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【ミラノ五輪2026】りくりゅうペア優勝から“乱入犬”まで、記憶に残る15の名珍場面

  • 2026.2.27
Getty Images; Design by Michael Stillwell

およそ2週間にわたって数々の名シーンを生み出してきた、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが2月22日(現地時間)、フィナーレを迎えた。アリサ・リュウやりくりゅうペアの金メダル、犬の乱入にプロポーズまで、それらの中でも特に多くの人の記憶に残ったであろう15の場面を、印象的な写真とともにお届けする。

From TOWN&COUNTRY

Jamie Squire / Getty Images

アリサ・リュウの華々しい“ゴールデン”カムバック

フィギュアスケートの女子シングルで金メダルを獲得した20歳のアリサ・リュウは、2022年北京オリンピックへの出場後に引退したものの、2024年に復帰。

ミラノ・コルティナ大会では、チームUSAの団体での金メダル獲得に貢献しただけではなく、ゴールドのコスチュームで登場し、ドナ・サマーの『マッカーサー・パーク』に合わせて披露したフリーの演技でメダルに輝いた。

Ian MacNicol / Getty Images

「バトンを渡した」スノーボードのクロエ・キム

史上初となる3大会連続での金メダル獲得という偉業達成に期待がかかっていたスノーボード女子ハーフパイプのアメリカ代表、クロエ・キムは、惜しくも銀メダルという結果に。

だが、クロエは金メダルに輝いた17歳のチェ・ガオン(韓国)がゴールすると、すぐにそばに駆け寄ってハグ。後輩の活躍を心から誇らしく思っている様子を見せた。ガオンを「本当に誇りに思う」と述べたクロエは、「大切なのは、次の世代にインスピレーションを与えること。バトンを受け渡していくことです」と語っている。

写真左から:スノーボード女子ハーフパイプでメダルを獲得したクロエ・キム(アメリカ、銀)、チェ・ガオン(韓国、金)、小野光希(日本、銅)

Julian Finney / Getty Images

「やっと金メダル!」歓喜のボブスレーのマイヤーズ・テイラー

2人の息子を持つ41歳のボブスレー選手、女子モノボブのアメリカ代表、エレナは、過去に5個のメダルを獲得していた。だが、それらはいずれも「金」以外(銀メダル3個と銀メダル2個)。

2日間で4回滑走し、そのタイムの合計で順位が決まるモノボブで1位が確定すると、「すぐには実感できない」として、記者団にこうコメントしていた。「まだ信じられません、どういうことなのか、言葉にすらできません。すごく興奮しています」

Dustin Satloff / Getty Images

アルペンスキー男子でブラジル&南米が「初の快挙」

アルペンスキー男子大回転で優勝したルーカス・ピニェイロ・ブラーテンが獲得したのは、ブラジルにとって初の冬季オリンピックの金メダル。それは同時に、南米にとって初の冬季五輪のメダルでもあった。

歴史に名を残すこととなったルーカスは、母の出身国の代表選手となることを決意して以来(以前はノルウェー代表として出場)、競技スキーがメジャーではないブラジルの人々が応援し続けてくれたことについて、「その無条件の愛とサポート」が、この日の記録を実現させてくれたと語っている。

写真:アルペンスキー男子大回転の表彰台の中央で飛び上がるルーカス・ピニェイロ・ブラーテン

Joosep Martinson / Getty Images

開催中に4組のカップルが婚約

これまでに確認できている限り、少なくとも一方が現役の選手としてこの大会に出場していたカップル4組が、会期中に婚約したことが明らかになっている。

どちらもアメリカ代表のヒラリー・ナイト(アイスホッケー)と、ブリタニー・ボウ(スピードスケート)は、それ以前から知り合いではあったというものの、2022年北京オリンピックをきっかけに交際を開始したという。

アメリカのアルペンスキー代表、スーパー大回転で金メダルを獲得したブリージー・ジョンソンをゴールで待っていたのは、婚約指輪を手にした恋人だった。ブリージーは『CNN』のインタビューで、「オリンピックに出場したときに婚約することが、ずっと前からの夢」だと話したことがあると明かしている。

フィギュアスケート・アイスダンスの元アメリカ代表、ジャンリュック・ベイカーはバレンタインデーにミラノの街なかでひざまずき、この大会に出場していた以前のライバル、スペインのオリヴィア・スマートにプロポーズした(写真)。

フリースタイルスキーのカテリーナ・コツァルは、ウクライナ代表として初めてビッグエアの決勝進出を決めた直後、ゴール地点で待っていた恋人からプロポーズされた。

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ウルフドッグも競技に出場!?

クロスカントリースキー女子団体スプリントのレース中、コースに迷い込んだチェコスロバキアン・ウルフドッグがアスリートたちに紛れて“ゴール”し、SNS上で大きな話題に。

『NPR』によると、その犬を見たクロアチア代表のテナ・ハジッチは、「幻覚を見たのかと思った」と話している。「襲いかかってくるのでは」と恐怖を感じたという。その犬は、レースを見に来ていた人の飼い犬だったことがわかっている。2歳のオスで、名前は「ナズグル」だという。

Ezra Shaw / Getty Images

アルペンスキー女子、シフリンが「圧勝」

圧倒的な強さを誇ってきたアルペンスキーのアメリカ代表、ミカエラ・シフリンは、2022年北京オリンピックでメダルを逃し、今大会はこれまで以上の期待を背負って出場したものの、団体複合は4位という結果に。

だが、その後に行われた女子回転では、「わずか1.50秒」という1998年以降のオリンピックのアルペンスキーで“最大の差”をつけ、金メダルに輝いた。

picture alliance / Getty Images

出場選手わずか1人の各国も奮闘

開会式の選手団入場の場面では、マレーシアのアルウィン・サレフディン、ナイジェリアのサムエル・イクペファン、ボリビアのティモ・ユハニ・グロンルンドの各選手をはじめ、10数カ国の選手たちがたった1人で、国旗を掲げて行進した。

当然ながら、彼らのオリンピック出場までの道のりは、決して簡単なものではなかった。国際オリンピック委員会(IOC)のオリンピック・ソリダリティ(OS)から支援を受けてきたイクペファンは、『アトランティック』誌のインタビューで「競技を続けるために3つの仕事を掛け持ちしている」などと語り、資金面での苦労を明かしている。

写真:ナイジェリア代表チームのサムエル・イクペファン

picture alliance / Getty Images

ノルウェーのクロスカントリースキー選手が「新記録」

クロスカントリースキーのノルウェー代表、ヨハンネス・ヘスフロト・クレボは今大会で、史上最多となる6個の金メダルに輝いた。

夏季と冬季の大会を合わせ、これまでのオリンピックで10個以上のメダルを獲得しているのは、ヨハンネスのほかには競泳のマイケル・フェルプス(元アメリカ代表、金メダルだけで23個)のみ。

Alex Pantling / Getty Images

バーモント州が“大勝”

もちろん、バーモントは国ではなく州。だが、グリーン・マウンテン・ステートの愛称を持つこの州(ステートには「国」の意味もある)と関わりがある選手は数多い。

今大会では(この記事の執筆時点で)、前出のシフリン(金メダル)のほか、スーパー大回転のライアン・コクランシーグル(銀)、フリーススキー・ビッグエアのマーク・フォアハンド(銀)、クロスカントリースキーのベン・オグデン(銀2個)などが、合わせて7個のメダルを獲得している。

写真:男子クロスカントリースキーで銀メダルに輝いたベン・オグデン

China News Service / Getty Images

アメリカでカーリングが人気沸騰!?

アメリカでは、メジャーなスポーツとはいえなかったカーリング。だが、今大会をきっかけに、人気が急上昇している。

混合ダブルスのコリー・ティーシーとコーリー・ドロップキンのペア(写真)が銀メダルをとったことも大きく影響したほか、カナダの「違反疑惑」も多くの人の関心を集めた。

Joe Scarnici / Getty Images

ただ、カーリング選手で誰より注目されたのは、チームUSAの史上最高齢の選手となったミネソタ州在住のリチャード・ルオホネン(写真手前)かもしれない。補欠選手として同行していた54歳の人身傷害訴訟が専門の弁護士は、スイスとの試合に出場した。

Elsa / Getty Images

りくりゅうペアが感動の嵐を呼ぶ

ショートプログラムでは5位にとどまった“りくりゅう”こと三浦璃来と木原龍一だったが、大逆転で金メダルを獲得。映画『グラディエーター』の曲に合わせて披露したフリーの演技で、歴代最高の158.13点をマークした。

演技を終えた直後に氷上にしゃがみこみ、得点の発表前にすでに涙を見せていた木原の姿に、胸を打たれた人は多いに違いない。

Stefano Guidi / Getty Images

女子アイスホッケー、アメリカが延長戦で勝利

カナダとの決勝戦は、先に得点したチームが勝者となる延長戦の末、アメリカが勝利。メーガン・ケラーのゴールによって、2大会ぶり3個目となる金メダルを勝ち取った。

女子ホッケーは、1998年長野オリンピックと2018年平昌オリンピックでアメリカが優勝した以外、すべての大会でこの2カ国が決勝に進出し、カナダが勝利している。

Hannah Peters / Getty Images

アン王女がサングラスコレクションを披露

あまり歓喜の表情を見せることがないアン王女。ただ、王女が愛用するこのスポーティで個性的な「アディダス」のサングラスは、そのファッションセンスが気になる私たちの気分を、少し上げてくれる。

NurPhoto / Getty Images

大会マスコット「ティナ&ミロ」が大人気

イタリア中のどのショップでも入手困難になるほど大人気だったのが、オコジョ(イタチの仲間)のきょうだい、「ティナ」と「ミロ」のぬいぐるみ。

メダルを獲得したすべての選手たちに、オリンピックのキャラクターである「ティナ」のぬいぐるみが贈られた(ミロはパラリンピックのキャラクター)。

Maja Hitij / Getty Images

メダルに輝いた選手たちの中には、フィギュアスケート男子シングルの鍵山優真のように、メダルのストラップにつけ、首からかけていた選手もいた。

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