そこで、毎年追い続けている私が、この日気になったこと、そして注目したことを、7つの視点でお伝えします。

#1 出席した王族方の見事なカラーバランス

WPA Pool / Getty Images

この日出席されたのは、チャールズ国王&カミラ王妃、ウィリアム皇太子&キャサリン妃、アン王女ご夫妻、グロスター公爵ご夫妻と、まさに現在の核となる、高位メンバーの皆様8名。とにかく良くも悪くも「安定感」という言葉しか浮かんでこないほどの貫禄あるメンバーが集結といった印象でした。

加えて、それを象徴するかのごとく、ご婦人方のファッションも見事に色が異なっていて、それぞれの存在感を引き立てていてビックリ。王妃は鮮やかな赤で、まさにクイーンといったトップの華やかさ。キャサリン妃はブルーと、定番の爽やかかつロイヤルカラーで派手過ぎず地味過ぎない、絶対間違いのない色をチョイス。さらに女王の長女、アン王女はグリーンでした。地に足ついた印象とともに、フィリップ殿下のお好きな色でもあり、2022年の殿下の追悼式典でお召しになったものでした。
そしてグロスター公爵夫人はネイビーという最も控えめな色ながら、マックスマーラのコートに赤のスカーフを効かせたセンスが光る装いが素敵でした。果たして事前打ち合わせがあったのか、はたまた偶然なのかはわかりませんが、スリム化したからこそ、より皆様方のお立場や個性、価値観が、この色選びからもとても表れているように思えました。

#2 華やか担当の皇太子妃ファッション

Karwai Tang / Getty Images

高位メンバーのスリム化に加え、高齢化が密かに進む中、ファッションアイコンでもあったエリザベス女王の逝去後は、キャサリン妃が「華」担当として、その役割を受け継がれたと感じています。皇太子妃となられて以降、静かにファッションにも変化が見られ、この日もロイヤルらしいブルーを軸に、ワントーンコーデで圧巻の貫禄を見せられました。

ドレスコートはキャサリン・ウォーカーのもので、ダイアナ妃もご愛用のロイヤル御用達デザイナー。露出を控えつつ、華やかさとエレガントな雰囲気を持ったデザインを新調され、重要イベントを意識されました。

Karwai Tang / Getty Images

そしてさりげないけれど、実は象徴的なのが、肩。ツンと跳ねた肩先は、パワーショルダー。昨今増えている大ぶりサイズのハット型お帽子と合わせて、まさに皇太子妃というお立場ならではのパワースタイルといえるでしょう。

#3 キャサリン妃のジュエリー使いにみる新たな王室の未来像

Mark Cuthbert / Getty Images

さらに注目したのが、キャサリン妃のジュエリーでした。イヤリングは、故エリザベス2世も着用されていた王室所有のもので、1947年にバーレーン国王がエリザベス王女への結婚祝いとして贈られた、大粒パールの2つが使われています。現在は英連邦加盟国ではないものの、コモンウェルスデーの式典に王室所有のジュエリーを着用されるのは至極当然ともいえます。

では、5連のパールネックレスはというと、こちらはヴィンテージのフェイクパールを使って作られたもの。

王室ジュエリーとフェイクのパーツを使ったネックレスをミックスして重要行事に出席するというのは、正直違和感も感じますが、それこそがキャサリン妃らしさとも言えるでしょう。
一般から嫁がれ、倹約家で知られる皇太子妃の、ロイヤルジュエリーとモダンジュエリーをミックスしたジュエリー使いに、未来の英国王室を見るような気がしました。

#4 故エリザベス女王の血を引くアン王女とキャサリン妃、カミラ王妃の関係

エリザベス2世の逝去後、兄チャールズ国王をサポートするべく毎年出席されてきたアン王女。現在の英国王室を率いる真のキーパーソンはこの方であろうと推測しますが、それだけに、王族方間でも対応を注視されています。
兄チャールズ国王へのカーテシーにはじまり、その後も兄妹らしい仲の良い振る舞いが見られる一方、カミラ王妃へのカーテシーは当然ありません。

WPA Pool / Getty Images

片側のみのチークキスはありましたが、仲が良いというよりビジネスライクといった感。なにせカミラ王妃の最初の夫君はアン王女の恋人であったという因縁をもつおふたりだけに、心底仲良しとは思い難い…。

ではキャサリン妃とは?こちらも、そもそものお立場としてビジネスライクであってもおかしくないですが、謙虚さをもって良好関係を作るのがお得意なキャサリン妃とは、投げキスでご挨拶。というのも、この時のキャサリン妃のお帽子が大きくて、チークキスの妨げになる可能性大。それを見越して、王女が手で投げキスを。それを受けて思わず笑顔になるキャサリン妃、とまさに正統かつ良好な義理関係といえますよね。

#5 皇太子夫妻のラブラブはここでも健在

WPA Pool / Getty Images

これもエリザベス2世亡き後、増えたといえますが、ウィリアム皇太子&キャサリン妃ご夫妻のボディタッチ。通常公務ではもはや普通、にも思えてきた昨今ですが、英連邦に関する恒例行事でもチラリと目撃。キャサリン妃の闘病以来、特に愛情表現がオープンになったおふたり。これも新たな英国王室を示唆しています。

#6 ブーイング

Matthew Chattle / Getty Images

王族方が勢揃いすることが明らかなこの日、ウェストミンスター寺院の前には、プラカードを持った多くの人々が集まり、王族方の到着時にはブーイングも。
チャールズ国王の即位以降、君主制に反対する人々は著しく増えています。それに加えて、やはりというべき、アンドルー元王子に関する批判の声も。

正直なところ、アンチ王室制度のデモは、常に各地で見られる状況でしたが、さらなる元王子の騒動で、高位メンバーにとっては悩みの種。寺院内で、ウィリアム皇太子がアン王女に、「もう彼の名は聞きたくないよ」と話していると読む読解者も。

#7 どんどん若返るカミラ王妃のファッションと伝統破りアイテム

最後はカミラ王妃です。気づけば即位から3年半、王妃のファッションや見た目の若返りが凄い!

Mark Cuthbert / Getty Images

エリザベス女王同様のビビッドな色に、腰の位置が高い欧米女性の体型を生かすべく、ワンピースやドレスコートを中心に、フィット&フレアのシルエットで若々しさとエレガントな王妃スタイルを確立。加えて、ご愛用のフィリップ・トレーシーのお帽子もデザインが変化してきました。全体バランスとして、大きめのハット型で体型をスッキリ見せるのが基本でしたが、最近では個性的なデザインが増えてきました。まさにこの日のお帽子もそう。ツバの大きなアシンメトリーなお帽子は、高さもあって、かなりクセ強といえるものですが、被りこなされているからビックリ。エリザベス女王は生前、意図的に高さのあるお帽子を着用されていましたが、ファッションアイコンであった女王に習って、カミラ王妃も?

しかしながら、その一方で、エリザベス女王にとってNGだったことを、この日カミラ王妃によって行われました。それは黒タイツの着用。
生前女王は、肌に馴染むベージュ系ストッキングか、冬場は同系色のタイツを着用されていて、同席される王族方も基本同様でした。この日のアン王女も、やはりベージュのタイツを着用されていました。

しかしカミラ王妃は、黒のバッグに合わされたと思しき、黒のタイツを着用。私たちにとっては、冬の定番色のタイツですが、ロイヤルにとっては実は異例。またファッション界においては、素足がモードでストッキングは御法度というように、実に価値観によって判断が異なるのがタイツ問題です。

私の動画『ロイヤルスクープ』でも語っていますが、たかがタイツ、されどタイツ。寺院内は冷えるし、お洒落感を出すなら黒がベター、というのも理解できるけれど、ロイヤルならではのアイテム、ストッキングをずっと守り続けて頂きたい、とも願う次第です。

※この記事は、2026年3月12日時点のものです。

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