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ジョディ・フォスター、60代の今が最高!TV復帰・再婚・カミングアウトを経て築いた幸福論

  • 2026.3.3
Getty Images

13歳で脚光を浴び、2度のアカデミー賞に輝いたジョディ・フォスター。一時は「あの人は今?」と囁かれるほど表舞台から距離を置いた時期もありましたが、60代となった現在、かつてないほどポジティブな輝きを放っています。TV界復帰やフランス映画への進出、カミングアウトを経て築いた幸せな家庭まで、自らの道を更新し続けるアイコンの今に迫ります。

Bob Riha Jr / Getty Images

【THEN】2度のアカデミー賞主演女優賞を受賞。監督・プロデューサーとしても成功

ジョディ・フォスターのその輝かしいキャリアにおいて、真に“時代の寵児”として世界を席巻したのは、間違いなく1980年代から'90年代にかけての黄金期であったと言えるでしょう。1988年公開の『告発の行方』では、性暴力の被害者という難役を演じ、自身初のアカデミー賞主演女優賞を受賞。さらに1991年には、映画史に残る傑作『羊たちの沈黙』のクラリス・スターリング役で2度目の同賞に輝くという、20代にして歴史的な快挙を成し遂げました。

また、俳優業だけでなく監督や製作にも携わるように。1991年に『リトルマン・テイト』で映画監督デビューを果たすと、1994年には自身の映画制作会社「エッグ・ピクチャーズ・プロダクション」を設立。プロデューサーとしても手腕を発揮し、俳優、監督、製作者という多面的な才能を武器に、ハリウッドにおける自身の地位を不動のものとしたのです。

Marc Piasecki / Getty Images

【NOW】50年ぶりのTV界本格カムバック。60代で切り拓く、俳優としての新境地

2020年代に入ってから、ジョディは再び主要なアワードの主役に躍り出て、その圧倒的な存在感を世間に再認識させています。2023年公開の映画『ナイアド 〜その決意は海を越える〜』では、主人公を支えるコーチ役を演じ、自身5度目となるアカデミー賞(助演女優賞)にノミネート。その勢いは止まらず、2024年には、ドラマ『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』に主演し、子役の時以来、約50年ぶりとなるTVシリーズへのレギュラー出演となり大きな話題となりました。本作では、第76回エミー賞および第82回ゴールデングローブ賞にて、リミテッド・シリーズ部門の主演女優賞をダブル受賞するという快挙を成し遂げています。

彼女の成功はハリウッドの枠に留まらず、2025年11月26日には全編フランス語による主演映画『Vie Privée』がフランスで公開され、本作で本格的なヨーロッパ映画界への進出を果たします。この頃に60歳を迎え、「このままでいいんだ」と自分を受け入れられるようになったことが、人生で一番ポジティブで大きな変化だったと語っています。

Michael Ochs Archives / Getty Images

一家を支えた天才子役時代。熱狂的ファンによる大統領暗殺未遂事件の衝撃

1962年11月19日にLAで生まれたジョディのキャリアのスタートは、わずか3歳でのコマーシャル出演でした。幼少期から多くのテレビドラマに出演し、子役として一家の経済を支える存在となります。1976年には映画『タクシードライバー』で、売春を行うストリートガールという極めてセンセーショナルな役どころを当時13歳で演じ、この演技で全米映画批評家協会賞と英国アカデミー賞の助演女優賞をダブル受賞しました。

しかし、この華々しい成功の影で、人生を大きく揺るがす過酷な事態に直面することに。彼女の熱狂的なファンを自称するジョン・ヒンクリーが、1981年に彼女の気を引くためだけという歪んだ動機でレーガン大統領暗殺未遂事件という凶行に及んだのです。彼は映画『タクシードライバー』のストーリーに影響を受けており、事件は彼女への執着が動機だったとされています。この出来事に衝撃を受けたジョディは、事件後、一時的に映画界から距離を置くことに…。

Micheline PELLETIER / Getty Images

IQ132、アイビーリーグの名門校を辞退しイェール大学へ。5ヶ国語を操る才媛

1980年代の多忙を極める俳優活動の傍ら、学業でも成果を収めたジョディ。IQ132の知能指数の持ち主としても知られ、大学進学時にはハーバード大学やコロンビア大学といった名門校に軒並み合格しましたが、イェール大学への進学を選択。1985年に英文学の学位を優秀な成績(マグナ・クム・ラウデ)で卒業しています。

語学面でも非常に高い能力を有しており、英語のほかにフランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の計5ヶ国語を操るマルチリンガルだそう。特にフランス語は、幼稚園から高校までLAのフランス系私立校「リセ・フランセ・ドゥ・ロサンゼルス」に通い、1980年に最優秀生徒として卒業したという経歴もあり、自身の出演作のフランス語版吹替を自ら担当するほどなのだとか。非常に勤勉だったため、撮影現場に教科書を持ち込んで試験勉強に励んでいたというエピソードも残っています。

Eric Charbonneau / Getty Images

2人の子のシングルマザー、そして同性婚を果たして幸せいっぱい!

プライベートでは、1998年に長男チャールズ(通称チャーリー)、2001年に次男クリストファー(通称キット)を未婚のまま出産しました(父親については未公表)。15年来のパートナーだったシドニー・バーナードと共に2人を育て、2008年に破局後も共同養育者として関わっているようです。長男チャーリーは母と同じイェール大学に進学し、現在は俳優としてのキャリアをスタートさせている一方、次男キットはエンタメ業界には興味がなく、ジョディが「彼は絶対に俳優にはなれない」と断言するほど内気な性格なのだとか。

自身のセクシャリティについては、2013年のゴールデングローブ賞授賞式の壇上にて、長年のパートナーであったシドニーへの感謝を述べる形でカミングアウトしました。その後、2014年に写真家のアレクサンドラ・ヘディソンと結婚しています。自分らしい家族の形を築き、公私ともに充実した生活を送っているようです。

Text: Kaori Takeuchi
Photo: Getty Images

※この記事は2026年3月3日時点のものです

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