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【韓国料理】体をいたわる韓国のおやつレシピ!甘いおこわ「薬飯(ヤッパプ)」と「なつめ茶」の作り方を李映林さん&コウ静子さん親子に教わります【李家の日々ごはん】

  • 2026.2.25

毎日食べたくなる、季節に寄り添ったごはんを、「薬食同源(食べることは心と体を育む)」の考え方をもとに料理を提案する、料理家の李映林さん、コウ静子さん親子に教えてもらいました。今回は、「薬飯(ヤッパプ)」のレシピをご紹介します!

韓国の伝統的な料理でお茶の時間をゆっくり楽しむ

「韓国では旧正月後にはじめて迎える満月の日(旧暦の1月15日)を〝テボルム〟といい、無病息災や豊作を祈ります。テボルムに食べるメニューには、五穀飯(もち米、黒豆、小豆、あわ、きびなどを混ぜて炊いたもの)や干し野菜のナムル、薬飯(甘いおこわ)、プロム(殻がかたい木の実)などがあり、そのなかで今回は薬飯をご紹介。

調味にカラメルやしょうゆ、ごま油などを使うことで、香ばしい風味や塩味を感じる上品な甘さに仕上げています。さらにドライフルーツや栗を足せば、味わいが単調にならず、食感もいいアクセントに。薬飯はお茶菓子としてもよく作る1品で、寒い時季には〝なつめ茶〟と合わせることが多いです。

なつめには体を温めてリラックスさせる効果もあるので、寒さでこわばった体を薬飯となつめ茶でほっと癒やしてあげてください」

主食 薬飯(ヤッパプ)

もち米は蒸している途中で水をかけると、芯が残らずにやわらかく仕上がります。
ほろ苦いカラメルで甘みをつけることで、甘くなり過ぎず、奥深いおいしさに。

材料(作りやすい分量)

・もち米…2合
・なつめ(乾燥)…6個
・栗の甘露煮(市販品)…6個
・ドライフルーツ(カレンツ、ブルーベリー、ワイルドブルーベリー)…30g
・松の実(ローストタイプ)…適量 【A】
・きび砂糖、黒糖…各30g
・水…大さじ2 【B】
・しょうゆ…大さじ2
・はちみつ…大さじ1
・ごま油…小さじ1
・シナモン(パウダー) …小さじ1/2

作り方

  1. もち米はといでざるに上げ、水気をきる。ボウルに入れて水360㎖(分量外)を注ぎ、1時間ほど浸水させる。ざるに上げ、水気をきる。
  2. 鍋に湯を沸かす。大きめのさらしを水でぬらして水気を絞り、せいろに敷く。もち米を広げて入れ、さらしで包んでふたをする。湯を沸かした鍋にせいろをのせ、強火にして35分ほど蒸す。途中、蒸しはじめて10分後と20分後にそれぞれ水1/2カップ(分量外)をまわしかける(a)。
  3. なつめはよく洗い、ざるに上げて水気をきる。キッチンばさみで縦に切り込みを入れ、種を除いて縦4等分に切る。栗はぬるま湯でさっと洗い、ざるに上げて水気をきる。
  4. 2が蒸し上がる5~10分前に、小鍋に【A】を入れて混ぜ、強めの中火で熱して煮立たせる。砂糖が溶けてとろっとしてくるまで煮詰め、火を止めて熱湯大さじ1(分量外)を加えて混ぜる。
  5. 【B】は混ぜ合わせる。大きめのバットにもち米を取り出して広げ、4をまわしかける(b)。全体になじむまで混ぜ、【B】を加えて混ぜ合わせる(c)。なつめ、ドライフルーツを加え、混ぜ合わせる。
  6. 2の鍋に再度湯を沸かす。再度2のさらしをせいろに敷き、5を広げて入れる(d)。ふたをしてさらしでふたごと包み、湯を沸かした鍋にせいろをのせる(e)。強火にして25分ほど蒸し、大きめのバットに取り出して広げ、栗を加えてさっと混ぜる。粗熱を取り、器に盛って松の実をのせる。

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飲み物 なつめ茶

なつめは皮がかたいので、果肉をざるでこしながら種と一緒に除き、なめらかな口当たりにしましょう。手間暇かけて作ることが飲む人への心配りになりますよ。

材料(作りやすい分量)

・なつめ(乾燥)…150g 【下準備】
・なつめ(乾燥)1個(分量外)は縦に切り込みを入れて開き、種を除く。手前からくるくるとしっかり巻いてくっつけ※、薄切りにして飾り用にする。
※なつめを巻いてもくっつかない場合は、ラップでしっかり巻いてしばらくおき、密着させる。

作り方

  1. なつめはよく洗い、ざるに上げて水気をきる。キッチンばさみで縦に1~2か所切り込みを入れる。ボウルに入れて水をたっぷり注ぎ、1時間ほどおく。
  2. 大きめの鍋になつめを浸していた水ごと入れ、強火で熱する。煮立ったら弱めの中火にし、1時間ほど煮る。途中、水が少なくなってきたら水適量(分量外)を足し、アクが出たら除く。
  3. 2をざるでこし、なつめと煮汁に分ける。なつめを別のボウルに入れてすりこ木でつぶし(a)、煮汁を加えて混ぜる(b)。再度ざるでこし(c)、なつめの粗熱を取る。なつめの果肉と煮汁が混ざったものは残しておく。
  4. ざるの上で、再度すりこ木でなつめを軽くつぶす(d)。清潔なビニール手袋をした手でなつめをもみ混ぜながら皮と種を除き、果肉をざるでこして残しておいた3の煮汁に加える(e)。ざるの上に皮と種だけが残るまでこの作業を繰り返し(f)、もみ混ぜている途中で水気がなくなってきたら、そのつど水適量(分量外)をまわしかける。
  5. 鍋になつめの果肉と煮汁が混ざったものを入れ、中火で熱する。混ぜながら煮立たせ、カップに注いで飾り用のなつめをのせる。

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e

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料理/李 映林、コウ静子 撮影/福尾美雪 構成・文/中田裕子

※素敵なあの人2026年3月号「食べて元気になる! 李家の日々ごはん vol.77」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

教えてくれた人 コウ静子さん

料理家、国際中医薬膳師。薬膳や韓国料理をベースにした、滋味深いレシピ提案が好評で、『季節に寄り添う韓国茶』(グラフィック社刊)などの著書も多数。

教えてくれた人 李 映林さん

料理家。韓国・済州島出身。幅広い知識と経験による、愛情たっぷりの料理にファンも多い。著書に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社刊)。

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