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プロテインを1日3杯飲み続けた人の“末路”。→「ちょっと気になっていることが…」20代女性を襲った“恐ろしい身体の異変”

  • 2026.4.2
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

スポーツジムの管理栄養士として、栄養面からダイエットや健康維持のサポートをしている工藤まりえです。

美容とダイエットのためにプロテインを飲み始めた20代女性。SNSやインフルエンサーの影響や、加入したジムの特典として割安で購入できたこともあり、1日2〜3回飲む習慣がついていました。しかし体重は思うように減らず、次第に体臭や口臭が気になるように。食事内容を確認すると、タンパク質の摂りすぎと食事バランスの偏りが見えてきました。健康や美容のイメージが強いプロテインですが、取り入れ方を間違えると思わぬ不調につながることも。管理栄養士の視点から、その理由と適切な摂り方を解説します。

美容とダイエットの味方のはずが…プロテインが習慣になった日常

「せっかくなら、ちゃんと続けていきたいんです」
そう話してくれたのは、美容とダイエットを目的にプロテインを取り入れ始めた26代女性のMさん(仮名)。

きっかけは、SNSやインフルエンサーの発信。「プロテイン=キレイに痩せるための定番アイテム」というイメージで、軽い気持ちでスタート。さらに、通い始めたジムで割安に購入できたことも後押しとなり、生活の中に自然と組み込まれていきました。

最初は運動後の1杯だけだったものが、間食代わりや、時間がない日の食事代わりにも。

「お菓子を食べる量が減りました!」「腹持ちもよくて気に入っています」と話してくれました。

実際、プロテインはタンパク質を手軽に補える便利なアイテムです。忙しい日や食事が偏りがちなときには、うまく活用することで栄養補給の助けになります。

ただこの時点では、ご本人も「何か問題がある」とは感じていませんでした。体にいいものを取り入れているという安心感と、なんとなく続いている習慣。その積み重ねが、少しずつ体の変化として現れ始めていたことには、まだ気づいていなかったのです。

痩せない理由と、ふと気になり始めた“におい”の違和感

「思ったより体重が減らないんです」と、食事相談の中で不安そうな表情のMさん。

プロテインも取り入れて、運動もしている。それなのに、最初の頃のようにスムーズに落ちていかない。むしろ少し停滞しているような感覚がある、ということでした。

ダイエット経験者なら誰しも経験がある状態のように話を伺っていましたが、彼女は少し言いにくそうに、こう続けました。

「あと…ちょっと気になってることがあって」そして、少し間を置いてから、「私、匂います?」と。

同じ女性ということもあり、打ち明けてくれたのだと思います。最近、体臭や口臭がなんとなく気になる場面が増えたとのこと。マスクの中や、ふとした瞬間に「今、大丈夫かな」と不安になることが増えたようです。

そこで、食事内容を詳しく確認していくと見えてきたのが、タンパク質に大きく偏った食生活です。

朝はプロテイン、間食もプロテイン、運動後にももう1杯。さらに食事では鶏むね肉やゆで卵など、高タンパクなメニューを意識してとっています。一方で、炭水化物や脂質はかなり控えめで、野菜や発酵食品も少ない状態でした。

一見すると「かなり意識が高い食事」に見えますが、実際にはプロテインを含めたタンパク質の“摂りすぎ”と、栄養バランスの偏りが起きていたのです。

バランスが崩れていることが原因かもしれない、と伝えると

「体にいいと思って続けていたのに…」その言葉の通り、良かれと思っていた習慣が、少しずつ体の違和感として現れ始めていました。

なぜ“におい”と“痩せにくさ”につながる?プロテインの正しい取り入れ方

なぜ、タンパク質の摂りすぎや偏りが「痩せにくさ」や「におい」につながるのでしょうか。

まず、「痩せにくさ」という部分について。大前提としてプロテインは低糖質低脂質でも、しっかりとカロリーはあります。食事に加える形で1日2〜3回飲めば、トータルの摂取エネルギーは増え、「足し算のダイエット」になりがちです。

次に「におい」の部分について。タンパク質を摂りすぎると分解しきれなかった成分が腸内で悪玉菌のエサとなり、アンモニアなどのにおい物質が発生します。これが体臭や口臭として現れることがあります。さらに食物繊維不足も重なると、腸内環境はより乱れやすくなります。

今回のMさんの場合も、野菜不足による食物繊維不足に加え、タンパク質の過剰摂取が重なり、においを自覚しやすい状態になっていたと考えられます。

整え方はシンプルです。プロテインは“補助”と考え、1日1回程度に。基本は食事から、主食・主菜・副菜をそろえ、野菜や発酵食品も意識して摂るように指導しました。

Mさんも取り入れ方を見直したことで、においの不安が軽減し、腸内環境も改善。すると体重もゆるやかに減少し目標に近づけることができました。

体にいいものも、“取り入れ方次第”で悪影響がでることもあります。プロテインは上手に取り入れれば味方にもなりますが、使い方を間違えると遠回りになることもあります。だからこそ大切なのは、「何を摂るか」だけでなく「どう摂るか」。その視点を持つことが、きれいに、そして無理なく続くダイエットへの近道です。

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