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グレース・ケリーの面影を継承する孫娘、モナコ公室のカミーユ・ゴトリーブって?

  • 2026.3.3
Pascal Le Segretain / Getty Images

“永遠のスタイルアイコン”、グレース・ケリー(グレース公妃)に最も似ていると言われる、モナコ公室のステファニー公女の末娘カミーユ・ゴトリーブ。ロイヤルの血筋を持ちながらも、公位継承権に縛られず、実業家や慈善活動家として自らの道を歩んでいます。SNSを通じて発信される自身の体型への考え方や等身大の日常、「世界一の親友」と語る母との絆など、彼女の飾らない魅力をご紹介します。

SC Pool - Corbis / Getty Images

“禁断の恋”をした公女とボディガードの父との間に生まれ、公位継承権はない

カミーユ・ゴトリーブは1998年7月15日、モナコ公室のステファニー公女と、かつて母の警護を務めていたジャン=レイモン・ゴトリーブとの間に誕生しました。父母は当時、公女とボディガードのロマンスとして世界的な注目を集めたものの、法的な結婚を選びませんでした。そのためカミーユは、グレース・ケリーを祖母に持つモナコのロイヤルファミリーの一員ではあるものの、規定に基づき公位継承権は認められていません。

公女が最初の夫との間にもうけた異父兄のルイ・デュクリュエと異父姉のポリーヌ・デュクリュエは公位継承権を持っていますが、カミーユはそうしたロイヤルとしての厳格な制約に縛られない、独自のポジションを確立。伝統ある家系に身を置きながらも、自らの意志でしなやかに人生を切り拓くその姿は、まさに新世代のロイヤルアイコンとしてのあり方を体現しています。

Arnold Jerocki / Getty Images

祖母グレース・ケリーに「最も似ている」と評されている

カミーユといえば、祖母グレース・ケリーにそっくりなビジュアルが真っ先に話題になります。透き通るようなブルーの瞳や整った顔立ちは、かつて“クール・ビューティー”と称えられたグレース公妃の面影を感じさせ、公妃の孫世代の中でも、カミーユが最も祖母に似ているとメディアの間でも定着しているようです。

直接会うことの叶わなかった祖母を深く尊敬している彼女は、自身のインスタグラムで祖母のポートレートと自身の写真を並べて投稿するなど、家族としての絆を大切にしている様子。周囲から「おばあ様にそっくり」と言われることについても、「これ以上ないほど光栄」と語っています。

また、ファッションにおいても祖母のクラシックなエレガンスを自己流で取り入れており、祖母が愛したタイムレスな美しさに、Z世代らしい現代的な感覚をミックスさせるのが彼女のスタイルのようです。

Stephane Cardinale - Corbis / Getty Images

祖母のグレース元妃をオマージュ。アイコニックなルックを再現した

こうした祖母への敬意が最も象徴的な形で表現されたのが、2025年7月に開催されたモナコ赤十字ガラでした。カミーユがこの日のために選んだのは、イタリアのブランド、エリザベッタ・フランキによるカスタムメイドのドレス。このデザインのインスピレーション源は、祖母グレース・ケリーが1954年の名作映画『裏窓』で着用したアイコニックなドレスだったそう。会場に彼女が現れた瞬間、多くのファンから感嘆の声が上がり、メディアも「完璧なオマージュ」などと報じました。

彼女にとってこのドレスには、単なるファッション以上の想いが込められていたよう。「祖母の出演映画はすべて見ました。ヒッチコック作品の衣装は特にお気に入り」と語りました。

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異父兄姉とは「三銃士」として、強固な絆が

カミーユを語るうえで欠かせないのが、異父兄のルイ・デュクリュエ、異父姉のポリーヌ・デュクリュエとの強い結束力です。父親が異なるきょうだいですが、カミーユはかつてインタビューで、自分たちの関係について「私たちはまさに一つのチーム」と断言。互いを守り合う姿を「三銃士」にも例えており、ルイの結婚式やポリーヌのブランドAlter(アルター)のショーなど、家族の節目には必ず全員が集まり、仲睦まじい姿を見せています。

こうした揺るぎない絆の背景には、母ステファニー公女が授けた自由でユニークな教育方針がありました。カミーユたちは幼少期、母の当時のパートナーであった象の調教師と共に、サーカスツアーに同行して欧州やアジアを旅するという、ロイヤルとしては異例の環境で過ごしました。豪華な宮殿ではなくトレーラーで寝泊まりし、寄り添いながら多様な文化に触れた日々の体験は、現在彼女が熱心に取り組む動物保護活動の根底にもなっているようです。

Alain BENAINOUS / Getty Images

母ステファニー公女は「世界一の親友」で「最高のロールモデル」と断言

カミーユの「自分らしさ」を語るうえで欠かせないのが、身体に刻まれた10個以上のタトゥーです。なかでも左腕の内側にある大きな虎のタトゥーは、幼少期にサーカスで過ごした大切な記憶や、彼女が熱心に取り組んでいる動物愛護への想いを象徴しているそうです。タトゥーを通じて自分を表現することを学んだのは、かつて「反逆のプリンセス」と呼ばれ、自らもタトゥーをまとって自分を貫いた母、ステファニー公女の影響でした。

彼女は母について、ハロー紙のインタビューなどで「世界一の親友であり、最高のロールモデル」と堂々と公言しています。周囲の目に縛られず、自らの信念に従って生きた母の背中を見て育ったことが、彼女の性格の土台となっているようです。

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“等身大の自分を愛する”。体型批判への堂々たる反論

華やかなビジュアルで注目を集める一方、SNSを通じて「ありのままの自分」を発信する勇気も持ち合わせています。過去には、心ない体型批判(ボディ・シェイミング)や整形疑惑に晒されたこともありましたが、沈黙することなく毅然とした態度で反論しました。「私はごく普通の20代。自分の身体は自分で決めるもの」という彼女の潔いメッセージは、多くのメディアからも絶賛されました。

こうした等身大の自分をさらけ出す姿勢は、彼女の大きな魅力のひとつで、例えばインスタグラムでは、「浮き出たそばかす(Des freckles qui ressortent)」という言葉と共に、フィルターを通さないナチュラルな肌を披露したことも(写真)。10代の頃のニキビ跡やシミを隠さずに公開したこの投稿は、同世代の女性たちからも支持を集めました。

Pascal Le Segretain / Getty Images

ロイヤルの背景に甘んじない、実業家として確かなキャリアを積んでいる

カミーユは、ロイヤルメンバーという特別な背景に甘んじることなく、自らのキャリアを自分の手で切り拓いています。その原点は、ディオールでのインターン経験にあるそう。祖母グレース公妃とも縁の深いこのメゾンで、広報やマーケティングの基礎を学んだことは、キャリア形成において大きな糧となりました。

現在は、自身のコンサルティング会社「CMC Consulting」を設立し、経営者としての顔も持っている彼女。ハイブランドのPRやデジタル戦略などを幅広く手がけ、自らプロジェクトを率いる自立した姿勢を、母ステファニー公女も非常に誇りに感じているようです。「ロイヤルの一員であると同時に、一人の女性として自分の人生を歩むことも大切」という彼女の信念は、現代の働く女性たちの共感を呼び、伝統ある公室に新しい風を吹き込んでいます。

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ASモナコの応援から28ポンド減量のストイックな素顔まで、飾らない日常をシェア

大のサッカーファンとして知られる彼女は、地元チーム「ASモナコ」の熱烈なサポーター。スタジアムで声を枯らして応援する飾らない姿をSNSで共有するなど、その親しみやすさが国民から愛されています。

また、自己管理能力の高さも注目の的に。2019年には健康上の理由から約13.5kg(28ポンド)の減量に成功したことを公表。その際も、「誰かのためではなく、自分の健康と“納得”のために決断した」と断言し、当時は特定のスポーツではなく普段通りの食事を心がけていたそう。現在は定期的な運動やバランスの取れた食事を習慣化し、自身の美しさをアップデートし続けています。趣味のカメラを手に世界を旅する一面もあり、1人の自立した女性としての歩みに多くの視線が注がれています。

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自立した恋愛観を持ち、関係を大切にするオープンな姿勢を見せている

プライベートな人間関係についてもオープンな姿勢を貫いています。

かつてビジネスパートナーであるメディ・アントニーとの交際が噂されたこともありましたが、「彼は私の親友」と語り、現在は彼の経営する「MKクラブ」のマーケティング・ディレクターとして、公私ともに信頼し合う確かな関係を築いています。

自身の恋愛については、 2023年は、交際1周年を迎えたパートナーとの幸せそうな姿をインスタグラムのストーリーズに投稿する形でオープンに(写真)。お相手の詳細については公表を控えていますが、プライバシーを守りつつも、自身の幸せをまっすぐにシェアする姿は多くの共感を呼びました。

かつて、「合わない相手と一緒にいるより、一人でいる方がずっといい」と自立した恋愛観を語っていた彼女。自分にとって大切な人々との絆を、それぞれの形でありのままに発信するスタイルを貫いているようです。

Pascal Le Segretain / Getty Images

友人を亡くした経験から、飲酒運転撲滅が目的の慈善団体を設立した

2017年には友人たちと共に、慈善団体「Be Safe Monaco」を設立。この活動の原点は、親しい友人を飲酒運転による事故で亡くしたという悲しい経験にあります。若者たちに飲酒運転の危険性を訴え、悲劇を繰り返さないための啓発活動に情熱を注ぐ彼女。単なるソーシャライトとしてではなく、自らの影響力を社会のために役立てようとする姿勢はモナコ国民からも高く評価されています。

また、叔父であるアルベール大公が率いるモナコ赤十字では理事に名を連ね、支援の現場を支える中心的な役割を果たしています。2025年のインタビューで「祖母グレースも慈善活動に人生を捧げた人でした。その精神を受け継ぐことは私の使命です」と語った彼女。外見だけでなく内面の美しさも祖母譲りであることが伺えます。

※この記事は2026年3月3日時点のものです。

Bettmann / Getty Images

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