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『国宝』から往年レジェンドまで。メイク美が際立つ、世界の顔面国宝図鑑

  • 2026.3.12
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映画『国宝』で凄艶な美を見せ吉沢亮さんや横浜流星さんをはじめ、フィリックス(Stray Kids)やデヴィッド・ボウイなど、メイクで運命を切り拓いた麗しき美男子たちをチェック!

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吉沢亮

1994年2月1日生まれ、身長171cm。
2009年のデビュー以来、その圧倒的なビジュアルから「歩く彫刻」と称されてきました。彼の名を世界に知らしめるきっかけとなったのは、歌舞伎界の高みを目指す男性の生涯を熱演した映画『国宝』です。

日本映画としては史上初、第98回アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリングにノミネートされた本作。ディオール ビューティーのアンバサダーとして現代の美を牽引する彼が劇中で見せた女形の白塗りは、まさに究極の化粧です。彼の特徴である、完璧に近いアシンメトリー。目頭が鋭く切り込んだ切れ長な目元は、潤みがちなことで角度によって異なる光を放ち、唯一無二の表情をつくります。そして、形良い唇にキュッと上がった口角。この美しいキャンバスに差された朱のコントラストによって、見る者すべてを魅了する艶が生まれました。

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正統派俳優が「化ける」喜びを知ったとき、日本の宝は世界の宝へと進化しました。

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横浜流星

1996年9月16日生まれ、身長174cm。
極真空手の世界王者という経歴を持つ彼は、2019年のドラマ『初めて恋をした日に読む話』でのピンク髪で旋風を巻き起こして以降、硬軟自在な演技で観客を魅了しています。

吉沢亮さんと共に映画『国宝』で日本の伝統美を見せつけ、世界を震撼させた彼は、劇中で、華と気品を宿した孤高のプリンスを演じます。長く上向きなまつ毛が天然のアイラインとなり、瞳に深い影を落とすドラマチックな目元。そこに、目尻を鋭く跳ね上げた目張りで意志の強い瞳を際立たせ、孤独とプライドを表現しました。鋭い鼻梁と引き締まった口角は、メイクを施すことで凛とした色気に変換。硬質な骨格と優美な曲線のバランスが、計算され尽くした化粧によって、女形としての抗えない魅力に昇華されています。

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極真空手の王者、ディオールのジャパン アンバサダー、そして伝統の美を纏った俳優として、様々な顔で世界の舞台に立ってきた横浜さん。彼は、美には内面の輝きが重要であることも発信し続けています。

Aflo

黒川想矢

2009年12月5日生まれ。
2023年の映画『怪物』での鮮烈な演技で注目を集めた若き才能。まだあどけなさが残る柔らかな輪郭に、強い意志を感じさせる瞳が共存するビジュアルは、まさに無限の可能性を秘めた原石です。

『国宝』では、吉沢亮さん演じる喜久雄の少年時代を瑞々しく体現し、初めて本格的な歌舞伎メイクに挑戦。無垢な肌とふっくらとした唇に鮮やかな色彩をのせることで、一人の少年が表現者へと脱皮していく瞬間を見事に表現しました。

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役と重なるように、子役からひとりの役者へと脱皮した歴史的な瞬間に、世界中の観客が魅了されました。

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マットローズ

1994年7月18日生まれ、身長181cm。
モデルとしてキャリアをスタートし、アーティストとしても活躍。メイクアップした二次元のようなビジュアルで、瞬く間に高い支持を集めたマットローズさん。360度どこから見ても隙のない陶器肌、ドールのような完璧な造形美、まつ毛1本1本のセパレートまで計算し尽くされたそのビジュアルは、もはやアートのよう。
既存の枠にとらわれない、徹底した独自の美学は「マット化」という言葉を生み、性別も世代も超えた数多くのフォロワーを輩出しました。男性美容の新たな扉を開いたパイオニアであり、化粧で人生を「自分が主役の物語」へと書き換えた現代の象徴です。

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フィリックス(Stray Kids)

2000年9月15日生まれ、身長171cm。
Stray Kidsのメンバーとして世界的な人気を誇る、オーストラリア出身のアーティスト。天使のような美貌と重低音ボイスのギャップが持ち味です。

かつてはコンプレックスだったそばかすを、2022年頃から隠すことなく個性として打ち出すことにしたフィリックス。この方向転換が、彼を比類なき存在に押し上げました。そばかすはトレードマークとなり、アンドロジナスな造形とリアルな人間味を兼ね備えたビジュアルにファンは熱狂! グループとしての活動で見せる雄々しいパフォーマンスや優しさも相まって、様々なボーダーを超えたファン層を獲得します。さらに、彼にあこがれるZ世代を中心にフェイクのそばかすを描くメイクが広がって以降、チークトップから目元にかけての血色メイク、目元に煌めくグリッターを施した二次元メイクなど、ビューティ・トレンドの発信源になっています。

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メイクに限らず、ルイ・ヴィトンのアンバサダーとしてモードな出で立ちも常に注目の的。前衛的なメイクやファッションも昇華してしまうそのセンスから目が離せません。

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ブライト(ワチラウィット・チワアリー)

1997年12月27日生まれ、タイ出身。身長183cm。
2020年の主演ドラマ『2gether』で世界的大ブレイクを果たし、一躍グローバルスターへ。俳優・歌手としてだけでなく、バーバリーのグローバル・ブランドアンバサダーを務めるなど、ファッション界からもラブコールが絶えません。

形の整った厚みのある唇と、凛々しく野性味を感じさせる眉は、彼のトレードマーク。メイクを施すことでドラマチックな色香を放ち、目元にわずかなツヤ感や陰影を加えるだけで、清潔感の中にも危険な香りが漂う極上のビジュアルが完成します。セルフケアを当然として育った彼は、スキンケアを幼少期からの日常の嗜みとして身につけていました。そうして培われた清潔感溢れる肌と、どんな色も上品に昇華させる骨格から、キャリアの極めて早い段階で複数のコスメブランドのアンバサダーに抜擢されます。

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「神が作り出した黄金比」と称される骨格は、薄化粧であっても圧倒的な華を持ちますが、タイ版『花より男子』での計算されたエッジィなモードスタイルにも注目。鋭く整えられた眉山と、目元に深く仕込まれた陰影が、骨格をさらに際立たせ、冷徹さと孤独、そして愛を知った時の柔らかさを見事に演出し、人気を決定づけました。

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ジェイコブ・エロルディ

1997年6月26日生まれ、オーストラリア出身。身長196cm。
Z世代のバイブルとなったドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』のネイサン役で大ブレイク。2023年の映画『プリシラ』でのエルヴィス・プレスリー役や、同年の『ソルトバーン』での貴族的な美青年役など、端正なビジュアルと確かな演技力で次世代スターの地位を確立しています。

ギリシャ彫刻を思わせる完璧な顎のラインと、切なさを湛えた深い眼差しを持つ彼は、ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』で、共演者のゼンデイヤやハンター・シェーファーらと共に、「ユーフォリア・メイク」と呼ばれるラメやグリッターを駆使したビジュアルを披露しました。劇中で描かれる若者たちの孤独や危うさが、目元で煌めくグリッターと相まって、えも言われぬ美しさを演出。たくましい男性像を象徴する彼が、あえて繊細な輝きを纏うことで生み出される相反する色香は、世界中のファンの心を捉えて離しませんでした。

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最新作は、ギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』。特殊メイクによって自らの美貌を封印して挑んだ、まさにキャリアにおける大きな転換点です。

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ハリー・スタイルズ

1994年2月1日生まれ、イギリス出身。
ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」を経て、ソロアーティストとしてグラミー賞受賞。俳優としても繊細な表現力を証明する、世界で最も影響力のあるエンターテイナーの1人です。

クラシックなハリウッドスターを思わせる美しい顔立ちと、少年のようにいたずらっぽく輝く瞳は常にファンを熱狂させています。ソロアーティストとしてのハリーは、メイクやファッションを通じて「ありのままの自分を愛し、他者の多様性を認める」という姿勢を貫いています。その姿勢もまた、彼がこれほどに支持を集める理由。指先を彩るネイルエナメルや、目元に宿るパステルカラーのきらめきは、彼の柔らかく、多様性を重視する自由なあり方そのもの。ビューティーブランド「プリージング」を立ち上げるほど、ハリーはメイクの色彩を楽しんでいます。

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固定観念から自分を解き放つことで、音楽も演技もより深く、より優しく進化した彼は、新しい時代の真のアーティストとして人々を勇気づける存在です。

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HYDE

1969年1月29日生まれ。
L'Arc〜en〜Ciel、VAMPSのフロントマンとして、音楽シーンの頂点に君臨し続けるカリスマ。デビュー当時から変わらぬ美貌とヴィジュアル系を牽引する耽美なスタイルは、まさに生きる伝説です。

男性が化粧をすることに偏見があった'90年代ですが、世紀末という背景や'80年代のグラムやニューウェーブからの流れもあり、ビジュアル系バンドが爆発的な人気を集めます。その中で、HYDEはゴシックで神秘的なメイクを施すことで日常をファンタジーへと塗り替え、L'Arc〜en〜Cielという伝説を構築しました。深い彫りと、どこか憂いを含んだ瞳。特に、下まぶたに重めにのせたスモーキーなシャドウは、彼の象徴である退廃的な美を完成させます。憂いを帯びた色気を演出するその姿は、後進のアーティストにとっての教科書となりました。そのカリスマ性と神々しいまでの美しさは日々アップデートされ続け、海外にもファンを増やし続けています。

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トロイ・シヴァン

1995年6月5日生まれ。南アフリカ出身、オーストラリア育ち。
YouTubeでの活動を経て、2015年のアルバム『ブルー・ネイバーフッド』で世界的なブレイクを果たしました。シンガーソングライターとしてだけでなく、俳優としても活躍。

クィア・アイコンとしても支持される彼にとって、メイクやファッションは本当の自分を表現するための大切な言語です。彼の魅力は、透き通るような青い瞳と、どこか少年らしさを残した柔らかなフェイスライン。ぽってりとした唇と繊細な鼻筋はカラーメイクを施すことで性別を超越した美しさに。その日のファッションによって、モードで退廃的なスモーキーアイから淡いパステルメイクまでを使いこなしています。

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彼のYouTubeでのカミングアウトでエンパワメントされたというファンも多く、自分を慈しむことの美しさを発信し続ける現代のアイコンです。

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ルドルフ・ヴァレンティノ

1895年5月6日生まれ、1926年没。イタリア出身。
アルゼンチン・タンゴの名手としてNYのミュージックホール「マキシム」で人気を博すも、女性問題により発砲事件に巻き込まれ、逃げるようにハリウッドへ向かい役者の道に進みました。1921年の映画『黙示録の四騎士』でスターダムにのし上がり、同年の『シーク』で世界中の女性を虜にしたサイレント映画時代のレジェンドです。

そんなヴァレンティノはファンデーションを初めてつけた人物とも言われています。彼は男性が化粧をし、着飾り、そして情熱的に愛を語ることの魅力を世界に伝えました。整えられた肌に濃密に描かれた眉と、目元に深く差されたシャドウは、彼の彫りの深い骨格を強調。鋭くも情熱的なアーモンド形の瞳は、スクリーン越しでも目が合うだけで吸い込まれるような磁力を放ち、映画館で失神する女性も! ミステリアスでエレガントな美しき男の系譜の原点であり、クイーンやプリンスらの音楽家も彼の名を美男子の代名詞として用いるなど、没後100年を迎えようとする今なお語り継がれる神格化された存在です。

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デヴィッド・ボウイ

1947年1月8日生まれ、2016年没。イギリス出身。身長178cm。
音楽家、アーティスト。常に変化を求め、カメレオンのように変貌し続けた、20世紀最高峰のアーティストの1人です。代名詞であるオッドアイと、細く高い鼻筋、そして引き締まった顎のライン。彼の顔立ちは、あらゆるペルソナを受け入れる器そのものであると同時に、どんな前衛的なペイントを施しても損なわれない気品が備わっていました。

1970年代、稲妻のメイクを施して「ジギー・スターダスト」という火星から舞い降りた架空のスターを演じることで、彼は音楽界に革命を起こしました。繊細な少年は、化粧で自分以外の何かになることで、内なる可能性を解放。性別、人種、惑星さえも超え、時代を創るアーティストへと昇華しました。その影響力は凄まじく、エディ・スリマンら多くのデザイナーもインスピレーション源だと名言しています。今の自由なメイク男子たちの創始者と言える存在です。

※この記事は2026年3月12日時点のものです。

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