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「私のこと軽く見ていますよね?」高級チョコへの『予想外のお返し』に激怒…ホワイトデーで起きた“致命的な”すれ違い

  • 2026.3.10
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出典:photoAC ※画像はイメージです

結婚相談所で仲人をしているテイカです。
今回は、善意があったはずのプレゼントが、思わぬすれ違いを生んだホワイトデーのエピソードをお話しします。

百貨店で長時間並んで買った高級チョコ。その“本気度”が当然伝わると思っていた女性と、彼女の好きなキャラクターのお菓子を選んだ男性。善意があったはずのホワイトデーが、一瞬で関係を冷やした理由とは。

バレンタインデーから始まっていた違和感

真剣交際に入る直前のカップルがいました。
交際は順調で、お互いに結婚も視野に入れている様子。

バレンタインデーの前、女性はある計画を立てていました。
都心の百貨店で開催されるチョコレートの催事です。

年に一度しか日本に入ってこないブランドも並ぶ有名なイベントで、開店前から長い列ができることでも知られています。

彼女はその列に並び、普段は手に入らないブランドのチョコレートを購入しました。
面談でその時のことを、こんなふうに話してくれました。

「すごく並んだんです。やっと買えて、これは絶対喜んでもらえるって思って」

その言葉からは、彼に喜んでもらいたいという素直な気持ちが伝わってきました。

お互いに喜びを期待したホワイトデー

ホワイトデーの日。
男性は、彼女に焼き菓子を渡しました。

それは、彼女が好きだと言っていたキャラクターのコラボ商品でした。
彼なりに、彼女が喜びそうなものを考えて選んだお返しです。

ただ、それを見た瞬間、彼女の中に違和感が生まれました。

百貨店で長時間並んで買ったチョコレート。
それに対して、キャラクターのお菓子。

その価格差と手軽さが、どうしても気に入らず、つい不機嫌な顔をしてしまったそう。

後日の面談で彼女は、こう言いました。

「3倍返しとまでは言わないけれど、これは私のこと、軽く見ていますよね?」

喜びのポイントが、ずれていた?

事情を聞きながら、私は一つだけ質問しました。

「そのチョコレートのブランド、彼は知っていましたか?」

彼女は少し考えてから答えました。

「あ、確かに…喜んでくれたけど…ブランド志向の人でもないですし…知ってる感じではなかったです」

そのあと、私はこう伝えました。

「ホワイトデーのお菓子、キャラクターコラボでしたよね。〇さんが好きって、ちゃんと覚えていて選んでくれたんですよね」

彼女は少し俯きながら、何か考えている様子でした。

今回のケースでは、善意がなかったわけではありません。
むしろ、お互いに「喜んでもらいたい」という気持ちはあったのだと思います。

ただ、その表現の仕方が違っていました。

彼女にとっての誠意は
・並んだ時間
・ブランド
・価格

一方、彼にとっての誠意は
・覚えていたこと
・好きなものを選ぶこと

同じ「気持ち」でも、測る単位が違っていたのかもしれません。

一瞬で関係が冷えることもある

面談の帰り道、彼女は彼に謝罪の連絡を入れたそうです。

しかし後日、相談所を通して男性から交際終了の連絡がありました。
理由は「価値観の違いを感じた」というものでした。

婚活では、「価値観が同じ人がいい」と話す方はとても多いです。
ただ、実際には価値観が完全に一致することはほとんどありません。

血のつながった家族でも、価値観が違うことはあります。

だからこそ私は、会員の方によくこう伝えています。

・譲れないポイントは何か
・それ以外はすり合わせられるか
・自分の基準を「当然」と思っていないか

今回のホワイトデーの出来事は、特別な事件というより、日常でも起きている小さなすれ違いの一つだったのかもしれません。

怖いのは価値観の違いそのものではなく、「自分の基準は当たり前」という思い込みなのかもしれません。
もちろん、費やした時間や金額にこそ誠意が表れる、という考え方も決して間違いではありません。

問題なのは、その「愛情を測る単位」が、相手と共有できていなかったこと。そして、その違いに気づいた時に、相手を責めるような態度をとってしまったことなのかもしれません。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。


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